カテゴリー : 歯列接触癖

上下の歯を触らせたままの状態で生活・・・顎関節症の原因

[あなたの顎は大丈夫?  IT業界で顎関節症にならないために・・・]

Posted by 小池 浩之

(コンピュータワールド  2010年12月24日‎)


みなさん、こんにちは。
忘年会の日もそうでない日も、毎日肝臓のストレステストに励んでいる小池
です。
クリスマスももうすぐ、、、今年は何をアテに飲もうかなぁ?

さて、今回はいつもの”企業クライアント戦略”とは全く関係のない”顎”の話を
してみたいと思います。
技術的なお話を期待されている読者の皆さんには申し訳ありませんが、年末と
いうことでお付き合いいただければと思います。

こちらのブログの読者の皆さんはご存じのとおり、今年初めから顎の調子が
思わしくなく、巨大なハンバーガーやサンドイッチが主食になる米国出張では
かなり厳しい日々を送ってきました。

かかりつけの歯科に相談し、
  ・歯のかみ合わせが悪い
  ・歯ぎしりで負担がかからないようにマウスピースをして寝ましょう
  ・姿勢が悪いのかもしれないから整体に行ってみては?
などとアドバイスを受けて色々と試してみていたのですが一進一退を繰り返す
だけで完治せず、ここ数日はさらに痛みがひどくなったため、ついに顎関節を
専門に扱う大学病院に診察を受けに行くことにしました。

まずは問診票に記入した症状などをもとに担当医師からかなり詳しく症状の
ヒアリングがあったのですが、そこで指摘されたのが私自身が普段、
ほとんどの時間を”上下の歯を触らせたままの状態”で生活しているという
ことと、それが”普通ではない”ということでした。

自分では全く意識していなかったのですが、特にものを考えたり集中したり
している時だけでなく、普通にリラックスしている時に上下の歯がたがいに
触れる状態にしている癖が私にはあるようで、このような癖があると顎や舌の
筋肉が常時緊張状態を保つことになり、顎関節や顎の筋肉に負担をかける
ことになるそうです。

頬杖を突いたりうつぶせで長時間読書をしたり、ということは自分でも顎に
よくないだろうと思ってやらないように気を付けていたのですが、普通にして
いる状態でこのような癖があることを指摘されたのは驚きました。

さらに上下の歯を噛み合わせた上に、舌も上あごの内側に常に接触させた
状態にしてることも指摘され、そのせいで舌が凸凹に変形していることまで
鏡に映して見せられてしまいました。
これも舌の筋肉が常に緊張状態にある証拠だそうです。

これらの習慣的な悪癖のせいで顎が大きく開いた際にジョイントとして働く
べき関節円盤に障害がおき、そのせいで大きく口を開けなかったり、顎を
動かすと痛みが出たり、というのが私のケースだということでした。
(顎関節症にはこれ以外にもいくつかのタイプがあるようなので、すべてが
そうというわけではありません。念のため)


さて、読者の皆さんの多くの方が一日の大半をパソコンの画面に向かって
過ごされているのではないでしょうか?
仕事のメールや資料作成、あるいはプログラミングなど、常に集中して肩や
首の周りを緊張させて画面に向かっておられる方が多いのではないかと思い
ます。
その時、皆さんの上下の歯は適度に離れた状態になっていますか?
舌が口腔内のどこかに押し付けられて緊張した状態を保ったりしていないで
しょうか?
あるいは多忙のせいで十分な睡眠時間が取れず、眠りの質が悪くなって
歯ぎしりや食いしばりをしておられないでしょうか?

私はIT業界に就職後、プログラマーやSEを経て今の仕事に就いたのですが、
今にして思えばこの業界に入ったあたりから上下の歯が触れたままの状態を
保つ癖がついてしまったように思います。
緊張やストレスに晒されやすく、さらに長時間同じ姿勢で仕事をすることが
多いこの業界ですから、顎関節症予備軍ともいえる方も大勢いらっしゃる
のではないでしょうか?

