カテゴリー : アルカロイド

COPD/2 医師にも低い認知度

あなたの処方箋:/69 COPD/2 医師にも低い認知度

(毎日新聞  2011年1月18日)


宮城県利府町に住む菅田方南さん(68)は2006年ごろから、かぜが治った
後もたんが出続けることが気になっていた。
2009年秋ごろからは、就寝時に息苦しさを感じるようになり、その頻度は
次第に増していった。

2020年夏に呼吸のしにくさを自覚し、仙台市の病院の人間ドックを受診
した。
肺活量測定や胸部エックス線撮影の結果、医師は「正常と病気の境界ぐらい。
かぜだけはひかないように」と説明し、薬の処方はなかった。

しかし症状はその後も改善しなかった。
「ほかの病気では」と心配になり、独力で調べた日本医科大呼吸ケア
クリニック(東京都千代田区)で、木田厚瑞教授(呼吸器病学)の診察を
受けた。
肺機能検査の結果、「軽度の慢性気管支炎に肺気腫を合併したCOPD(慢性
閉塞性肺疾患)」と診断された。

現在は月1回、宮城県多賀城市の呼吸器クリニックに通い、気管支拡張の
吸入薬の処方を受けている。
「呼吸も楽になったし、病名が分かったことで気持ちも落ち着いた」と
菅田さんは話す。


菅田さんの場合のように、かかりつけの地域の開業医でCOPDが見逃される
例は少なくない。
その理由について木田教授は「医師にCOPDの知識がないため、高血圧などの
循環器系疾患と診断してしまうケースが多い。肺機能検査に使う機器
『スパイロメーター』も普及していない。機器があっても使えない医師も
多い」と指摘する。


菅田さんは喫煙歴48年。
「COPDと診断されて禁煙したが、少しずつ悪化し、数十年後に発症する
ことをもっと早く知っていればと後悔している。喫煙歴のある人に毎年肺機能
検査をするなど、この病気の怖さが伝わる体制を作ってほしい」と話す。


http://mainichi.jp/life/health/news/20110118ddm013100019000c.html  






COPD/1 喫煙による肺の生活習慣病

[あなたの処方箋:/68 COPD/1 喫煙による「肺の生活習慣病」]

(毎日新聞  2011年1月17日)


札幌市のイベント会場に昨年10月、高さ5メートル、幅55.8メートルの
巨大な肺の模型が登場した。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発のため、製薬会社が製作し、ギネスにも認定
された。
正面はピンク色だが、裏側に回ると、組織が壊れ、どす黒く変色した状態に。
一目瞭然の病変は、来場者の度肝を抜いた。


私たちの呼吸は、のどの奥にある気管支が細気管支へと枝分かれし、先端に
ある肺胞という組織で酸素と二酸化炭素を交換して成立している。

COPDは、細気管支や肺胞が炎症を起こし、呼吸機能がゆっくりと低下して
いく病気だ。
せきやたんが毎日のように続き、次第に呼吸が困難になっていく。

従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれていた疾患をまとめて、2001年に国際
ガイドラインに明記された。
患者の90%以上は喫煙が原因とされ、長期の喫煙習慣が数十年後に発症に
つながる「肺の生活習慣病」ともいわれる。


厚生労働省の調査(2008年)によると、治療中の患者数は17万3,000人。

しかし2001年に、40歳以上の男女を対象に、福地義之助・順天堂大客員教授
らが行った大規模疫学調査で、推定患者数は500万人以上とされ、未治療の
患者が多いことが問題となっている。

2009年の日本人の死亡原因では、全体の10位の約1万5,000人だが、WHO
(世界保健機関)は2020年には世界の死亡原因の3位に上昇すると予想
する。


未治療患者が多い理由の1つが認知度の低さだ。
福地客員教授は「息が切れる人はCOPDの可能性があるが、多くは年のせいと
片付けてしまう。年のせいでは息切れは起こらない。肺がんと同じくらい
恐ろしい病気だ」と指摘する。
(高野聡が担当します)


http://mainichi.jp/select/science/news/20110117ddm013100013000c.html  



受動喫煙による死者、年間60万人

[受動喫煙による死者、年間60万人]

