カテゴリー : 脂質

シークワーサーの皮で脂肪抑制  中部大教授ら確認

[シークワーサーの皮で「脂肪抑制」 中部大教授ら確認]

(中日新聞  2011年2月28日)


沖縄県特産のかんきつ類シークワーサーの皮に含まれるフラボノイドの一種
「ノビレチン」に、脂肪細胞の合成を抑制する作用があることを、中部大
応用生物学部の禹済泰教授(49)のグループが明らかにした。
肥満解消のかぎとなる可能性がある。

論文の要旨が米国の医療雑誌ファイトメディシンの電子版に掲載されている。


健康補助食品会社エリナ(東京都港区)との共同研究の成果で、禹教授は
「脂肪組織の合成を抑制することが、脂肪の燃焼促進へとつながる可能性も
ある」とし「肥満解消への応用が期待できる」と話している。


マウスを使った5週間の実験で、
・低脂肪食
・高脂肪食
・高脂肪食にノビレチン含有のシークワーサー抽出エキス1.5%を混ぜたえさ
を与える3グループで比較した。

エキスを混ぜたえさを与えたマウスは、体重と脂肪量の増加が低脂肪食と
ほぼ同じで、高脂肪食だけを与えた場合の半分に抑えることができた。

中性脂肪の増加量は高脂肪食の約7割にとどまり、低脂肪食の数値もわずかに
下回った。


http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011022890163016.html   





月経困難症とは

[月経困難症]

(gooヘルスケア)


<月経困難症はどんな病気か>
月経困難症とは、いわゆる生理痛のことです。
月経時に下腹部痛、腰痛などの疼痛を訴え、仕事や学業などの社会生活が
困難になることもあります。
器質的な異常を伴わない機能性月経困難症(原発性月経困難症)と器質的
疾患を伴う器質性月経困難症(続発性月経困難症)とに分類されます。



<原因は何か>
機能性月経困難症の原因としては、月経時に子宮内膜でつくられるプロスタ
グランジンの産生過剰などが考えられています。
プロスタグランジンは全身の平滑筋を収縮させて頭痛、嘔吐などを引き起こす
ほか、局所においては子宮の過剰収縮による疼痛を引き起こします。

器質性月経困難症は子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などによるものが
多く、子宮の奇形によることもあります。



<症状の現れ方>
症状は月経に伴う下腹部痛、腰痛、頭痛、下痢、発熱、悪心、嘔吐などです。



<検査と診断>
疼痛症状の程度を評価するにはVRSとVASの2つの方法があります。

VRSでは、痛みを5段階に分け
  0.痛みは、ほとんどない。
  1.痛みはあるが、日常生活は普通に行える。
  2.痛みのために、日常生活に差し支えることがある。
      鎮痛薬(痛み止めの薬)をのめば、仕事や学校を休むことは
      ほとんどない。
  3.痛みのために、日常生活に支障を来している。
      鎮痛薬をのんでも仕事などを休むことが多い。
  4.痛みのために動くのもつらく、1日中横になっている。
のように痛みの段階を典型化し、このなかから選びます。

最近の日本の調査では、月経がある女性のうち、VRSで0から4まで頻度は
おのおの、約22、46、27、4.2%でした。

鎮痛薬を必要とするものが全体の約3分の1程度であることがわかります。


VASではまったく痛くないものを0、考えられるかぎりの最も強い痛みを
10として、10cmのスケールで自分の痛みに相当する部分にしるしをつけて
評価します。


検査としては、内診、直腸診、超音波断層法などにより器質的疾患の有無を
調べます。
子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、子宮の奇形の診断にはMRIが有用です。
また、子宮内膜症、子宮腺筋症が疑われる場合は、補助診断として血液中の
CA125(腫瘍マーカーのひとつ)を測定することもあります。



<治療の方法>
器質的疾患が原因の場合は、その疾患の治療を行います。


機能性月経困難症では、軽度であれば鎮痛薬の投与による経過観察でよいで
しょう。
鎮痛薬としては主としてプロスタグランジンの合成阻害作用をもつ
ポンタール、ロキソニン、ボルタレンなどの非ステロイド性鎮痛薬
(NSAID)を月経前から投与します。
漢方薬が有効な場合もあります。