年末年始のお休みを機会に、皆さんもこのような癖を持っていないかチェック
してみてください。


http://blog.computerworld.jp/2010/12/24/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E9%A1%8E%E3%81%AF%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB%EF%BC%9Fit%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%A7%E9%A1%8E%E9%96%A2%E7%AF%80%E7%97%87%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84/





マウスピース、球児に人気・・・体の軸安定・口のけが防止

[体の軸安定・口のけが防止・・・マウスピース、球児に人気]

(朝日新聞 2010年8月21日)


格闘技でおなじみのマウスピースを夏の甲子園で着けた高校野球の選手が
いる。
投球や打撃に欠かせない体の軸の安定が得られるという。

日本高校野球連盟が今春、新たなアイテムとして初めて認めた。


聖光学院(福島)の左翼手の板倉皓太君(3年)は、16日の履正社(大阪)戦
を前に、兵庫県伊丹市のグラウンドでマウスピースを手にした。
「もう、これは欠かせないものになっています」


今春、業者から「無駄な力が抜け、本来の力を発揮できる」と薦められて
購入。
シリコーン製で、無色でぼんやりと透ける。
初めて練習で着けて素振りをした瞬間、「今まで力んで歯を強く食いしばり
すぎていたのが歯の感触で分かった」。
チームの先発選手3人も同じ製品を使っている。


12日、広陵(広島)との初戦の7回2死一、三塁で板倉君はマウスピースを
着けて打席に立った。
相手は今大会屈指の右腕・有原航平君(3年)。
結局三振したが、追い込まれてから軽やかなバットさばきで4球ファウルで
粘った。
「以前の自分だったら力が入りすぎ、そこまで粘れなかった」


マウスピースは北京五輪女子ソフトボール日本代表の上野由岐子投手やプロ
野球横浜ベイスターズの村田修一選手らが使い、高校球界でも注目された。
数年前から使う選手が現れ、学校側から「使っていいか」との問い合わせが
増えたため、日本高野連は3月、「白または透明なものに限り使用を認める」
と用具に関する規定で明文化した。

http://www2.asahi.com/koshien/news/TKY201008160179.html

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元気に噛む:歯を離し あご守る

[元気に噛む:歯を離し あご守る]

(読売新聞  2010年8月20日)


口を開閉しづらくなったり、あごを動かすと痛みや異音が生じたりする
「顎関節症」。
近年、若い女性を中心に症状を訴える人が増えており、日本人の4割がかかる
とも言われている。

これまでは、噛み合わせの悪さが原因と考えられてきた。

だが、歯科医療が進歩した現代の方が、昔に比べて患者が多いことから、
「むしろ、あごに負担のかかるような生活習慣が影響しているのでは」と、
東京医科歯科大学の木野孔司准教授は見る。

木野准教授によると、本来、上下の歯が接触するのは、食事や会話の間
くらいで、1日に合計20分にも満たないが、顎関節症患者の約8割に上下の
歯を付け続ける癖が見られる。
歯を軽く触れ合わせるだけでも、あごの筋肉が緊張するため、長時間続くと
負担になる。

癖を直すには、「歯を離す」などと書いた紙を職場や自宅のあちこちに張り、
目にする度に歯を離すようにするとよい。
多くの場合、1、2か月ほど続ければ、症状が改善するという。


歯ぎしりや、食べ物を片側の歯だけで噛む、ほおづえをつく、といった癖も、
顎関節症を悪化させる可能性がある。


「あごを鍛えるには、硬い物を噛むとよい」とも言われるが、顎関節症の人の
場合、あごに過度の力を込めるのは厳禁。ガムなどを長時間かみ続けるのも
避けたい。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=29670

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保護中: 咬合ストレスから生じる歯髄炎

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保護中: 歯痕舌・心気症

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気になる歯ぎしり

[気になる歯ぎしり]