(AFPBB News  2010年11月26日

発信地:パリ/フランス

【11月26日 AFP】
受動喫煙による死者は世界で年間60万人もに上り、その3分の1が子どもだと
指摘する報告が26日、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」発表
された。
これは、同年の全世界の死者の1%に相当するという。

全世界を対象とした調査結果が明らかにされたのは今回が初めて。


個人の嗜好からくる生活習慣病とは異なり、受動喫煙の被害者は他人、特に
自分の家族の不健康な習慣によって、究極の犠牲を強いられているといえる。


192か国・地域を対象とした最新の調査データは2004年のもので、世界の
非喫煙者のうち子どもの40%、女性の35%、男性の33%が受動喫煙に
さらされていた。

受動喫煙によって死亡した例の半数は女性で、男性と子どもが残りの4分の
1ずつを占めた。
死因では60%が心臓疾患、30%が下気道感染症、続いてぜんそく、がんの
順に多かった。


これに能動喫煙に起因すると考えうる喫煙者の死亡数を合わせると、
2004年にタバコが原因で死亡した人は世界で570万人を超えるという結果が
出た。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2776808/6516492   



カフェイン入り栄養飲料、アルコール依存症引き起こす危険性

[カフェイン入り栄養飲料、アルコール依存症引き起こす危険性 米研究]

(AFPBB News 2010年11月17日)

発信地:ワシントンD.C./米国

【11月17日 AFP】
高濃度のカフェイン入り栄養ドリンクを日常的に飲むと、アルコール依存症に
なって過剰飲酒の習慣に陥る危険性が極めて高くなるとする研究結果が16日
発表された。


米メリーランド大のアメリア・アリア氏率いる研究チームは、大学生1,000人
以上を対象にカフェイン入り栄養ドリンクの消費と飲酒に関する調査を
行った。
その結果、カフェイン入り栄養ドリンクを毎日または週に1度以上飲んでいる
学生では、たまにしか飲まない、または全然飲まない学生に比べて、
アルコール摂取の量も頻度も多く、アルコール依存症になる確率も高いことが
わかった。

さらに、カフェイン入り栄養ドリンクの消費量が多い学生ほど、意識を
失ったり、二日酔いで授業を休んだりといったアルコールにまつわる問題が
多く見られ、自傷行為も起こしやすかった。

詳細は、来年発行される医学誌「Alcoholism: Clinical and Experimental
Research(アルコール依存症:臨床・実験研究)」に掲載される。


これまでには、栄養ドリンクの高消費が薬物乱用および危険行為と結びついて
いるとする研究結果が発表されている。



<米国では若者の死亡例も>
米国では、主に若者向けに販売されている栄養ドリンクの危険性をめぐり、
激しい議論が戦わされている。
アルコールとカフェインを混ぜ合わせた栄養ドリンクについては、ミシガン、
ニューヨーク、オクラホマ、ユタ、ワシントンの5州と一部の大学がすでに
発売を禁止している。


ある研究者によると、こうした栄養ドリンク1本にはコーヒー2~3杯分の
カフェインとビール3本分のアルコールが含まれており、「危険で有害」だと
いう。


今年8月には、運動能力を高める目的でアルコール、カフェイン、ガラナ、
タウリン、アミノ酸を含んだ栄養ドリンクを飲んだ18歳の女性が、心停止で
死亡した。
この女性は当日、やせる錠剤も服用していた。

前月には、女性と同じ銘柄のカフェイン入り栄養ドリンクを飲んだ学生9人が
意識を失い、病院に入院するという事件があった。


アリア氏らは、「カフェインは眠気を防いでくれる上にアルコールの影響を
弱めてくれる」という誤った考えから、若者の間でカフェイン入り栄養
ドリンクを積極的に摂取する傾向が強まっていると指摘している。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2775893/6468262   




妊娠中のたばこの吸い過ぎ、子どもが犯罪者になる確率高まる

[妊娠中のたばこの吸い過ぎ、子どもが犯罪者になる確率高まる]

(AFPBB News  2010年11月16日)

発信地:パリ/フランス

【11月16日 AFP】
妊娠中の母親がたばこを毎日1箱以上吸うと、生まれた子どもが犯罪者になる
リスクが30%高まるとする研究結果が、16日の英医学専門誌「Journal of
Epidemiology and Community Health」に発表された。


