カテゴリー : 精神科領域

過食症・拒食症:女子中学生の2%、予備軍は数倍

[摂食障害、100人に2人 女子中学生「予備軍は数倍」]

(共同通信  2011年3月2日)


女子中学生の100人に2人は専門医の治療や指導が必要な摂食障害と推計
されることが1日、厚生労働省研究班の初の大規模調査で分かった。

調査した国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の小牧元・心身医学
研究部長は「予備軍はこの数倍はいるだろう。ダイエットをよしとする風潮が
子どもを危険にさらしている可能性もある」と指摘。


摂食障害は、自覚がなく治療が難しいケースが多く、きちんと食べるよう
教える予防策や、専門機関によるサポート体制の充実が求められそうだ。


調査は2009~2010年、関東と中国地方の計2都市の36中学校に通う
約8千人を対象に実施。
国際的な標準に基づき、体形や食事への意識など28項目を尋ね、5,161人
(女子2,604人、男子2,557人)から有効回答を得た。

その結果、女子の1.9%、男子の0.2%が、身体だけでなく心の問題にも対応
できる専門の医師の下で治療や指導を受ける必要がある摂食障害と判断
された。

痩せることを目的にした行為(4週間に2回以上)をみると、
  「下剤を使った」は女子1.1%、男子0.7%
  「口に手を突っ込むなどして吐いた」は女子1.4%、男子0.9%
  「食事を抜いた」は女子3.6%、男子2.6%
  「過度の運動をした」は女子6.8%、男子3.8%
だった。


http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030101000651.html   


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・「自画像が隠された摂食障害を描き出す

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うつ治療を問う(5)針や歯科治療で回復

[うつ治療を問う(5)針で回復 診断は本当か]

(読売新聞  2011年3月1日)


東京都の50歳代の女性会社員は5年前、精神科でうつ病と診断された。
きちょうめんな性格が管理職になって強まり、部下の仕事に細かく口を挟んだ
結果、職場で孤立したことが心の不調のきっかけだった。
薬物治療を受けたが、仕事への意欲は戻らず、休みがちになった。
抗うつ薬や抗不安薬、抗精神病薬が増えていった。

3年前のある朝、頭が前に傾いたまま上がらなくなった。
整形外科の検査では骨や筋肉に異常はなく、診察した医師は「精神科の薬の
影響」とみた。

「首の筋肉をほぐしたら楽になるのでは」
知人に勧められ、針きゅう院の蓬治療所(東京都杉並区)へ行った。
所長の戸ヶ崎正男さんは、背中などのツボに温きゅうを施し、首などに浅く
針を刺した。
数回通うと、頭が上がるようになった。
以後も「心身の心地よさ」を味わうため、定期的に通った。
次第に活力が戻り、薬に頼る気持ちが薄らいだ。
今では薬はほとんど必要なく、職場の人間関係も修復して、元気に仕事をして
いる。


東洋鍼灸専門学校(東京都新宿区)副校長の松田博公さんは「針きゅうには
心身をリラックスさせる効果はあるが、精神疾患を治すわけではない。ただ
最近は、心の不調を安易にうつ病と診断するケースが増えているためか、
針きゅうで良くなる『うつ病』が目立つ」と話す。



歯科治療が回復のきっかけになった人もいる。
東京都の40歳代の主婦は4年前、ひどい頭痛や肩こりから、不眠、意欲低下に
陥り、精神科でうつ病と診断された。
薬は効かず、孤立感が強まり、発作的に電車に飛び込もうとしたことも
あった。

昨年、歯科で虫歯の治療を受け、全ての歯でしっかりかめるようになると、
頭痛や肩こりが減った。
心が晴れやかになり、間もなく精神科の治療が必要なくなった。
治療した歯科医は「虫歯などで片側の歯でばかりかむと、頭や首の筋肉が緊張
して痛みが出ることがある。痛みに対処しただけで、うつ病を治したわけでは
ない」と語る。

神奈川歯科大(横須賀市)教授の小野塚實さんは「ガムなどをかむと、
ストレスが減ることは証明されている。しかし、うつ病が歯科治療で回復する
とは考えにくい」と話す。


針きゅうや歯科治療でよくなる「うつ病」は、本当にうつ病なのだろうか?
安易な診断、薬物治療の見直しが求められている。

(佐藤光展)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37466   




自画像が隠された摂食障害を描き出す

[自画像が隠された摂食障害を描き出す]

(HealthDay News  2011年2月16日)


