カテゴリー : 脳死臓器移植

子の脳死 医師4割が「死には当たらぬ」

[子の脳死 医師4割が「死には当たらぬ」]

(朝日新聞  2011年2月26日)



15歳未満の子どもでは、「脳死が死」は当てはまらない、と考える医師が
40%に上ることがわかった。

また、小児の脳死判定は将来的にも不可能だとする医療施設も20%以上
あった。

全国の救急・小児科の専門医を研修する施設の医師に聞いた。

調査は、国立成育医療研究センターの委託研究班が昨年、日本救急医学会と
日本小児科学会の専門医研修施設約500施設を対象に行い、医師255人から
回答を得た。


年齢に関係なく「脳死を人の死」と認識する医師は56%いた。
一方で、14%が「人の死ではない・人の死はあくまで心臓死」と回答、
「成人は脳死が人の死だが子どもは異なる」「臓器提供の場合に限る」と
答えた医師もそれぞれ13%いた。
合計4割の医師は、小児は「脳死は人の死」と認識していなかった。

成人への認識と異なるのは、子どもは成人より一般的に回復力が強いためだと
みられる。


また、脳死判定後の治療について、6割が「差し控えや中止という選択肢が
あるべきだ」と考え、3割が「新たに開始すべきではないが実施中の治療は
中止すべきではない」と回答した。
「緩和医療やみとりの医療に移行すべきだ」も4割あった。


自分の病院で子どもの脳死判定が可能と考える医師は3割、条件が整えば
可能とした医師が4割。
今も今後も不可能とする医師も2割いた。

(大岩ゆり)

http://www.asahi.com/health/news/TKY201102250248.html  




小児脳死移植の打診6件、実施はゼロ

[小児脳死移植の打診6件、実施はゼロ]

(読売新聞  2011年1月17日)


15歳未満の子供からの脳死臓器提供を認める改正臓器移植法が昨年7月
17日に全面施行されてから半年を迎えるが、脳死の可能性がある子供が
昨年末までに少なくとも11人いたことが16日、読売新聞社のアンケート
調査で分かった。


このうち6人については、病院と家族が臓器提供の話し合いまで行ったが、
家族の同意が得られず法的な脳死判定には至らなかった。

一方、病院側が「虐待が疑われる」と判断し、話し合いを見送ったケースも
あり、子供の臓器提供の難しさが改めて浮き彫りになった。


アンケートは、子供からの臓器提供が可能と厚生労働省に回答し、名称の
公表に承諾した全国57施設(昨年12月17日現在)を対象に実施。
大学病院や小児専門病院など54施設から回答を得た(回答率94.7%)。

脳死の可能性がある子供は8施設で計11人おり、交通事故や急性脳症などが
原因だった。

そのうち5施設の6人のケースでは病院が家族に説明したり、家族が申し
出たりして臓器提供の話し合いが行われた。
子供の脳死の場合、まだ幼いのに加え、目の前で事故が起こるケースも多く、
家族のショックは大きい。

西日本で昨年7月に、乳児が車外に投げ出されたケースでは、運転していた
母親自身も事故の被害者だったが、自分を強く責めた。
集中治療室に入る子供に「頑張れ、頑張れ」と声をかけ続けた。
3週間後、医師が臓器提供の説明をすると「良いこととは分かっているが、
子供にメスは入れたくない」と、提供を拒んだ。

残る5人も「重い病気でも育てたい」「このまま一緒に生きていきたい」との
家族の意向もあり、最終的に提供はすべて見送られた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110116-00000821-yom-sci

家族承諾で28例目の脳死判定 代男性、大阪

[家族承諾で28例目の脳死判定 代男性、大阪]

(共同通信  2010年12月29日)


日本臓器移植ネットワークは29日、大阪市立大病院にぜんそくによる低酸素
脳症で入院していた50代男性が、家族の承諾で法的に脳死と判定されたと発表
した。

男性は臓器提供の意思を書面で示していなかったが、家族が脳死判定と提供を
承諾した。
本人意思不明は28例目。
脳死移植は臓器移植法施行以来115例目。

心臓は東京大病院で30代男性、肝臓は北海道大病院で40代女性、膵臓と
片方の腎臓は名古屋第二赤十字病院で50代男性、もう片方の腎臓は関西医大
枚方病院で50代男性にそれぞれ移植。
肺と小腸は医学的理由で移植を断念した。

脳死と判定されたのは28日午後9時19分。


http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122901000155.html   



家族承諾のみ18、19例目の脳死臓器提供へ

家族承諾のみ18、19例目の脳死臓器提供へ

(朝日新聞  2010年11月26日)


日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は26日、福山市民病院(広島県)に
入院中の60歳代の男性と、札幌医科大学付属病院(北海道)に入院中の
60歳代の女性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、臓器提供の
手続きに入ったと発表した。


7月の改正法施行後、本人の意思が書面で残されておらず、家族の承諾だけで
提供されるのは18、19例目。
脳死の人からの臓器提供は1997年の臓器移植法施行後105、106例目となる。


移植ネットによると、福山市民病院から移植ネットに24日に連絡が入り、
家族は25日午前9時10分に脳死判定と臓器摘出の承諾書を移植ネットに
出した。
同病院で男性の脳死判定が行われ、25日午後8時25分に2回目の脳死判定が
終わって男性の死亡が確定した。
男性は低酸素脳症で治療を受けていた。

札幌医科大学付属病院からは24日に移植ネットに連絡が入った。
家族は25日正午に脳死判定と臓器摘出の承諾書を移植ネットに出した。
同病院で女性の脳死判定が行われ、26日午前1時35分に2回目の脳死判定が
終わって死亡が確定した。
女性は脳血管障害で治療を受けていた。

家族は移植ネットを通じ、それぞれ「社会への貢献をさせてあげたい」、
「人の役に立つよいことだと思い、申し出ました」などとのコメントを
出した。

福山市民病院の男性の家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球の
提供を承諾した。
心臓は大阪大病院で40歳代女性に、肺は岡山大病院で30歳代女性に、腎臓は
県立広島病院で60歳代男性と、岡山医療センターで50歳代男性にそれぞれ
提供される。
肝臓などは医学的理由で提供を見送った。

札幌医科大学付属病院の女性の家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸の
提供を承諾した。
肺は長崎大病院で40歳代女性と、東北大病院で30歳代女性に、肝臓は国立
成育医療研究センターで10歳代男性に、腎臓は市立札幌病院で30歳代
女性に、もう1つの腎臓と膵臓は東北大病院で40歳代女性にそれぞれ提供
される。
心臓などは医学的理由で提供を見送った。


2009年7月に成立した改正法で、本人の意思が書面に残されておらず、
よくわからない場合、家族の承諾で提供できるようになった。


http://www.asahi.com/health/news/TKY201011260261.html  



TOP

横山歯科医院

更新情報

総合目次 http://yokoyama-dental.jp/
初診&再初診の方へ

バックアップサイト http://yokoyama-dental.info/

パスワード(PW)