(あなたの健康百科)

<歯が擦り減り全身に影響> <睡眠時無呼吸症とも関連>


睡眠中、本人が知らずにする歯ぎしり。
ひどい場合は、歯や歯周組織の損傷ばかりか、全身にも悪影響を及ぼす。
半年以内に2度以上、同室の人に歯ぎしりを指摘されたり、朝起きた時に
あごのこわばりや疲労を感じる人は注意が必要。



<だれにも見られる>
歯ぎしりは、口腔異常習癖の一種。
上下の歯を擦り合わせて音を立てるケースはよく知られているが、そのほかに
「クレチング」といって、ほとんど音を発生させずにぐっと噛む「噛みしめ」
や、歯と歯を触れ合わせてがたがたさせる「タッピング」も含まれる。
こうした動作は、健康な人でも睡眠中に行っているという。


一般的に、普通の人でも8時間の睡眠中に15分ほど歯ぎしりをしている。
また、歯ぎしりをする癖のある人たちは、平均40分にわたって行っており、
中には1時間45分に及ぶ人もいるという。
 

さらに、歯ぎしりの程度を筋電図で見ると、ガムを強く噛んだときの数倍から
10数倍に相当するケースが、約80%を占めていた。
こうした力が継続的に加わると、歯が擦り減ったり、歯周組織が損傷したり
するのはもちろん、さまざまな症状を引き起こす。

歯の周りの骨が異常に突出する外骨腫(骨隆起)や、顎関節の雑音や痛み、
耳鳴りといった局所的なものから、睡眠障害、さらには自律神経系にも影響
してくる。



<自己暗示療法を>
その一例が、睡眠時無呼吸症との関連。
これは突然死の一因として問題視されている症状で、歯ぎしりの直後に睡眠時
無呼吸症が頻発することを確認されている。

歯ぎしりは主に睡眠中に起こるので、本人は気付きにくいようだが、半年
以内に2度以上指摘されたり、目覚めた時にあごのこわばりや疲労感が残って
いるときは、一度、歯科医で相談すべきだ。


歯ぎしりは、ストレスなどの情緒的因子と、歯の噛み合わせの悪さが大きな
原因と考えられている。
問題は継続的に起こるケースなので、その意味で、噛み合わせが問題視
される。

このため治療法は、
 (1)上半身の運動訓練などによる理学療法
 (2)普段、無意識に営まれている機能を意識的に抑えるよう訓練する
    バイオフィードバック療法
 (3)筋弛緩剤などによる薬物療法
 (4)10秒間歯を最大限にかみしめた後、5秒間力を抜くといった集中行為
    訓練療法
 (5)上下の歯が接触しないように口の中にボクシングのマウスピースの
    ようなものを入れるスプリント療法
 (6)噛み合わせを調整する咬合療法
などが行われる。

こうした治療とともに、家庭では医師の指導に従って、目につくところに
「歯を噛みしめたら、あごの力を抜いてリラックスする」などと書いた
ステッカーを張っておくなどの自己暗示療法や、安眠できる環境づくりを
心掛けるといい。


歯ぎしりは、あまり神経質になる必要はないが、軽視しないで適切に対応する
ことだ。  

http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/199710311.html

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保護中: ブラキシズムによる咬耗(画像)

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保護中: 歯ぎしりに気付きにくい理由(絵図)

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保護中: ブラキシズムの種類(画像)

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歯列接触癖TCH

[歯列接触癖TCH]

(東京医科歯科大学・教授 木野孔司)


<安静空隙>
リラックスした状態では、上下の歯は接触せず1〜3mm程度空いている。
非機能時には上下歯列は接触せず、咀嚼・会話・縁下などの機能時のみに接触
する。
機能的接触時間は1日平均17.5分とされている。