さらに、程度の強いものに対しては、低用量ピルの投与により、月経量が
減るのと同時に症状が改善することが多いようです。

低用量ピルは器質的疾患を伴う場合にも有効なことが多いようです。

手術療法としては、腹腔鏡を使った仙骨子宮靭帯切断により靭帯内の求心性
神経を切断する方法や、仙骨前面の神経叢を切断する方法もあります。

子宮全摘術や卵巣摘除術が必要になることもあります。



<月経困難症に気づいたらどうする>
月経困難症は若年女性にはかなりの頻度でみられますが、年齢とともに、
また、出産回数とともに減っていきます。

若年者は、市販の鎮痛薬で対処できる程度のものであれば様子をみてもよいと
思われますが、痛みの程度が強い場合や、年齢が高いにもかかわらず月経
困難が現れた場合は、産婦人科への受診が望まれます。

(執筆者:大須賀 穣)


http://health.goo.ne.jp/medical/search/10360600.html   





ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸の併用がうつ病に有効

[ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸の併用がうつ病に有効]

(HealthDay News  2010年12月8日)


オメガ-3脂肪酸のうつ病軽減効果は、ドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサ
ペンタエン酸(EPA)を適切な割合で使用した場合にのみ有効であることが、
新しい研究で示唆され、米マイアミで開催された米国神経精神薬理学会
(ACNP)年次集会で報告された。


米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施された今回の研究で、
米イリノイ大学(シカゴ)精神医学教授のJohn Davis博士らは、うつ病患者の
治療にオメガ-3脂肪酸を使用した15件ほどのプラセボ対照比較試験をメタ分析
した。

その結果、DHAを単独で用いた場合では、うつ病軽減効果は認められない
ことが明らかになる一方で、やや高用量のEPAと組み合わせることにより、
抑うつ症状が改善することが判明した。


うつ病に対するオメガ-3脂肪酸の有効性を検討した過去の複数の研究と最近
行われた無作為化プラセボ対照試験の結果からは、1日800mgのDHA摂取が
妊婦妊娠女性のうつ病予防に有用でないとの結論が得られた。

また、疫学的研究ではDHA不足とうつ病が関連付けられているが、Davis氏は
今回のメタ分析では、研究で抑うつ症状が認められた患者がDHA不足で
あったかどうかは不明であるとしている。
また、抑うつ症状のない被験者ではDHA/EPAによる気分障害の改善は認め
られなかったという。


Davis氏は「EPAをいくらか用いた製剤では常に何らかの抗うつ作用が
あるが、純粋なDHA 製剤には抗うつ作用はない。疑惑の影を残さずこの
ことを証明することはできないと思われるが、多数の二重盲検試験から、
DHA/EPA混合物にはそれ自体、あるいは従来の抗うつ薬と併用しても、
抗うつ特性のあることを示唆するエビデンスが得られた」と述べ、EPAと
DHAを相対的に等量含むものを服用することを推奨している。


米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)精神医学・薬理学教授の
Edythe London氏は、「うつ病患者は魚油サプリメントのみに依存しては
ならない。一貫した知見は、オメガ-3脂肪酸は抑うつ症状のある人の気分を
改善できるということである。ただし、うつ病は非常に重篤な疾患である
ため、抑うつ状態の人は、最も適切な治療コースを決定することができる
メンタルヘルス専門医の評価を受ける必要がある」と述べている。

この知見は学会発表であるため、ピアレビューを受けて医学誌に掲載される
まで予備的なものとみなす必要がある。


http://www.healthdayjapan.com/   



大きないびきなどの睡眠愁訴が心疾患リスクに関連

[大きないびきなどの睡眠愁訴が心疾患リスクに関連]

(HealthDay News  201012月1日)


