自画像が隠された摂食障害を描き出す
- 2011年 2月 16日
- カテゴリー : 摂食障害 . 神経性大食症・過食症 . 神経性無食欲症・拒食症
- コメントを書く
[自画像が隠された摂食障害を描き出す]
(HealthDay News 2011年2月16日)
女性の描いた自画像が摂食障害の診断に有用である可能性が、新しい研究に
よって示唆された。
無食欲症(anorexia)あるいは大食症(bulimia)の女性が描く自画像は、
摂食障害のない女性のものと異なる特徴を持つという。
イスラエル、ハイファ大学のRachel Lev-Wiesel氏らによる今回の研究は、
無食欲症または大食症の女性36例、摂食障害のない女性40例を対象とした
もの。
被験者の半数は過体重、半数は正常体重であった。
被験者に自画像を描いてもらった結果、4つの領域においていくつかの
群間差がみられた:
・無食欲症または大食症の女性は自分の首をより太く描くか、
首を途中までしか描かない、もしくは首を描かない傾向があった。
・無食欲症または大食症の女性のほうが口を強調した。
・摂食障害の女性は大腿部をより太く描くことが多かった。
・無食欲症または大食症の女性の自画像は足を描かない、もしくは
足を途中までしか描かない傾向があった。
また、無食欲症の女性は大食症の女性に比べて、自画像に胸部を描かず、
ボディラインがより不明瞭であり、用紙の大きさに対して小さな絵を描く
傾向が強かった。
Lev-Wiesel氏は「摂食障害の女性は通常、専門のセラピストに対してさえも
異常な状態を隠しがちである。自画像を描いてもらうなどの言葉を用いず、
かつ押し付けがましくない手段は創造的な絵画(芸術)療法の重要なツールに
なりうる」と述べている。
研究結果は、医学誌「精神療法におけるアート」に掲載された。
http://www.healthdayjapan.com/