[第2の人生に影を落とす!? 肺の生活習慣病COPD]
(ダイヤモンド・オンライン 2010年8月16日)
<こんな症状が出たら要注意!>
世界禁煙デー(5月31日)をきっかけに、禁煙を決意したGさん(41歳)。
タバコの値上がりもさることながら、慢性閉塞肺疾患(COPD)を患う68歳の
父親が「タバコをやめないと、定年後の楽しみが半減するぞ」とため息を
ついたからだ──。
COPDは肺の慢性的な炎症が本態の病気。
長い間に気道や酸素交換を行う肺胞が破壊され、咳や喀痰、階段を上ると
息切れを起こすなどの症状が出る。
特に息を吐き出すことが難しくなる。
口をすぼめて呼吸をすると楽になるので、階段の途中でフーフー息をついて
いたら要注意。
進行すると肺ガン並みのたちの悪さを発揮し、酸素吸入が必要なほど重症化
すると5年生存率は50%に満たない。
いちばんの原因はなんといっても喫煙。
別名「タバコ病」「肺の生活習慣病」と呼ばれるゆえんだ。
もちろん喫煙者すべてがCOPDになるわけではないが、今のところ何が明暗を
分けるかは解明されていない。
自分がはたしてどちらに入るのか、人生初めての1本に火をつけた時点で
賭けに出ているようなものだ。
2008年の患者調査によると国内の患者数は約22万人。
あくまで病院で診断された数値であり、累積喫煙者数を考えると、未受診の
潜在患者は、これを大きく上回ると考えられる。
COPDは病気の進行が遅く、初期症状が風邪や喘息と区別しにくい。
病気を自覚するのは、加齢の影響で症状が強く現れ始める60代以降。
これから悠々自適の生活という矢先に、突如として息切れと咳に行動を制限
されてしまうのだ。
ゴルフや旅行どころか、散歩もままならず、ストレスからうつ病を併発する
ケースも多い。
定年まで一生懸命に働いた結果がこれではなんともやりきれない話だ。
つらい結末を避けるには早めの禁煙しかない。
喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400を超えると、COPDに限らず、
肺ガン、咽頭ガンのリスクがぐっと上昇する。
30〜40代の喫煙者はただちに禁煙するべきだ。
すでに喫煙指数が400をオーバーしている人は言うまでもない。
また40歳以上で喫煙歴がある、あるいは長年、受動喫煙者であった人は
定期的にスパイロ検査を受けること。
息を吐き出す力を計測する検査で、同年代の健康な肺と比較した「肺年齢」も
わかる。
深く息を吸い込んだ後、できるだけ早く息を吐き出した最初の1秒間に、
努力性肺活量の70%以上を吐き切ることができれば正常、70%未満はCOPDが
疑われる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100816-00000001-diamond-bus_all
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[慢性閉塞肺疾患(COPD)]
(Wikipedia)
<概要>
以前「肺気腫」と呼ばれていた疾患と「慢性気管支炎」と呼ばれていた
疾患は、両者が種々の割合で合併することが多く、この2つによる閉塞性
肺疾患を合わせてCOPDと呼ぶようになった。
WHOの試算では、2005年に世界中で年間300万人がCOPDにより命を
落とし、死亡原因の第4位を占めているが、今後10年間でさらに30%増加
すると予測している。
日本では厚生労働省の統計によると、2005年に14,416人(全死亡数の1.3%)
がCOPDにより死亡し、死亡原因の10位、男性に限ると7位を占めている。
<原因>
COPDの最大の原因は喫煙である。
COPD患者の90%は喫煙者であり、非喫煙者に比べて喫煙者ではCOPDの発症
リスクは6倍である。
また喫煙者の約10〜15%がCOPDを発症するが、高齢者に限ると50%近くが
COPDである。
その他の原因として、室内空気汚染(木材や石炭など、調理・暖房用の室内
燃料による)、大気汚染、化学物質や粉塵の吸入、遺伝によるもの(α1-
アンチトリプシン欠損症)、小児期の肺炎・気管支炎などがある。
<症状>
労作時息切れ、咳嗽、喀痰がみられる。
重症になると、呼吸困難、低酸素・高炭酸ガス血症により、意識障害を
おこし、死に至ることもある。
また肺炎、気管支炎をおこしやすく、重症化しやすい。
また、食欲減退により、栄養不足による体力低下や体重減少を引き起こし、
寝たきりに近い状態に陥る場合も見られる。
<治療>
COPDは不可逆的な気道の破壊が生じているため、治癒しない。
禁煙や、薬物療法・酸素療法による症状緩和を行う。
また、食欲減退を起こしている場合は、早急に栄養補給が必要である。
COPDの最大危険因子である喫煙をやめることで、COPDの進行を遅らせ、
生命予後を改善する。
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[アッコ肺気腫で再検査]
(スポーツ報知 2008年8月11日)
歌手の和田アキ子(58)が、10日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」で
人間ドックを受診し、肺気腫と診断され、再検査を受けた。
肺気腫は肺胞が過度に拡張した状態で、息切れやせき、たんなどを伴う。
医師によると、アッコは「慢性中等度閉塞性呼吸不全」で、今後、息が
だんだん続かなくなってくる可能性があるという。
さらに、心臓には動脈硬化があると考えられるという。
狭心症や心筋梗塞の恐れがあることから、禁煙を勧められた。
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[和田アキ子]
(Wikipedia)
ヘビースモーカーで、特に麻雀をやっていた時は1カートン(200本)は
吸っていたという。
これが原因で肺炎になってしまったことがある。
その後、2009年1月11日放送の『おまかせ!』で、2008年8月から禁煙して
いると発言し、2009年の8月に禁煙1年周年を迎えた。
2007年、2008年、2010年と大腸ポリープの手術を受けていることを明らかに
している。
2010年にいたっては8個のポリープを除去するために2回入院したと語って
いる。
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