女性の描いた自画像が摂食障害の診断に有用である可能性が、新しい研究に
よって示唆された。
無食欲症(anorexia)あるいは大食症(bulimia)の女性が描く自画像は、
摂食障害のない女性のものと異なる特徴を持つという。


イスラエル、ハイファ大学のRachel Lev-Wiesel氏らによる今回の研究は、
無食欲症または大食症の女性36例、摂食障害のない女性40例を対象とした
もの。
被験者の半数は過体重、半数は正常体重であった。

被験者に自画像を描いてもらった結果、4つの領域においていくつかの
群間差がみられた:

 ・無食欲症または大食症の女性は自分の首をより太く描くか、
  首を途中までしか描かない、もしくは首を描かない傾向があった。

 ・無食欲症または大食症の女性のほうが口を強調した。

 ・摂食障害の女性は大腿部をより太く描くことが多かった。

 ・無食欲症または大食症の女性の自画像は足を描かない、もしくは
  足を途中までしか描かない傾向があった。

また、無食欲症の女性は大食症の女性に比べて、自画像に胸部を描かず、
ボディラインがより不明瞭であり、用紙の大きさに対して小さな絵を描く
傾向が強かった。


Lev-Wiesel氏は「摂食障害の女性は通常、専門のセラピストに対してさえも
異常な状態を隠しがちである。自画像を描いてもらうなどの言葉を用いず、
かつ押し付けがましくない手段は創造的な絵画(芸術)療法の重要なツールに
なりうる」と述べている。

研究結果は、医学誌「精神療法におけるアート」に掲載された。


http://www.healthdayjapan.com/    




ショパンが見た幻覚、原因はてんかん?

[ショパンが見た幻覚、原因はてんかん 研究結果]

(AFPBB News  2011年1月25日)

発信地:パリ/フランス

【1月25日 AFP】
ロマン派音楽の巨匠、フレデリック・ショパン。
愁いを帯びた青白い顔、死について思い悩む姿、現実世界の拒絶は恋人で
作家のジョルジュ・サンドの描写でもおなじみだ。
時々身の毛もよだつ幻影に苦しめられていたとも記されている。

だが、このような症状は芸術家のロマンチックな苦悩から生じたのではなく、
身体的疾患に原因があったとする論文を、スペインの2人の神経学者が24日の
英国医師会(BMA)の医学誌「Medical Humanities」に発表した。


<しばしば「夢を見ているような気分に」>
スペイン北西部ルーゴにあるセラル・カルデ病院のマヌエル・バスケス・
カルンチョ氏とフランシスコ・ブラナス・フェルナンデス氏は、ショパンが
書いた手紙や言い伝えなどを丹念に検討した。

ショパンは1848年、英マンチェスターでのコンサートで、ピアノを弾いて
いた最中に突然部屋を飛び出し、しばらくしてから戻って続きを弾いたと
言われている。

また、ジョルジュ・サンドの娘に宛てた手紙で、「ピアノの中から呪われた
生き物が出てきた。恐ろしかったよ」と書き記していた。
ジョルジュ・サンドとショパンの教え子の1人は、「ショパンは時たま何かの
発作に襲われた。大きく目を見開き、髪の毛は文字通り逆立っていた」と証言
している。

ショパン本人も、自分はしばしば「空想世界」に入り込み、夢を見ている
ような気分になると告白している。


<「側頭葉てんかん」だった?>
カルンチョ氏らは精神医学の見地から、考えられる疾患を絞り込んでいった。

まず、幻聴の症状が無いことから、統合失調症ではないと判断された。

幻覚が数秒から数分と短時間であることから、通常30分程度の幻覚を伴う重い
片頭痛の可能性も排除された。
頭痛はないが幻覚を伴うタイプの片頭痛もあるが、これは50歳以上で典型的に
見られる症状で、ショパンは呼吸器疾患によって39歳の若さで亡くなって
いる。

視覚障害を伴うシャルル・ボネ症候群についても、ショパンが目を患っていた
ことを示す証拠はないため、除外された。

ショパンはいくつかの身体的問題を緩和するためアヘンを服用していた。
だが、彼の幻覚は、アヘンによる幻覚とは種類の異なるものだった。
さらに、幻覚はアヘンを服用する何年も前から経験していた。


以上から、「側頭葉てんかん」の可能性が浮上した。
症状は、まさにショパンが経験したような短時間の幻覚で、夢の中で周囲の
世界と遮断されていくような感覚を味わう。
このような感覚はジャメヴ(未視感)とも呼ばれる。
ただし、ショパンが急に眠気に襲われたり、意識がなくなったという記述は
見当たらない。