<歯列接触癖TCH>
非機能時にも上下歯列を接触させている人、日中無意識に歯列を接触させて
いる癖を「歯列接触癖」「TCH(Tooth Contacting Habit)」と名付けた。


<日中の噛みしめ行動>
以前から日中の噛みしめ行動については報告されていた。
そこで、「日中、歯をの噛みしめていませんか?」と聞いても、「いいえ、
噛みしめることはありません」と答える患者さんが多かった。
しかし、「歯を触らせていませんか?」「上下の歯はどこか噛んでいません
か?」と聞くと「はい」と答える患者さんが多い。
「上下の歯が触っているのが当たり前だと思っていました」という患者さんも
少なくない。

安静空隙がゼロの患者さんでは、たとえ強く噛みしめなくても、咬筋や側頭筋
などの咀嚼筋の活動が高まり、疲労する。
また、顎関節を圧迫し関節への血液供給が阻害され、疼痛などの症状が出現
することが予想さえる。


<疫学>
病院受診時まで1週間以上疼痛が続いている患者さんの50〜70%が「歯列
接触癖」を有していた。


<舌の歯牙圧痕・頬粘膜咬合線形成>
舌のふちが波打っている人はかなり多いが、これは、舌を歯列に強烈に押し
付けているのが一因である。
その際、舌や周囲の筋が緊張している。
同様に、口唇周囲筋が緊張している人は、頬粘膜に歯型がついている。
舌の歯牙圧痕・頬粘膜咬合線形成の人と、歯列接触癖の人とは必ずしも一致
しないが、関連性が高いと思われる。


<歯列接触癖と関連疾患>
(1)義歯性疼痛
     食事をしていない時でも常に歯列を接触させていれば、義歯部の
     粘膜に過大な負担がかかっている。
     その状態で食事をすれば、入れ歯が当たって痛いように感じる。
(2)歯内療法中の歯の疼痛
     歯髄神経の治療中・根管治療中の歯は細菌感染で炎症が起きて
     いる。
     それに加えて歯列接触のストレスが加われば疼痛が続いてしまう。
(3)矯正治療中の歯根吸収や顎関節症
(4)歯周病悪化
(5)咀嚼運動の障害
     食塊形成の不良など
(6)発語・発話の不明瞭
(7)口内炎
     舌の歯牙圧痕・頬粘膜咬合線形成の人は、誤咬を繰り返し、
     口内炎ができやすい。
(8)舌痛症
     舌尖や舌縁部の疼痛と舌の歯牙圧痕とが関係ありそうなのは想像に
     難くない。
     舌背全面を常に口蓋に押し付けている人も稀にいるので、
     舌中央部の疼痛の一因である可能性もある。
(9)咬合痛・咬合違和感


<歯列接触癖改善療法>
(1)自分にとって有害な行動を無意識のうちに行っていることを認識する。
(2)行動変容のための行動療法
     メモ用紙に「歯を離してリラックス」と書いて、目に付く場所に
     貼り付ける。
     メモを見たら、息を吐きながら上下歯列を離して、舌の力も抜く。
(3)変容した行動の強化
     脱力行動をする際に、咬筋・側頭筋の疲労状態に気付くように
     する。


<パソコンと歯列接触癖>
下向きが長時間続くパソコンは、首や肩の筋肉の過緊張ばかりか口腔周囲筋の
緊張も伴う。
それ自体で顎関節症の誘因になりえるが、さらに歯列接触癖を通してより一層
拍車がかかると推測できる。
40歳より若い一般歯科治療受診者の中に、細い下顎頭を有する患者さんが
増えている。
顎関節部のX線写真だけを見ると、まるで高齢者のように思える若い患者
さんがいる。
パソコンなど事務作業、歯列接触癖との関連はわからないが、全く無関係とも
思えない。


[出典・引用]
東京医科歯科大学・木野孔司教授「顎関節症の増悪因子としての歯列接触癖」
を一般市民向けにアレンジしました








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