大きないびき、入眠困難、すっきりしない睡眠などの睡眠愁訴が、いずれも
メタボリックシンドロームの有意な予測因子となることが、新しい研究で
明らかにされた。


メタボリックシンドロームとは、心疾患、糖尿病および脳卒中をもたらす
5つの危険因子(リスクファクター)のうち、少なくとも3つを併せもつ
状態をいう。
5つの危険因子とは、
  ・腹部肥満
  ・高トリグリセライド(中性脂肪)
  ・低HDL(高比重リポタンパク)コレステロール
  ・高血圧
  ・高血糖
である。


米国の研究グループが45~74歳の被験者812人を対象に3年間の研究を実施
した結果、大きないびきが頻繁にみられる人では、メタボリックシンドローム
を発症するリスクが正常な人の2倍以上であったほか、入眠困難のある人では
80%、すっきりしない睡眠の人では70%高いことが明らかになった。

メタボリックシンドロームの個別の危険因子に着目すると、大きないびきは
高血糖および低HLDコレステロールの有意な予測因子となることが判明。

入眠困難およびすっきりしない睡眠により個別の危険因子を予測することは
できなかった。


この知見は、日常の診察時に睡眠愁訴についてスクリーニングを行うことの
重要性を浮き彫りにするものであると、研究グループは述べている。

今回の研究は、医学誌「Sleep(睡眠)」12月1日号に掲載された。


「この研究は、不眠症や睡眠呼吸障害を含めた多岐にわたる睡眠症状が、
心血管疾患の重要な危険因子であるメタボリックシンドローム発症の予測
因子となることを示した初めての前向き研究である」と、研究の筆頭著者で
ある米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)助教授のWendy M. Troxel氏は
述べている。
また、「特筆すべきは、入眠障害と大きないびきによる影響の大部分は、
互いに独立したものであったことである」と同氏は付け加えている。


http://www.healthdayjapan.com/   



コミュニケーション障害「アラキドン酸」で改善

[コミュニケーション障害・・・市販薬で改善  研究チーム解析]

(産経新聞  2010年11月27日)


アスペルガー症候群や高機能自閉症などの障害を持つ人のコミュニケーション
力が、神経細胞を活発化する市販の従来薬の投与で改善されることを、芦屋大
発達障害教育研究所(兵庫県芦屋市)と東京農工大大学院生物工学科(東京都
府中市)の共同研究チームが突き止め、日本神経精神薬理学会などで発表
した。

コミュニケーション障害の効果的な治療薬はほとんど開発されておらず、芦
屋大で研究にあたる油井邦雄医師は「障害に悩む人の治療の選択肢を増やす
ことができる」としている。


アスペルガー症候群や高機能自閉症などを総称して自閉症スペクトラム障害と
いわれる。
研究チームによると、1つのことに熱中、反復するなどの行動障害と他人の
言葉の意味や気持ちの理解が困難なコミュニケーション障害がある。
脳の神経発達不全が原因とされるが、これまでコミュニケーション障害の
治療薬はほとんどなかった。


研究チームは、神経細胞の発達に効果があり、錠剤として市販もされている
アラキドン酸に注目。
自閉症スペクトラムと診断された7人に1日1回、アラキドン酸約240ミリ
グラムを含んだ錠剤を、6人に偽薬をそれぞれ投与したところ、4カ月後、
アラキドン酸を投与したグループはコミュニケーション障害が軽減した。

その後の4カ月間にわたり全員にアラキドン酸錠剤を投与すると、この差は
なくなり、最終的に13人中10人が目に見えて改善したという。

顕著な例では、教室から頻繁に出ていく子供が静かに座って授業を受けられる
ようになったり、孤立状態だった人が積極的に人にかかわるようになったり
したといい、研究チームは今後さらに効果を確かめる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101127-00000527-san-soci

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・「アラキドン酸


アラキドン酸とは

[アラキドン酸]

(Wikipedia)