米ハーバード大学公衆衛生大学院の研究チームは、1959~1966年に行われた
喫煙習慣に関する調査に参加した女性たちの子どもである33~40歳の米国人
4,000人の健康データと犯罪歴を調べた。
 
その結果、妊娠中に1日最低20本を吸っていた母親の子どもでは、それ以外の
子どもに比べて、犯罪者になる確率が30%高かった。
犯罪常習者になる確率も相対的に高かった。



<ある程度の因果関係は認められる>
精神疾患、家庭環境、貧困など犯罪行動に関連する諸要素を除外しても、
母親の喫煙と子どもの相関性が認められ、犯罪者になる子どもの男女差も
なかった。
論文は「妊娠中の母親の喫煙と成人の犯罪に強い因果関係があるとは断定
できないが、今回の研究である程度の因果関係は認められた」としている。


これまでの研究では、妊娠中の母親の喫煙と、子どもの多動性障害や攻撃性、
青年期の非行の間に強い相関性があることが示されている。


動物を使った実験で、こうした問題が、発達期の脳、特に神経伝達物質
受容体にニコチンが及ぼす生物学的効果によって起きる可能性が指摘されて
いる。
犯罪常習者はそうでない人よりも、神経心理学的異常を抱えている場合が
多い。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2775472/6470118   



肺で苦味受容体を発見、喘息治療などの改善をもたらす可能性

[肺で苦味受容体を発見、喘息治療などの改善をもたらす可能性]

(HealthDay News  2010年10月24日)


苦味受容体が舌と同様、肺にも存在することが明らかになり、この知見が
喘息やその他の閉塞性肺疾患の治療の改善につながる可能性が、新しい研究で
示された。


米メリーランド大学医学部(ボルチモア)内科・生理学教授/心肺ゲノミクス
プログラム責任者のStephen B. Liggett博士は「肺気管支平滑筋に機能的な
味覚受容体が検出されたことはあまりに予想外だったので、我々自身、当初は
非常に懐疑的であった」と述べている。


肺にある苦味受容体は、同氏らが無関係の研究で偶然発見したもので、舌に
ある受容体と同じもの。
ただし、舌にある苦味受容体は脳にシグナルを送る味蕾でクラスターを形成
しているが、肺にある苦味受容体は味蕾に集まっておらず、脳にシグナルも
送っていないという。
それでも苦味には反応する。


米国立心肺血液研究所(NHLBI)の助成で実施された今回の予備研究で、
Liggett氏らは種類の異なる苦味化合物について、ヒトおよびマウスの気道、
個々の気道平滑筋細胞、喘息マウスで検討した。
その結果、どの化合物も既存の薬剤よりも、肺の気道を大きく拡張させた。

研究結果は、医学誌「Nature Medicine(ネイチャー・メディシン)」
オンライン版に10月24日掲載された。


Liggett氏は「喘息や気腫、慢性気管支炎に対する新薬が必要とされている。
これは既存薬に置き換わるか、それを強化する可能性があり、完全に新しい
アプローチである。しかし、単に苦味食品や化合物を摂取するだけでは喘息
患者には有用でない。この研究に基づき、最良の薬剤は苦味化合物を化学的に修飾し、エアロゾル化してインフェラー(吸入器)で肺に吸入させたもので
あろう」と述べている。

http://www.healthdayjapan.com/   





ED患者の80%以上が喫煙者である

[勃起不全(ED)]

(Wikipedia)


勃起不全(Erectile Dysfunction)は、「勃起機能障害」、「勃起障害」とも
よばれる、男性の性機能障害(SD)の一種であり、陰茎の勃起の発現
あるいは維持のできないために満足に性交の行えない状態をいう。

「インポテンツ」(独:Impotenz)とも呼ばれるが、直訳すると「性的
不能」となり人格否定の響きがあり[要出典]、「ED」と呼ばれるようになって
きている。

東洋医学では陽萎(ようい)と呼ばれ、鍼などによる治療がなされる。


しばしばEDは性機能障害(SD)と同一視されるが、SDは「性欲、勃起、
性交、射精、オーガズムの1つでも欠けるか不十分なもの」と定義されて
おり、EDはSDの1つに過ぎない。


