[消費者庁:アレルギー患者が食べられる卵で注意喚起]

(毎日新聞  2010年10月30日)


消費者庁は29日、「アレルギー患者が食べられる」とうたった卵について、
アレルギー症状を防ぐ科学的証明がなく、生命にかかわる可能性があると
して、専門医の指導でない限り食べないよう患者に注意喚起した。

販売業者には食品衛生法に違反する恐れがあるとして各地の保健所が指導して
おり、誇大表示をやめなければ回収命令も検討する。


「アトピーが出ない」などと宣伝した卵販売サイトは今年1月に約10件、
9月に6件確認された。
「卵アレルギーだった息子も食べられるようになった」と体験談を載せる
サイトもあった。


業者は「餌や育て方を工夫した」と主張する。
しかし卵アレルギーの原因は主要成分の卵白アルブミンなどで、消費者庁は
「主要成分のない卵はあり得ない」とする。


アレルギーの治療として卵を少量食べさせる「減感作療法」では、時に呼吸
困難を起こすこともある。
消費者庁は「医師の立ち会いのないまま卵を摂取するのは生命にかかわる
危険がある」と注意を呼びかけている。
【山田泰蔵】


http://mainichi.jp/select/science/news/20101030k0000m040011000c.html