保護中: 咬合ストレスから生じる歯髄炎
- 2009年 11月 10日
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カテゴリー : 根管治療
[歯のインプラント治療は根管治療よりも手間がかかる]
(HealthDay News 2008年11月20日)
歯のインプラント治療は、歯根管治療に比べてより多くの継続治療を必要と
することが、米国の研究で明らかにされ、インプラントを検討する前に
自然歯を保存するためのあらゆる努力をすべきであることが示唆された。
米アラバマ大学バーミングハム校(UAB)のJames Porter Hannahan博士
らは、インプラント治療を受けた129例の患者群と歯根管治療を受けた143例
の患者群のカルテを検討。
追跡調査期間は、インプラント治療群が15~57カ月(平均36カ月)、歯根管
治療群が18~59カ月(平均22カ月)であった。
研究の結果、インプラント治療の成功率は98.4%、歯根管治療の成功率は
99.3%であった。
しかし、インプラント治療群では12.4%、歯根管治療群では1.4%が追加の
介入(治療)を必要とした。
この研究結果は、医学誌「Journal of Endodontics(歯内治療学)」11月号に
掲載された。
Hannahan氏は「多くの歯科医が、患者を前に歯根管治療かインプラント
治療の選択においてジレンマに陥っているのが現状。どちらの方法も成功率は
同様であるが、歯根管治療で自然歯を残す場合、継続治療が必要なことは稀で
あり、通常は一生そのままでよい。一方、インプラント治療は、術後の合
併症が多く、長期間での失敗率もより高い」と述べている。
また、口腔衛生不良や歯の喪失が、心疾患や脳卒中、特定の癌(がん)などの
重大な健康問題に関連する可能性も示されている。
米国歯内治療学会(AAE)会長のLouis Rossman博士は「口腔衛生が全身の
健康状態に影響を及ぼすエビデンス(科学的根拠)が増えていることを考え
れば、歯科医は、歯根管治療で自然歯を残すことができるかどうかを検討する
際に、高度な訓練を受けた歯内治療医をパートナーとすることが必須である。
歯を失った人にはインプラント治療が適切かもしれないが、損傷した歯を修復
する歯内治療を第1選択とするべきである」と述べている。
歯根管治療の場合、痛みの原因となる炎症を起こした歯髄を除去し、歯の
内側を清浄後に充填密閉する。
治療のほとんどが1回の受診で完了する。
米国では毎年約1,700万本の歯が根管治療によって修復されている。
インプラント治療では、抜歯を行い、顎に金属製ポストを挿入し、ポーセレン
(陶材)冠を装着するが、この場合、数カ月以内に3回以上受診する必要が
あるという。
http://www.healthdayjapan.com/
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[解説]
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<歯科インプラント(人工歯根)治療キーワード目次
[本当は怖い間違った歯の手入れ〜蝕まれる白い歯〜]
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
K・Nさん(女性)/43歳 専業主婦
主婦のK・Nさんのコンプレックスは、お世辞にもキレイとは言えない歯。
いつかは大きな口を開けて笑いたいと、徹底した歯の手入れを始めることに
した彼女は、食べた後はこまめに歯を磨き、さらに歯が白くなる歯磨き粉も
使うようになりました。
その年の冬、ようやく歯に自信が持てるようになったK・Nさん。
しかし、やがて水を飲んだ時ばかりか、冷たい空気を吸い込んだだけでも歯が
しみるように。気になる異変はさらに続き・・・。
<症状>
(1)水が歯にしみる
(2)冷たい空気が歯にしみる
(3)歯と歯茎の間が黄色くなる
(4)歯の脈打つような痛み
(5)温かい飲み物で激痛
<病名>歯髄炎(しずいえん)
<なぜ、間違った歯の手入れから歯髄炎に?>
