カテゴリー : ミニマル・インターべーション

虫歯治療ガイドライン(1)咬合面う蝕の診断にはどの診査方法が有効か

[虫歯治療ガイドライン(1)咬合面う蝕の診断にはどの診査方法が有効か]


う窩(虫歯の穴)の形成がある場合は指診や触診は有効である。

いわゆる「hidden caries」のようなう窩の形成がない場合はエックス線
検査を併用することが必須である。
hidden cariesとは「不顕性う蝕」(かくれ虫歯)のことである。
術野を清掃・乾燥し注意深く観察しても見過ごされるが、エックス線写真では
明らかに認識されるほど大きく且つ脱灰された象牙質病変を認めるう蝕を
言う。


日本歯科保存学会2009
「MI(ミニマル・インターべーション)を理念としたエビデンス(根拠)と
コンセンサス(合意)に元づくう蝕治療ガイドライン」


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虫歯治療ガイドライン(3)切削の対象となるのはどの程度に進行したう蝕か

[虫歯治療ガイドライン(3)切削の対象となるのはどの程度に進行したう蝕か]


以下の所見が認められる場合は修復処置の対象となる。
特に複数認められる場合は、ただちに修復処置を行うことが望ましい。
 (1)歯面を清掃乾燥した状態で、肉眼あるいは拡大鏡で
    う窩(虫歯の穴)を認める。
 (2)食片圧入や冷水痛などの自覚症状がある。
 (3)審美障害の訴えがある。
 (4)エックス線写真で象牙質の1/3を超える病変を認める。
 (5)う蝕リスクが高い。


<全身的なう蝕リスク>
 ・糖衣錠の服用
 ・口腔乾燥症を引き起こす薬物の服用
 ・頭頚部腫瘍の放射線治療
 ・身体障害

<歯科的う蝕リスク>
 ・多数の修復歯の存在
 ・頻回な再修復
 ・一度に多数歯におよぶ修復処置

<口腔衛生状態のう蝕リスク>
 ・少ない歯口清掃回数
 ・フッ化物を含まない歯磨剤の使用
 ・矯正装置や義歯の装着

<食事に伴うう蝕リスク>
 ・頻回な甘いお菓子や飲み物の摂取

<フッ化物のう蝕リスク>
 ・フッ化物の不使用
 ・歯磨きの未実施

<唾液のう蝕リスク>
 ・唾液分泌量の低下(ドライマウス)


日本歯科保存学会2009
「MI(ミニマル・インターべーション)を理念としたエビデンス(根拠)と
コンセンサス(合意)に元づくう蝕治療ガイドライン」



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虫歯治療ガイドライン(2)隣接面う蝕の診断にはどの診査方法が有効か

[虫歯治療ガイドライン(2)隣接面う蝕の診断にはどの診査方法が有効か]


う窩(虫歯の穴)の形成がある場合は指診や触診は有効である。

う窩の形成がない場合はエックス線検査あるいは透照診が有効である。


日本歯科保存学会2009
「MI(ミニマル・インターべーション)を理念としたエビデンス(根拠)と
コンセンサス(合意)に元づくう蝕治療ガイドライン」



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歯を再生するタンパク「デントニン」に期待

[歯を再生するタンパク質「デントニン」に期待]

(HealthDayJapan 2006年6月29日)


デントニンと呼ばれるタンパク質で、虫歯になった歯の構成成分の再生を促す
ことにより、歯根管治療を回避できるようになる可能性が、オーストラリア、
ブリズベンで開催された第84回国際歯科研究学会総会で発表された。


「デントニン」は合成タンパク質で、歯の外側のエナメル質と中心部の歯髄に
挟まれた象牙質という骨に似た硬い組織の再建を助けるように設計された
もの。


虫歯になると、エナメル質と象牙質をドリルで削る治療が行われるが、その
ため神経が露出し、これが熱いものや冷たいものへの過敏症の原因となり、
「歯根管治療」や、最終的には「インプラント」が必要になることもある。


今回の研究は、米アコロジクス社(カリフォルニア州)、カリフォルニア大学
サンフランシスコ校(UCSF)および米コネチカット大学の研究グループに
より、第3大臼歯を2本以上抜歯する予定の患者35人を対象に実施された。
抜歯予定の歯の何本かにデントニンを投与し、残りの歯にはプラセボ(偽薬)
物質を投与。
抜歯後の歯を分析した結果、象牙質の新たな形成を促すデントニンによる
効果がみられたという。
アコロジクス社の研究開発副部長David Rosen博士によると、デントニンで
歯髄細胞が刺激され、象牙質が生成されたことがうかがわれた。


Rosen 氏によると、デントニンは神経が露出する恐れがあるような深い虫歯に
最も効果があるという。

しかし、有効性を裏付けるにはさらに大規模な第Ⅲ相(フェーズ3)試験を
実施する必要がある。

今回の研究では、デントニンにより歯根管治療を避けることができるか
どうかは不明だが、少なくとも歯の過敏症を予防できることは期待されると
いう。

この知見は、まだ予備段階のもので商品化されるまでには数年かかると
思われるが、米国歯科医師会(ADA)のDan Meyer博士は、健康的に
象牙質を再生させる方法としてデントニンは有望であるとし、「道のりは
長いが、うまくいけば非常に優れた製品になるだろう」と述べている。

なお、Meyer博士によれば、ほかにも虫歯によって損なわれた歯の再生を
目的とする製品があるとのこと。

http://www.healthdayjapan.com/   



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