カルンチョ氏らは、ショパンの時代、てんかんについてはほとんど知られて
おらず、てんかんの可能性が医師に見過ごされていた可能性があると指摘
する。

なお、2人はてんかんという結論は「あくまでも推論」としながらも、
「ロマンチックに描かれた伝説的人物から真実を切り離し、ショパンとその
人生をより良く理解するための新たな光明をもたらした」と自負している。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2783371/6725366   




COPD/2 医師にも低い認知度

あなたの処方箋:/69 COPD/2 医師にも低い認知度

(毎日新聞  2011年1月18日)


宮城県利府町に住む菅田方南さん(68)は2006年ごろから、かぜが治った
後もたんが出続けることが気になっていた。
2009年秋ごろからは、就寝時に息苦しさを感じるようになり、その頻度は
次第に増していった。

2020年夏に呼吸のしにくさを自覚し、仙台市の病院の人間ドックを受診
した。
肺活量測定や胸部エックス線撮影の結果、医師は「正常と病気の境界ぐらい。
かぜだけはひかないように」と説明し、薬の処方はなかった。

しかし症状はその後も改善しなかった。
「ほかの病気では」と心配になり、独力で調べた日本医科大呼吸ケア
クリニック(東京都千代田区)で、木田厚瑞教授(呼吸器病学)の診察を
受けた。
肺機能検査の結果、「軽度の慢性気管支炎に肺気腫を合併したCOPD(慢性
閉塞性肺疾患)」と診断された。

現在は月1回、宮城県多賀城市の呼吸器クリニックに通い、気管支拡張の
吸入薬の処方を受けている。
「呼吸も楽になったし、病名が分かったことで気持ちも落ち着いた」と
菅田さんは話す。


菅田さんの場合のように、かかりつけの地域の開業医でCOPDが見逃される
例は少なくない。
その理由について木田教授は「医師にCOPDの知識がないため、高血圧などの
循環器系疾患と診断してしまうケースが多い。肺機能検査に使う機器
『スパイロメーター』も普及していない。機器があっても使えない医師も
多い」と指摘する。


菅田さんは喫煙歴48年。
「COPDと診断されて禁煙したが、少しずつ悪化し、数十年後に発症する
ことをもっと早く知っていればと後悔している。喫煙歴のある人に毎年肺機能
検査をするなど、この病気の怖さが伝わる体制を作ってほしい」と話す。


http://mainichi.jp/life/health/news/20110118ddm013100019000c.html  






COPD/1 喫煙による肺の生活習慣病

[あなたの処方箋:/68 COPD/1 喫煙による「肺の生活習慣病」]

(毎日新聞  2011年1月17日)


札幌市のイベント会場に昨年10月、高さ5メートル、幅55.8メートルの
巨大な肺の模型が登場した。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発のため、製薬会社が製作し、ギネスにも認定
された。
正面はピンク色だが、裏側に回ると、組織が壊れ、どす黒く変色した状態に。
一目瞭然の病変は、来場者の度肝を抜いた。


私たちの呼吸は、のどの奥にある気管支が細気管支へと枝分かれし、先端に
ある肺胞という組織で酸素と二酸化炭素を交換して成立している。

COPDは、細気管支や肺胞が炎症を起こし、呼吸機能がゆっくりと低下して
いく病気だ。
せきやたんが毎日のように続き、次第に呼吸が困難になっていく。

従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれていた疾患をまとめて、2001年に国際
ガイドラインに明記された。
患者の90%以上は喫煙が原因とされ、長期の喫煙習慣が数十年後に発症に
つながる「肺の生活習慣病」ともいわれる。


厚生労働省の調査(2008年)によると、治療中の患者数は17万3,000人。

しかし2001年に、40歳以上の男女を対象に、福地義之助・順天堂大客員教授
らが行った大規模疫学調査で、推定患者数は500万人以上とされ、未治療の
患者が多いことが問題となっている。

2009年の日本人の死亡原因では、全体の10位の約1万5,000人だが、WHO
(世界保健機関)は2020年には世界の死亡原因の3位に上昇すると予想
する。


未治療患者が多い理由の1つが認知度の低さだ。
福地客員教授は「息が切れる人はCOPDの可能性があるが、多くは年のせいと
片付けてしまう。年のせいでは息切れは起こらない。肺がんと同じくらい
恐ろしい病気だ」と指摘する。
(高野聡が担当します)


http://mainichi.jp/select/science/news/20110117ddm013100013000c.html  



若年女性のやせ、国民健康の脅威

[若年女性のやせ、「国民健康の脅威」
               日本成人病(生活習慣病)学会・学術集会]

