救急隊が搬送先の病院誤る 秋田県由利本荘市消防本部
[救急隊が搬送先の病院誤る 由利本荘市消防本部]
(秋田魁新報 2011年2月23日)
由利本荘市消防本部の救急隊が、急病の鳥海地域の男性(80)を、家族に
搬送先として伝えた病院でなく、誤って別の病院に運んでいたことが22日
分かった。
救急隊到着時に心肺停止状態だった男性は、本来の搬送先の病院で死亡が確認
された。
行き先変更による移動に4分かかっており、報告を受けた県メディカル
コントロール協議会本荘由利地域協議会がタイムロスと男性の死亡に因果
関係があるかどうか検証している。
同消防本部によると、17日午前3時50分、自宅で倒れた男性の妻から119番
通報があり、矢島消防署と鳥海分署の救急車が出動した。
同4時9分に途中合流した矢島消防署の救急救命士(34)は、同消防署経由で
同市の本荘第一病院にかかりつけ医がいると聞き、鳥海分署の救急車で
同病院に搬送することを決め、同病院に連絡した。
しかし気道確保や心臓マッサージなどに当たっていたこの救命士は、救急隊長
(34)や運転の消防士(24)に明確に搬送先を伝えず、救急隊長らは
行き先を、搬送件数の多い同市の由利組合総合病院と思い込んだという。
同4時56分、同病院の敷地に入ったところで救命士が誤りに気付き、本荘
第一病院への搬送を指示。
同5時に到着したが、男性は39分後、死亡が確認された。
矢島消防署長らが同日、男性の家族に搬送先誤認について謝罪した。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110223b