アラキドン酸は、不飽和脂肪酸のひとつ。
ω-6脂肪酸に分類される。

細胞膜中のリン脂質として存在し、なかでも脳に多く含まれる。


アラキドン酸はほとんどの哺乳類にとって必須脂肪酸であると考えられて
いる。
アラキドン酸は植物にはほとんど含まれない。
主に肉、卵、魚、母乳などに含まれており、欧米など諸外国では乳児用調製乳
にも添加されている。

アラキドン酸はリノール酸を原料として体内で合成されるが、種によっては
この機能が十分でないため必要な量を生産することができないか、あるいは
全く生産する機能を持たない。
自ら十分な量を生産できない動物(ネコなど)は他の動物の捕食によって摂取
する必要がある。


アラキドン酸はホスホリパーゼA2によってリン脂質から遊離し、ここから
  ・プロスタグランジン
  ・トロンボキサン
  ・ロイコトリエン
など、一連のエイコサノイドがつくられる。
また細胞間のシグナル伝達におけるセカンドメッセンジャーとして働く。
これらの生合成過程や体内での作用はアラキドン酸カスケードと呼ばれる。





脳の働き、食事で改善

[脳の働き、食事で改善]

(日本経済新聞 日経プラスワン  2010年11月20日)


<重要な脂肪、小魚おすすめ>
うつ病、認知症などの患者が増え、集中力の低下や感情のコントロールに悩む
現代人も少なくない。
この原因の1つに食習慣の問題があると考える医者や学者が目立ってきた。
脳の働きを改善するといわれる食事法についてまとめた。


脳には千数百億個の神経細胞が集まっている。
目や耳などで得た情報は、神経細胞を伝う形で脳内を駆け巡る。
脳の働きが良いとは、この細胞間の情報伝達が円滑に進むことだ。


脳の働きを良くするには、細胞が喜ぶ食物を取ることが大切だ。
理化学研究所脳科学総合研究センターの吉川武男医学博士は「神経細胞は
日々の食事で取る脂肪でつくられる」と語る。
脂肪のほか、細胞間で情報を伝える物質の主原料であるタンパク質、情報
伝達のエネルギー源となる炭水化物は、脳にとって重要な栄養素といえる。


専門家の間で脳の働きを改善するため特に重視されているのは脂肪だ。
栄養療法の権威、米国のマイケル・レッサー医学博士は、「神経細胞は主に
オメガ3脂肪酸という油で作られるが、体内では作られないため、食事で
積極的に取る必要がある」という。

体に良いとされるドコサヘキサエン酸(DHA)はオメガ3脂肪酸の一種だ。
具体的には、オメガ3脂肪酸を豊富に含む亜麻仁油や小魚などがお勧めだ。
亜麻仁油は加熱せず、サラダなどにかけて食べるとおいしい。
個人差はあるが、毎日小さじ1杯でも、健康効果が得られるという。



<大切な大豆・玄米>
また、大豆や玄米などに含まれるリン脂質のレシチンを取ることも大切だ。
プロスポーツ選手の栄養指導を行う杏林予防医学研究所の山田豊文所長は
「レシチンは神経細胞の細胞膜などを構成する物質で、IQ食品とも呼ばれて
いる」と話す。


食べ過ぎに注意したいのは、マーガリンやショートニングなどに含まれる
トランス脂肪酸という油だ。
動脈硬化を起こす恐れがあるという理由で、欧米や韓国などでは成分表示や
使用規制が課せられている。
日本でも消費者庁が成分表示の義務化に向けた検討を12月に始める。
内閣府・食品安全委員会が食品ごとの含有量を公開している。

英国ではトランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素の活動を損ねるという論文が
発表されている。
「2000年以降は類似の論文発表が多く、摂取は控えた方がよい」(九段
クリニックの阿部博幸医学博士)という見解もある。



<穀物や豆多めに>
神経細胞間の情報伝達に関係するタンパク質や炭水化物も大切だ。
積極的に取りたいタンパク質は、タコやイカに多く含まれるアミノ酸の一種、
タウリンで、集中力を高める効果がある。
「脳が興奮してくるとイライラしがちになるが、タウリンがその興奮を
抑える」(幼児教育などを手掛けるしちだ・教育研究所の七田真裕美副社長)
という。