(医療介護CBニュース  2011年1月17日)


日本成人病(生活習慣病)学会の学術集会が1月15、16の両日、東京都内で
開かれた。

この中で、筑波大大学院の曽根博仁教授(内分泌代謝・糖尿病内科)が、
日本の若年女性の「やせ」傾向について講演。
過度のやせが本人の健康障害に加え、低出生体重児の増加にも関連している
ことを強調し、「若い女性のやせ過ぎは、肥満と同様、国民の健康に対する
脅威となりつつある」と警鐘を鳴らした。

曽根教授は、厚生労働省の国民健康・栄養調査などを基に分析した日本人の
BMIの推移について解説。
全体としては中年男性層を中心に肥満 (BMI≧25)が増えているのに対し、
女性では18歳ごろから20歳代にかけてBMIが減少に転じ、やせ(BMI<18.5)
の傾向が顕著になっていることを説明した。
この傾向は1970年代から見られるようになっており、曽根教授は「世界でも
特異な日本特有の現象。生理学的に不自然な傾向だ」と懸念を示した。

その上で、若年女性のやせがもたらす悪影響について、骨粗鬆症の発症
リスクや総死亡リスクの上昇のほか、将来の生活習慣病の発症リスクが高いと
される低出生体重児(2500グラム未満)の増加などを挙げた。

さらに、やせ願望を持つこと自体にも、自己評価の低下やうつ傾向、過食
などを招きやすいといった危険性がはらむと指摘。
中高生のやせ願望には、メディアだけでなく、自身の体形に不満がある
「やせ志向」の母親の影響が見られるとの研究データを紹介し、「母子双方に
対する保健指導が重要ではないか」とした。

曽根教授は今後、日本で特にやせ志向が強い文化的背景、やせの若年女性の
食習慣なども明らかにした上で、その成果に基づいた食育を推進する必要性に
言及。
「若年女性のやせをファッションとのみ見るのではなく、医療的な問題と
して、われわれ医療者が情報発信していかなくてはならない」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110117-00000002-cbn-soci

幼児期の育児放棄体験と鬱病の因果関係を解析

[山口大、幼児期の育児放棄体験と鬱病の因果関係を解析]

(日経産業新聞  2010年12月22日)


幼児期に育児放棄などを受けた子どもは脳の障害を受け大人になってから
鬱病などを発症しやすくなる仕組みを、山口大学の内田周作助教らが動物実験
から突き止めた。
親から育てられなかったラットは遺伝子に異常が起き、成長してから
ストレスがかかると鬱状態になった。
鬱病のメカニズム解明につながる成果。

米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に掲載された。


ラットの赤ちゃんを、生後直後から2週間まで毎日3時間、母親から強制的に
離して育てた。
その後、生後8週間まで成長したラットを、2週間にわたり毎日2時間拘束
してストレスを与えたところ、意欲がなくなったり嗜好性が変わったりして
鬱状態になった。

通常通り母親が常に育児をしたラットではストレスをかけても鬱状態に
ならなかった。


http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm  


窃盗癖(クレプトマニア):背景に摂食障害

[<窃盗癖>背景に摂食障害・・・受診女性の7割超 病院が調査]

(毎日新聞  2010年12月14日)


衝動的な万引き行為をやめられない「窃盗癖」(クレプトマニア)と過食症
との関係が注目されている。

アルコール依存症などを専門に治療する精神科病院「赤城高原ホスピタル」
(群馬県渋川市)の調査では、窃盗癖で受診した女性の7割以上が過食症
などの摂食障害だった。
ホスピタルの竹村道夫院長は「万引きは犯罪に違いないが、こうしたケース
では再犯を防ぐための治療が必要だ」と話している。
【伊藤一郎】


竹村院長らが2008年1月〜2009年7月にホスピタルと東京都内にある関連の
精神科クリニックで診察した窃盗癖のある男女132人を調査したところ、
女性92人のうち68人(74%)が摂食障害を患っていた。
男性患者で同様のケースは40人中4人(10%)で、女性に顕著な傾向
だった。


