アセトアミノフェンはティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連
[タイレノールの使用はティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連]
(HealthDay News 2010年8月13日)
タイレノールとして最もよく知られる解熱鎮痛薬「アセトアミノフェン」
(*日本国内で販売されている製品は、含有量、用法・用量が国外の製品とは
異なる)を定期的に使用している世界各地のティーンでは、使用経験がない
者に比べて喘息を有する可能性が2倍以上であることが、新しい研究で
示された。
また、同薬の使用は、青年期の湿疹や鼻結膜炎、アレルギー性鼻充血(鼻閉)
のリスク増大とも関連していた。
ニュージーランド医学研究所 Medical Research Institute(ウェリントン)
内科教授のRichard Beasley博士らによる今回の研究では、「小児期における
喘息とアレルギー性疾患に関する国際研究」に参加した50カ国の13~14歳の
小児32万3,000人近くが、アセトアミノフェンの使用、喘鳴、鼻閉、再発性の
痒みを伴う発疹の既往に関する質問票に回答した。
“中頻度”使用者は前年に1回以上、“高頻度”使用者は前年に月1回以上の
同薬の服用を報告した小児とした。
研究の結果、高頻度使用者の喘息リスクは使用歴のない小児のほぼ2.5倍で、
中頻度使用者では43%高かった。
鼻結膜炎を有する可能性も高頻度使用者は2倍以上で、中頻度使用者は
リスクが 38%高かった。
湿疹は、高頻度使用者ではリスクが99%、中頻度使用者では31%増大した。
また、使用頻度と喘息症状の重症度との関連も示され、高頻度使用者では
重症の喘鳴で睡眠が妨げられ、発話能力が制限される可能性が2.75倍で
あった。
Beasley氏は「因果関係を仮定することはできないが、大きく異なる
コミュニティ、疾患や生活習慣のパターンにおいても関連がみられた。他の
すべての研究と合わせると懸念がある」と述べている。
研究結果は医学誌「呼吸器・クリティカルケア医学」オンライン版に8月13日
掲載された。
(印刷版にも掲載予定)
アセトアミノフェンと喘息との関連は、同誌に掲載されたエチオピアの小児を
対象とした別の研究でも認められたが、湿疹との関連は認められなかった。
米コロンビア大学(ニューヨーク)のMatthew Perzanowski氏は「これら
2件の研究は、アセトアミノフェンと喘息やおそらく他のアレルギー性疾患が
関連するという増加しつつあるエビデンス(科学的根拠)にさらに寄与する
ものである」という。
タイレノールを製造しているマクネイル・コンシュマーヘルスケア社は、
アセトアミノフェンと喘息の因果関係を示す前向き無作為化対照試験がない
点を指摘。
別の専門家は、それでも同薬の使用制限はおそらくよい考えであるとして
いる。
http://www.healthdayjapan.com/
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