日常的には、穀物や豆など、植物性のタンパク質を多めに取りたい。
「植物性の食品は動物性食品に比べて、神経細胞の生成に必要なビタミンや
ミネラルが多く、脳の働きの改善につながる」(阿部医師)


動物性タンパクは主に小魚から取るのが良いが、肉も必要だ。
「油の少ない良質な肉やビタミンB3を摂取すると、脳内でうつ状態などの
改善に役立つ化学物質が作られる」(阿部医師)といわれる。
食べ過ぎは体の負担になるので良くないが、週に最低100グラム程度は食べた
方がよいという。



神経伝達物質を送り出すエネルギー源になる炭水化物についても、以前は
砂糖を取ると頭の働きが良くなるとされていた。
しかし、今は「血糖値を急激に上げ下げするため脳の働きが不安定になる」
(山田所長)という見方が増えている。

そこで活用したいのが、炭水化物が消化されてブドウ糖に変化するまでの
速さを示す「グリセミック指数」だ。
この数値が低い(変化まで時間がかかる)玄米や全粒粉のパン・パスタなどの
食品を取るのがお勧め。
難しければ胚芽米や普通のパスタなども良い。

消化を良くするため、これらの食品をよく噛んで食べることも大切だ。
また、どうしても不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養はサプリメント
を通じて取ってもよい。



<海藻や豆、解毒作用ある食品も>
現代社会では、日々の食材から有害な物質を無意識に取り込んでしまうことが
多い。
「農薬や水銀などは脳の健康にも当然良くない」(阿部医師)

魚介類に含まれる水銀の量は農林水産省・水産庁が公開している。
大型の魚ほど、食物連鎖により水銀の濃度が高まる。
オメガ3脂肪酸の摂取源として小魚が推奨されるのはこのためだ。

ただ、食材にこだわっても、有害物質を全く取り込まないのは難しい。
そこで知っておきたいのは、有害物質を排出する効果のある食品だ。
例えば、「海藻や豆などに含まれる亜鉛は肝臓で働く解毒酵素の材料になり、
タマネギや玄米などに含まれるセレンは水銀を無毒化する作用がある」
(山田所長)という。

http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE3EAE7E3E1E5E1E2E3EBE3E3E0E2E3E285E3E1E2E2E3;p=9694E0E4E3E0E0E2E2EBE1E3E2E3

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・「克山病(セレン欠乏症)

・「セレンレベルが高い高齢男性は糖代謝異常になりにくい

・「血糖値上げる肝臓ホルモン発見=金沢大






血糖値上げる肝臓ホルモン発見=金沢大

[血糖値上げる肝臓ホルモン発見=糖尿病の新たな治療法に期待—金沢大]

(時事通信  2010年11月5日)


金沢大の金子周一教授らの研究チームは5日、肝臓で作られるホルモンが
血糖値を上げ、インスリンによる糖尿病治療を邪魔することを発見したと発表
した。

これまで後天性の糖尿病は脂肪摂取が主な原因と考えられており、肝臓との
関連が見いだされたのは初めて。

研究チームは、このホルモンの生成を抑制できれば、副作用の少ない治療に
つながると期待している。

研究成果は、米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。


このホルモンは「セレノプロテインP」と呼ばれ、抗酸化物質セレンを運ぶ
役割をする。
セレンはアンチエイジング効果があるとしてサプリメントなどに用いられて
いる。


研究チームは、同大付属病院の糖尿病患者を調査したところ、セレノ
プロテインPの血中濃度が高いことに着目。

マウス実験で、同ホルモンを打ったマウスは血糖値が上がり、インスリンが
効きにくくなることを突き止めた。
肝臓での同ホルモン生成を抑える薬を打ったマウスは血糖値が下がることも
分かった。

研究チームは、セレノプロテインPなど糖尿病に関与する肝臓由来ホルモンを
「ヘパトカイン」と命名。
これらは糖尿病だけでなく、メタボリック症候群やがんなどとの関連も考え
られるという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101105-00000067-jij-soci   