EDに悩む人は先進国において男性人口の1割を占めるといわれ、加齢に伴い
増加傾向にあり、日本では40~50代男性の半数がEDに悩んでいるという
報告もある。


とりわけ、喫煙に伴う障害や糖尿病、高血圧症などの及ぼす影響は深刻で
ある。
「喫煙、糖尿病、高血圧症」はそのまま、EDを招く3大要因でもある。


ED患者の80%以上が喫煙者である。
ニコチンには血管を収縮させる強力な作用があり、健全な勃起にとっては
大敵。
陰茎は血管でできていると言ってもよいくらい複雑な血管網で構築されている
ため、その陰茎海綿体を貫く動脈に流入する血液が満たされることによって
勃起は起こる事が、ニコチンにより阻害される。
また、ED治療薬の効果がタバコで落ちる場合もある。


他には糖尿病、うつ病、高血圧の治療薬が原因になることもある。
ただしそれらの疾病も、タバコによって発病リスクを高めるものである。

また、EDが原因でセックスレスに陥る夫婦もいるが、一般的にはあまり公言
されず悩むパートナーも多い。


先進国に多いことからも判るように、機能性EDの多くは、精神病やストレス
などの心因性で、交感神経の緊張により血管が収縮し、海綿体への血液流入が
遮断されることによると考えられる。


EDの程度は軽症(たまに勃起できない)、中等度(勃起が充分でなく、時々
性交ができない)、完全型(勃起しないため常に性交できない)に分かれる。


なお、人間以外の動物でも繁殖用の犬や馬などで稀に同様の症状が確認
される。
過去に知られるところでは輸入種牡馬のセントクレスピンが勃起できなく
なり、種牡馬生命の危機に陥った事がある。



<治療>
現在日本では、検査・治療薬ともに健康保険適用されていない自費診療で
ある。
そのため、医療機関により金額は大きく異なる。

一時的に勃起を維持させる効能のある薬品としては、下記のものが知られて
いる。
いずれも厚生労働省の承認を取得した処方薬で、薬価基準未収載。
・クエン酸シルデナフィル:バイアグラ:1999年発売:ファイザー
・ヒドロキシホモシルデナフィル:レビトラ錠:2004年発売:バイエル薬品
・タダラフィル:シアリス:2007年発売:イーライリリー・日本新薬

用量では、バイアグラ100mg(本邦未発売)=レビトラ20mg(高齢者不可)
=シアリス20mg と言われている




栃木:喫煙の健康障害 怖さ学ぼう 県12日にメタボ阻止研修

[栃木:喫煙の健康障害 怖さ学ぼう 県12日にメタボ阻止研修]

(東京新聞  2010年9月10日)


喫煙が引き起こす健康障害の恐ろしさを知ってもらおうと、県は12日午後
1時半〜同4時、宇都宮市駒生町のとちぎ健康の森で「とちぎメタボ阻止
研修・たばこ編」を開く。
入場無料。

独協医大呼吸器・アレルギー内科の石井芳樹教授が「たばこの健康障害と
たばこのない環境づくり」と題して講演し、県健康増進課の担当者は県内
企業の受動喫煙対策の現状などについて説明する。
会場では特定保健用食品を配布するほか、骨密度測定、栄養相談などの
ブースを設ける。

昨年9月に実施した「とちぎメタボ阻止研修・運動編」に続く、県の健康
づくり普及運動事業の第2弾。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100910/CK2010091002000072.html   





高校生への禁煙講座は、EDとタバコとの関係から

[そろそろ禁煙、本気で考えませんか? ]

(朝日新聞  2010年9月2日)(町医者だから言いたい! 長尾和宏)


昨夜の往診の帰り路。
道路脇の温度計は、25度でした。
やっと、朝晩だけは少し秋の気配を感じる季節となりました。
秋といえば、そう、タバコの値上げが迫って来ましたね。

今日からしばらく、タバコについて書きたいと思います。
「禁煙で人生を変えよう ―騙されている日本の喫煙者―」という本を、昨年
出版しました。読まれた方、おられますか?