神奈川県の女性(21)は高校3年の時、ダイエット感覚で食事制限を始め、
拒食症に。
大学入学後、飲み会が続き「会費を払っているのにもったいない」と考えて
いるうちに逆に過食症になった。
食費に困り、スーパーの試食品を大量に食べて紛らわしたが、店員や他の客
から白い目で見られていることに気付き、万引きに走った。
「食べたい衝動だけが頭を支配して、お金を払うという考えがなくなった。
いつも吐いてから我に返るが、繰り返してしまう」という。
逮捕は3回。
現在、大学を休学して治療に専念している。


関東地方のパート女性(42)は2人目の子供を妊娠した29歳の時、ストレス
から過食しては吐くようになった。
節約のために食品を万引きするようになったが、洋服や雑貨まで盗むように
なった。
「買い物袋がいっぱいになるほど盗まないと気が済まなくなっていた。万引き
するときは、いつも意識が飛んでいた」
3度目の刑事裁判で実刑判決を受け、1年間服役。
出所後、夫や2人の子供と別居した。
「二度としないと決意しても万引きをやめられなかった。服役までしたのに、
今もまたやってしまわないか不安にさいなまれている」という。


女性たちは、入院して医師のカウンセリングを受けたり、患者同士で生い立ち
や経験を告白する治療を続けているが、専門的な治療ができる医療機関は
ほとんどないという。

治療を受けストレスから解放された生活を続けた結果、窃盗癖や過食症が
治ったケースもあるといい、竹村院長は「刑務所より病院で適切な治療を
行う方が有効なケースもある」と話している。



<クレプトマニア>
米国の精神医学会が定めたガイドラインで「他のどこにも分類されない衝動
制御の障害」の章に分類されている疾患。
診断基準として
  ・物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返される
  ・窃盗直前の緊張の高まり
  ・窃盗を犯すときの快感、満足、解放感
など5項目が挙げられている。
日本では「窃盗癖」と訳されるが、金銭目的の単純な常習窃盗犯と区別する
ため「病的な窃盗癖」と訳すべきだとの考えもある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000046-mai-soci   

ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸の併用がうつ病に有効

[ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸の併用がうつ病に有効]

(HealthDay News  2010年12月8日)


オメガ-3脂肪酸のうつ病軽減効果は、ドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサ
ペンタエン酸(EPA)を適切な割合で使用した場合にのみ有効であることが、
新しい研究で示唆され、米マイアミで開催された米国神経精神薬理学会
(ACNP)年次集会で報告された。


米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施された今回の研究で、
米イリノイ大学(シカゴ)精神医学教授のJohn Davis博士らは、うつ病患者の
治療にオメガ-3脂肪酸を使用した15件ほどのプラセボ対照比較試験をメタ分析
した。

その結果、DHAを単独で用いた場合では、うつ病軽減効果は認められない
ことが明らかになる一方で、やや高用量のEPAと組み合わせることにより、
抑うつ症状が改善することが判明した。


うつ病に対するオメガ-3脂肪酸の有効性を検討した過去の複数の研究と最近
行われた無作為化プラセボ対照試験の結果からは、1日800mgのDHA摂取が
妊婦妊娠女性のうつ病予防に有用でないとの結論が得られた。

また、疫学的研究ではDHA不足とうつ病が関連付けられているが、Davis氏は
今回のメタ分析では、研究で抑うつ症状が認められた患者がDHA不足で
あったかどうかは不明であるとしている。
また、抑うつ症状のない被験者ではDHA/EPAによる気分障害の改善は認め
られなかったという。


Davis氏は「EPAをいくらか用いた製剤では常に何らかの抗うつ作用が
あるが、純粋なDHA 製剤には抗うつ作用はない。疑惑の影を残さずこの
ことを証明することはできないと思われるが、多数の二重盲検試験から、
DHA/EPA混合物にはそれ自体、あるいは従来の抗うつ薬と併用しても、
抗うつ特性のあることを示唆するエビデンスが得られた」と述べ、EPAと
DHAを相対的に等量含むものを服用することを推奨している。


米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)精神医学・薬理学教授の
Edythe London氏は、「うつ病患者は魚油サプリメントのみに依存しては
ならない。一貫した知見は、オメガ-3脂肪酸は抑うつ症状のある人の気分を
改善できるということである。ただし、うつ病は非常に重篤な疾患である
ため、抑うつ状態の人は、最も適切な治療コースを決定することができる
メンタルヘルス専門医の評価を受ける必要がある」と述べている。

この知見は学会発表であるため、ピアレビューを受けて医学誌に掲載される
まで予備的なものとみなす必要がある。


http://www.healthdayjapan.com/   



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