ヒトゲノムプロジェクトとは
- 2000年 6月 26日
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[ゲノムプロジェクト]
(Wikipedia)
ゲノムプロジェクトとは、シークエンシングによって生物のゲノムの全塩基
配列を解読しようとするプロジェクト。
当初はヒトをはじめ、マウスや線虫などのモデル生物が主な対象であったが、
多くの生物種に対象は拡大しつつある。
各国の公的研究機関がチームを組んでプロジェクトを進行させるケースが
多いが、イネや小麦などの主要農産物については企業による解読もなされた。
塩基配列情報は重要なものではあるが、それだけでは生物の理解には不十分で
あり、遺伝子領域や制御領域の認識、それらの役割の解明などを進めていく
ことが望まれる。
これらの研究を「ポストゲノム」と総称する。
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[ヒトゲノム計画]
(Wikipedia)
ヒトゲノム計画は、ヒトのゲノムの全塩基配列を解析するプロジェクト。
1953年の「DNAの二重らせん構造」の発見から50周年となる2003年に完了
した。
プロジェクトは、各国のゲノムセンターや大学などによる国際ヒトゲノム配列
コンソーシアムによって組織され、これまでにワーキング・ドラフトを
発表し、現在もその改良版の発表が継続して行われている。
解読されたゲノムは、NCBIやUCSC、及び Sanger Centerなどの研究機関で
参照することができる。
<歴史>
このプロジェクトは1990年に米国エネルギー省と米国厚生省によって30億
ドルの予算が組まれて発足し、15年間での完了が計画されていた。
発足後、プロジェクトは国際的協力の拡大と、ゲノム科学の進歩(特に配列
解析技術)、及びコンピュータ関連技術の大幅な進歩により、ゲノムの
下書き版(ドラフト)を2000年に完成した。
このアナウンスは2000年6月26日、ビル・クリントン米国大統領とトニー・
ブレア英国首相によってなされた。
これは予定より2年早い完成であった。
完全・高品質なゲノムの完成に向けて作業が継続されて、2003年4月14日
には完成版が公開された。
そこにはヒトの全遺伝子の99%の配列が99.99%の正確さで含まれるとされて
いる。
プロジェクトが加速したもう1つの理由としてセレラ・ジェノミクス社による
商業的なヒトゲノムプロジェクトの存在がある。
この企業はショットガン・シークエンシング法という新しい方式で
シークエンシングを行い、新たに発見された遺伝子を特許化しようとした。
しかしこれは公的資金によって進められているヒトゲノムプロジェクトと
拮抗してしまうことから、調整を図る為にバミューダで会議が開かれることと
なり、作成されたデータについては作成から 24時間を基本として全て公開
して全ての研究者が自由に利用できるようにするという項目を含む、
「バミューダ原則」(1996年2月)という形で合意が成された。
最終的には、このような競争はプロジェクトにとって非常に良いものであった
ことが証明されたといえる。
<プロジェクトのゴール>
HGPの目標は30億塩基対の高品質な配列を決定するだけでなく、この巨大な
データに含まれる遺伝子を見つけることも重要である。
プロジェクトの予備調査では約22,000遺伝子が存在するとされているが、この
数は多くの研究者の予測よりも遥かに少なかった。
ヒトゲノムプロジェクトのもう1つのゴールはより高速かつ効率的なDNA
シークエンシング法を開発し、それを産業化に向けて技術移転することに
ある。
今日、ヒトのDNA配列情報はデータベースに蓄積され、インターネットを
介して誰でも利用することができる。
ただし、これらのデータは何らかの解釈を加えなければほとんど利用価値が
無いことから、これらのデータを解析するコンピュータ・プログラムが数多く
開発されている。
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[ヒトゲノムプロジェクトにおける日本の役割]
(msn エンカルタ百科事典)
解読をおこなった国別の比率は、
・アメリカ 約59%
・イギリス 約31%
・日本 約6%
・フランス 約3%
・ドイツ 約1%
・中国 約1%
となっている。
日本は米英につづく3番手として貢献したが、熾烈な研究競争に出おくれた
感はいなめない。
日本においては、1991年に東京大学医科学研究所(東京・白金)に大型
コンピューターを設置した「ヒトゲノム解析センター」を開設するなど、
文部省(当時)や科学技術庁による研究が本格化した。
1998年1月には理化学研究所のゲノム科学総合研究センターが発足し、慶応
義塾大学分子生物学教室とともに、「国際ヒトゲノムコンソーシアム」の
一員として、21番染色体と22番染色体の解読に参加した。
2000年5月までに全塩基配列の約7%の読み取りを行った。
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