「歯髄炎」とは、外部からの刺激や雑菌の侵入が原因で、神経と血管が通って
いる歯髄に炎症が起き、激痛が走る病です。
いったんこの病にかかると、歯髄の中で炎症が広がり、組織が腫れあがろうと
します。
しかし、歯髄は象牙質に囲まれているため、腫れあがることができず、神経を
圧迫。
ズキズキとした激痛が走るのです。
さらに、症状が進むと血管が収縮し組織に酸素が運ばれなくなり、ついに
は歯髄が壊死してしまうことも。
歯髄炎の最も多い原因は虫歯。
しかし、K・Nさんの場合は、虫歯ではありませんでした。
その原因は、彼女の間違ったブラッシングにあったのです。
1つは、きれいにしようと思うあまり、2週間で歯ブラシがダメになって
しまうほど、力の入れすぎたブラッシング。
もう1つは、そんなブラッシングを1日何回も続けてしまったこと。
歯の外側の「エナメル質」は硬いため、歯磨き程度では、簡単には削られ
ません。
しかし、間違ったブラッシングで次第に歯茎に炎症が起き、なんと歯茎が
下がり始めてしまったのです。
その結果、歯と歯茎の境目の「象牙質」がむき出しになってしまいました。
そして、その象牙質の露出が招いた病こそ、「知覚過敏」。
冷たい水を飲んだだけで、歯がしみるようになってしまう知覚過敏。
しかし、まさか病気だとは思わず、さらに強く磨き続けてしまいました。
これこそが知覚過敏の落とし穴。
歯の表面のエナメル質に比べ、象牙質は柔らかい組織。
歯磨きで削りとられてしまうのです。
間違ったブラッシングで歯の象牙質が削られると、歯髄に刺激がより伝わり
やすくなってしまい、炎症が発生。
あの脈打つような痛みが出始め、ついに歯髄炎を発症してしまったのです。
現在、日本人の4人に1人が知覚過敏だと言われ、20代から50代に多く発症
するといわれています。
だからこそ、歯髄炎になる前に、早期に治療することが大切なのです。
http://asahi.co.jp/hospital/
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<知覚過敏症キーワード目次>
<虫歯(むし歯)治療キーワード目次>
[三叉神経痛・総論]
(口腔顔面痛ハンドブック)
(日本頭痛学会2009論文抄録集)
(日本脳神経外科学会・脳神経外科疾患情報ページ)
(虫歯から始まる全身の病気)
<概要>
三叉神経痛とは顔に痛みの出る病気でである。
「三叉神経」の付け根部分、「小脳」と脳幹の「橋」付近部分で、動脈硬化を
起こすなどして蛇行した動脈によって、三叉神経が圧迫されることによって
発生するケースが多いと言われている。
「歯性病巣感染」が少なくないのではと考えられ始めている。
50歳〜60歳に多い。
男女比は1:2で女性に多い。
<症状>
数秒〜数十秒の発作性電撃痛である。
「三叉神経」の支配領域に一致して電撃痛が起こる。
第2枝単独、第3枝単独、第2枝第3枝合併例が多い。
会話・食事・歯磨き・ひげ剃り・洗顔・化粧などで誘発される。
発作と発作の間は全く無症状である。
痛みの程度には大きな波があり、痛みの頻度が多い時期と、頻度の少ない時期
とがある。
一般的には夏場は頻度が少なくなるが、個人差がある。
睡眠中には発作は起こらない。
<診断>
内服薬「カルバマゼピン」を試しに飲んで、症状が楽になる場合は三叉
神経痛の可能性がある。
但し、カルバマゼピン(テグレトール)はてんかん治療薬のため、口腔
顔面部の疼痛全てで試してみるわけにはいかない。
脳腫瘍や脳梗塞が原因で起こっている三叉神経痛及び類似疼痛もあるので、
MRI診査は受けた方が良い。
<鑑別する疾患>
2年以内に「帯状疱疹」の既往があれば、「帯状疱疹後三叉神経痛」の
可能性がある。
眼の周囲や奥の激しい痛みを起こすものに「群発頭痛」がある。
通常、三叉神経痛よりも長く続く痛みである。
三叉神経痛とは逆で男性に多い。
飲酒で悪化し、酸素吸入で緩和されれば「群発頭痛」の可能性が高い。
鼻炎・鼻閉が片側だけあり、顔面痛の側と一致すれば「副鼻腔炎」の可能性が
ある。
食事時のみの誘発痛であれば「顎関節症」の可能性がある。