尼崎といえば、昭和40年代は公害喘息で有名でした。
最近はアスベスト問題やメタボ健診発祥の町として有名です。
しかし、クリニックを受診される方は喫煙者がとても多いです。

風邪で咳が止まらない方の大半は喫煙者です。
タバコの害といえば肺がんを思い浮かべる方が多いでしょう。
たしかに、肺がんはがんの中でも怖くて厄介な病気です。


しかし、同じ肺の病気でもタバコが関係する病気で、忘れてはならないのが
COPD(慢性閉塞性肺疾患)です。
街中で酸素を吸っておられる方の多くは、COPD患者さんです。
このCOPD(昔は肺気腫と言いました)こそが、日本に500万人もの患者
さんがいる、「ザ・タバコ病」です。
進行すれば酸素吸入が必要となり、命に直結する難儀な病気です。


タバコとがんで最も関係が深いのは実は、喉頭がんです。
喫煙者は、その確率が33倍も高くなります。
その他、口腔がん、食道がん、膀胱がんなどが特に関係の深いがんです。


タバコと関係の深い病気として、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症が有名
です。
さらに、糖尿病や高血圧にタバコが深く関係することは、あまり知られて
いません。
これらは、タバコを止めるだけで確実に改善します。


尼崎市は、兵庫県下で男性が1番短命の町です。
その理由は、メタボが多いからとも言われています。
メタボ対策は、まず禁煙、そして食事と運動、です。


また、勃起不全(ED)にもタバコがおおいに関係しています。
高校生への禁煙講座は、この話題から入ると身を乗り出して聞いてくれます。


さらに最近では、タバコは認知症とも関係が深いことも分かってきました。
認知症は、誰もがなりたくない病気のナンバー1ですね。

その他、タバコは腰痛や骨粗鬆症とも関係しています。
このように、知っているようで意外と知らないのがタバコ病です。


私は、外来診療の合間に人生の終末期を住み慣れた自宅で過ごしたい人の
お世話をする「在宅ホスピス医」です。
年間40~50人、合計400人の方をご自宅で看取ってきました。

末期がんが多いのですが、死を目前にして患者さんやご家族に必ず聞かれる
質問が「何故、がんになったのですか?」です。

タバコ病で命を落としている方があまりにも多い現実に対峙し、町医者として
タバコ問題に正面から立ち向かおうと決心しました。

そろそろ禁煙、本気で考えませんか?

https://aspara.asahi.com/blog/machiisya/entry/eH6S5yXK4q   





定年後に自覚 「たばこ病」とは

[第2の人生に影を落とす!? 肺の生活習慣病COPD]

(ダイヤモンド・オンライン  2010年8月16日)


<こんな症状が出たら要注意!>
世界禁煙デー(5月31日)をきっかけに、禁煙を決意したGさん(41歳)。
タバコの値上がりもさることながら、慢性閉塞肺疾患(COPD)を患う68歳の
父親が「タバコをやめないと、定年後の楽しみが半減するぞ」とため息を
ついたからだ──。


COPDは肺の慢性的な炎症が本態の病気。
長い間に気道や酸素交換を行う肺胞が破壊され、咳や喀痰、階段を上ると
息切れを起こすなどの症状が出る。
特に息を吐き出すことが難しくなる。
口をすぼめて呼吸をすると楽になるので、階段の途中でフーフー息をついて
いたら要注意。
進行すると肺ガン並みのたちの悪さを発揮し、酸素吸入が必要なほど重症化
すると5年生存率は50%に満たない。

いちばんの原因はなんといっても喫煙。
別名「タバコ病」「肺の生活習慣病」と呼ばれるゆえんだ。
もちろん喫煙者すべてがCOPDになるわけではないが、今のところ何が明暗を
分けるかは解明されていない。
自分がはたしてどちらに入るのか、人生初めての1本に火をつけた時点で
賭けに出ているようなものだ。

2008年の患者調査によると国内の患者数は約22万人。
あくまで病院で診断された数値であり、累積喫煙者数を考えると、未受診の
潜在患者は、これを大きく上回ると考えられる。


