[刺激で脳機能維持 解明  血中からホルモン取り込み]

(共同通信  2010年9月11日)


運動や学習などで刺激を受けた脳の部位に、神経保護作用のあるホルモンが
血液中から取り込まれる仕組みを、征矢英昭筑波大教授、西島壮首都大学東京
助教と、スペイン研究機関のグループが解明した。

脳の活性化が脳機能を維持し、はぐくむことを分子レベルで証明。
アルツハイマー病の予防などにつながると期待される。


「IGF1」と呼ばれるこのホルモンは主に肝臓でつくられ、脳神経系では
血管の成長や神経細胞をつくる作用がある。

血液中から脳内に運ばれることは知られていたが、ホルモンが自由に通過
できない「血液脳関門」と呼ばれる防御システムをどうくぐり抜けるのか不明
だった。


研究グループは、ラットの血液にIGF1を投与した後、ひげを刺激し、関係
する大脳皮質を活性化させる実験を行い、活性化した部位ではIGF1が増えた
ことを確認した。


IGF1はほかのタンパク質と結合して巨大な分子を構成しているが、神経の
活動が活発になると、血管に付着する酵素の一種が活性化してこの巨大分子を
分解。
IGF1が血液脳関門を通過するのを助けることを突き止めた。


http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100910t11039.htm

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