但し、顎関節症に伴う疼痛は、通常電撃痛まで著しくない。
「歯ぎしり」や「くいしばり」に伴う疼痛も、通常電撃痛まで著しくない。
酸っぱい物で誘発される激痛は「舌咽神経痛」の可能性があるが、極めて稀な
疾患で
ある。
<治療>
薬物療法、神経ブロック、サイバーナイフ(ガンマナイフ)、手術(神経血管
減圧術)、歯性病巣感染の治療(抜歯および歯槽骨掻爬術)
(1)薬物療法
カルバマゼピン(テグレトール)が三叉神経痛の特効薬とされている。
70%〜80%の人で一時的には痛みが消失あるいは改善する。
カルバマゼピンはてんかん治療薬で、神経の伝達を押さえるため、痛みの
伝達も押さえて痛みを軽くする。
発作がなくなるまで増量するのが一般的である。
カルバマゼピンで効果がない場合、他のてんかん治療薬、
・バルプロ酸ナトリウム(デパケン)
・フェニトイン(アレビアチン)
等を試してみる場合がある。
鎮静系の脳内伝達物質GABA受容体作動薬の「バクロフェン」が有効なことも
ある。
「バクロフェン」は著しい吃逆(しゃっくり)でも使用される。
神経痛も吃逆も、脳神経の過活動を抑制することで発作は治まる可能性が
ある。
(2)神経ブロック
神経痛などの様々な恒常的な痛みを訴えているケースに行なわれる。
専門の麻酔科医師が行う。
三叉神経痛に対しては、「三叉神経ブロック」が行われる。
(3)サイバーナイフ
「サイバーナイフ」は誤差1mm以内の精度で病変部を狙い打つ、定位放射線
治療装置。
作用機序(どうして痛みが取れるのか)が完全にわかっていないし、手術療法
よりも成功率が低いが、当然手術よりも浸襲が少ない。
手術療法を信奉する外科医によれば術後のトラブルが多いので推奨できないと
言うが、サイバーナイフを信奉する医師によればテクニックでカバーできると
言う。
サイバーナイフを行う場合、照射する目標ポイントが2箇所あるそうだ。
そのポイントによって2つの流儀派閥があるそうである。
(4)手術療法
脳幹部から三叉神経が出ている部分にアプローチして、神経を圧迫している
血管を見つけ、移動して減圧する「神経血管減圧術」。
(5)歯科治療
(横山歯科医院)
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「三叉神経痛と歯性病巣感染」
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<三叉神経痛キーワード目次>
<病巣感染(歯性病巣感染)キーワード目次>
<OFP口腔顔面痛キーワード目次>
<虫歯(むし歯)治療キーワード目次>
[三叉神経痛と歯性病巣感染]
(口腔顔面痛ハンドブック)
(日本頭痛学会2009論文抄録集)
(日本脳神経外科学会・脳神経外科疾患情報ページ)
(虫歯から始まる全身の病気)
三叉神経痛の多くは原因のわからない「特発性三叉神経痛」である。
その特発性三叉神経痛の原因として有力なのが、
(1)三叉神経を並走する血管が圧迫している
(2)根管治療や抜歯に伴う歯性病巣感染症
の2つである。
特発性三叉神経痛と鑑別すべき病変には、
・脳腫瘍
・脳卒中
・帯状疱疹後三叉神経痛
・副鼻腔炎
・群発頭痛
・舌咽神経痛
などがある。
<歯性病巣感染症による三叉神経痛>
「根管治療」(歯髄神経の治療)をした歯は歯性病巣感染の原因歯になる
可能性がる。
X線上問題が無い、完璧な治療と思われるような歯でも、細菌の大きさを
考えると、根管治療した歯は歯性病巣感染の原因歯になりえる。
また、抜歯した場合も、元の炎症が著しい、すなわち細菌や毒素の量が
多かった場合、通常の抜歯手技では除去できないため、歯性病巣感染の
原因になりえる。
治療には特殊な抜歯手技・掻爬手技が重要となる。
三叉神経痛を発症した場合、「テグレトール」(抗てんかん薬)で軽快しない
時には、
脳神経科を受診する必要がある。
脳神経科領域に原因があると、生命や後遺症に関るからである。
脳神経科領域に原因が見つからない場合、「歯性病巣感染症」を精査する
必要がある。
歯性病巣感染症による三叉神経痛は少なくないだろうと考えられ始めている。