COPDは病気の進行が遅く、初期症状が風邪や喘息と区別しにくい。
病気を自覚するのは、加齢の影響で症状が強く現れ始める60代以降。
これから悠々自適の生活という矢先に、突如として息切れと咳に行動を制限
されてしまうのだ。
ゴルフや旅行どころか、散歩もままならず、ストレスからうつ病を併発する
ケースも多い。
定年まで一生懸命に働いた結果がこれではなんともやりきれない話だ。


つらい結末を避けるには早めの禁煙しかない。
喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400を超えると、COPDに限らず、
肺ガン、咽頭ガンのリスクがぐっと上昇する。
30〜40代の喫煙者はただちに禁煙するべきだ。
すでに喫煙指数が400をオーバーしている人は言うまでもない。

また40歳以上で喫煙歴がある、あるいは長年、受動喫煙者であった人は
定期的にスパイロ検査を受けること。
息を吐き出す力を計測する検査で、同年代の健康な肺と比較した「肺年齢」も
わかる。
深く息を吸い込んだ後、できるだけ早く息を吐き出した最初の1秒間に、
努力性肺活量の70%以上を吐き切ることができれば正常、70%未満はCOPDが
疑われる。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100816-00000001-diamond-bus_all

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[慢性閉塞肺疾患(COPD)]

(Wikipedia)

<概要>
以前「肺気腫」と呼ばれていた疾患と「慢性気管支炎」と呼ばれていた
疾患は、両者が種々の割合で合併することが多く、この2つによる閉塞性
肺疾患を合わせてCOPDと呼ぶようになった。

WHOの試算では、2005年に世界中で年間300万人がCOPDにより命を
落とし、死亡原因の第4位を占めているが、今後10年間でさらに30%増加
すると予測している。
日本では厚生労働省の統計によると、2005年に14,416人(全死亡数の1.3%)
がCOPDにより死亡し、死亡原因の10位、男性に限ると7位を占めている。


<原因>
COPDの最大の原因は喫煙である。
COPD患者の90%は喫煙者であり、非喫煙者に比べて喫煙者ではCOPDの発症
リスクは6倍である。
また喫煙者の約10〜15%がCOPDを発症するが、高齢者に限ると50%近くが
COPDである。
その他の原因として、室内空気汚染(木材や石炭など、調理・暖房用の室内
燃料による)、大気汚染、化学物質や粉塵の吸入、遺伝によるもの(α1-
アンチトリプシン欠損症)、小児期の肺炎・気管支炎などがある。


<症状>
労作時息切れ、咳嗽、喀痰がみられる。
重症になると、呼吸困難、低酸素・高炭酸ガス血症により、意識障害を
おこし、死に至ることもある。
また肺炎、気管支炎をおこしやすく、重症化しやすい。
また、食欲減退により、栄養不足による体力低下や体重減少を引き起こし、
寝たきりに近い状態に陥る場合も見られる。


<治療>
COPDは不可逆的な気道の破壊が生じているため、治癒しない。
禁煙や、薬物療法・酸素療法による症状緩和を行う。
また、食欲減退を起こしている場合は、早急に栄養補給が必要である。

COPDの最大危険因子である喫煙をやめることで、COPDの進行を遅らせ、
生命予後を改善する。

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[アッコ肺気腫で再検査]

(スポーツ報知 2008年8月11日)

歌手の和田アキ子(58)が、10日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」で
人間ドックを受診し、肺気腫と診断され、再検査を受けた。

肺気腫は肺胞が過度に拡張した状態で、息切れやせき、たんなどを伴う。

医師によると、アッコは「慢性中等度閉塞性呼吸不全」で、今後、息が
だんだん続かなくなってくる可能性があるという。
さらに、心臓には動脈硬化があると考えられるという。
狭心症や心筋梗塞の恐れがあることから、禁煙を勧められた。

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[和田アキ子]

(Wikipedia)

ヘビースモーカーで、特に麻雀をやっていた時は1カートン(200本)は
吸っていたという。
これが原因で肺炎になってしまったことがある。

その後、2009年1月11日放送の『おまかせ!』で、2008年8月から禁煙して
いると発言し、2009年の8月に禁煙1年周年を迎えた。

2007年、2008年、2010年と大腸ポリープの手術を受けていることを明らかに
している。
2010年にいたっては8個のポリープを除去するために2回入院したと語って
いる。

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