「神経血管減圧術」を受ける前に、歯性病巣感染症治療を試してみる価値は
あると思う。
浸襲の小さい方から試すのがセオリーであると考える。
(横山歯科医院)
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「三叉神経痛・総論」
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<三叉神経痛キーワード目次>
<病巣感染(歯性病巣感染)キーワード目次>
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<虫歯(むし歯)治療キーワード目次>
[歯を再生するタンパク質「デントニン」に期待]
(HealthDayJapan 2006年6月29日)
デントニンと呼ばれるタンパク質で、虫歯になった歯の構成成分の再生を促す
ことにより、歯根管治療を回避できるようになる可能性が、オーストラリア、
ブリズベンで開催された第84回国際歯科研究学会総会で発表された。
「デントニン」は合成タンパク質で、歯の外側のエナメル質と中心部の歯髄に
挟まれた象牙質という骨に似た硬い組織の再建を助けるように設計された
もの。
虫歯になると、エナメル質と象牙質をドリルで削る治療が行われるが、その
ため神経が露出し、これが熱いものや冷たいものへの過敏症の原因となり、
「歯根管治療」や、最終的には「インプラント」が必要になることもある。
今回の研究は、米アコロジクス社(カリフォルニア州)、カリフォルニア大学
サンフランシスコ校(UCSF)および米コネチカット大学の研究グループに
より、第3大臼歯を2本以上抜歯する予定の患者35人を対象に実施された。
抜歯予定の歯の何本かにデントニンを投与し、残りの歯にはプラセボ(偽薬)
物質を投与。
抜歯後の歯を分析した結果、象牙質の新たな形成を促すデントニンによる
効果がみられたという。
アコロジクス社の研究開発副部長David Rosen博士によると、デントニンで
歯髄細胞が刺激され、象牙質が生成されたことがうかがわれた。
Rosen 氏によると、デントニンは神経が露出する恐れがあるような深い虫歯に
最も効果があるという。
しかし、有効性を裏付けるにはさらに大規模な第Ⅲ相(フェーズ3)試験を
実施する必要がある。
今回の研究では、デントニンにより歯根管治療を避けることができるか
どうかは不明だが、少なくとも歯の過敏症を予防できることは期待されると
いう。
この知見は、まだ予備段階のもので商品化されるまでには数年かかると
思われるが、米国歯科医師会(ADA)のDan Meyer博士は、健康的に
象牙質を再生させる方法としてデントニンは有望であるとし、「道のりは
長いが、うまくいけば非常に優れた製品になるだろう」と述べている。
なお、Meyer博士によれば、ほかにも虫歯によって損なわれた歯の再生を
目的とする製品があるとのこと。
http://www.healthdayjapan.com/
[根尖性歯周炎]
(gooヘルスケア)
<どんな病気か>
う蝕(むし歯)から歯髄炎を起こし、さらに根の先に向かって炎症が進み、
根の先から周囲にまで及んだ炎症で、初めは歯に痛みが出てくる病気です。
<原因は何か>
口内細菌による、う蝕からの歯髄炎や、治療後の歯が再び悪化することにより
起こります。
<症状の現れ方>
原因となる歯を叩くと痛みがあります(打診痛)。
歯は浮いた感じがして、軽度の動揺や持続性の鈍痛があります。
歯ぐきが腫れ、さらに進むと痛みを伴って唇や頬まで腫れてきて、歯ぐきに
うみ(膿)がたまるようになります。
<検査と診断>
歯を叩いてみます。
原因と思われる歯をX線写真で調べたり、血液検査(白血球数など)で炎症の
程度を調べます。
<治療の方法>
歯の根の治療をして、腐敗産物の排出路を作ります。
さらに抗菌薬を投与します。
<病気に気づいたらどうする>
う蝕や以前に治療した歯が痛む時は、歯科医院を受診しましょう。
(執筆者:福田仁一)
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10D40300.html