DHA群では早産が少が少なく、集中治療室に入院した乳児も少ない

[妊娠中の魚油サプリ摂取は産後うつ病や子の認知力向上に効果なし]

(HealthDay News 2010年10月19日)


ドコサヘキサエン酸(DHA)を含有する魚油サプリメントを妊娠女性が摂取
しても、産後うつ病の減少や、生れてくる子の思考(認知)力および言語の
発達向上などの効果はみられないとする研究が、米国医師会誌「JAMA」
10月20日号に掲載された。


オーストラリア、女性・小児健康研究所(アデレード)のMaria Makrides氏
らによる今回の研究では、妊娠21週未満の女性2,399人を、DHA 800mgを
含有する魚油サプリメントを毎日摂取する群と、DHAを含有しない植物油
カプセルを摂取する群に無作為に割り付けた。
被験者は出産まで摂取を継続した。
エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)およびベイリー乳幼児発達検査
(BSID)を用いて、母親のうつレベルおよび出生児の認知・言語の発達を
それぞれ評価した。

出産後6カ月間の産後うつ病の比率はDHA群では9.67%、非DHA群では
11.19%で、両群間に有意差はみられなかった。
新たなうつ病の発症数にも群間差はなかった。

また、生後18カ月の時点で、母親がDHAを摂取した幼児としていない幼児の
間に発達スコアの差はみられず、運動発達や社会情緒的行動などのスコアにも
差はみられなかったという。


なお、DHA群では新生児集中治療室(NICU)に入院した乳児が、対照群に
比較して有意に少なかった。
これは DHA群の早産が少なかったことによるものと考えられる。


同誌付随論説の著者である米ハーバード大学医学部(ボストン)准教授の
Emily Oken博士は、DHA群での早産率の低さは大きなベネフィット(便益)
であると述べている。

また、今回の研究で用いたベイリー乳幼児発達検査は、就学前後にならないと
表面化してこない発達の欠陥を予測するには不十分であると指摘。
魚油サプリメントの安全性を強調するとともに、妊娠女性は水銀含有量が
少なくDHA含有量が多い魚、あるいはサプリメントにより1日200mgの
DHAを摂取することを推奨している。


一方、米マイアミ大学ミラー医学部のGene Burkett博士は、水銀含有量の
少ない魚を食べることを勧めており、サプリメントは魚の代用とはならないと
している。


健康食品業界団体Council for Responsible NutritionのDuffy MacKay氏は
この知見に対し、「今回の研究では、妊娠初期の母親のDHAの摂取状態や、
うつ病の評価を実施した時期がわからない。また、幼児を評価した時点での
DHAの摂取状況もわからない」と指摘し、明確な結論を導くことはできないと
述べている。


http://www.healthdayjapan.com/   



富山大学・東海大学がコレステロールで会見 下げると病気に

[富山大の浜崎教授らがコレステロールで会見 下げるとかえって病気に]

(鶏鳴新聞  2010年7月25日)


「コレステロールが多い食品を摂ると、心筋梗塞や脳卒中になりやすいため、
卵や肉類の摂取も控えた方が良い」との考えが医師の間で根強いなか、富山
大学和漢医薬学総合研究所の浜崎智仁教授(脂質栄養学、医学博士)と、
東海大学医学部の大櫛陽一教授(医学教育情報学)、金城学院大学「脂質
栄養」オープン・リサーチ・センター長の奥山治美特任教授(予防薬食学、
薬学博士)は6月28日、厚生労働省内で記者会見し、『薬でコレステロールを
下げても死亡率は下がらず、かえって病気になりやすくなる』との研究成果を
発表した。


浜崎教授は学術雑誌に掲載された論文、大櫛教授は脳卒中患者のデータ
ベース、奥山教授は昨年までの動物実験や疫学調査の結果などを分析して、
結果をまとめたもの。


大櫛教授は「日本人に限れば、脳卒中や心筋梗塞を発症する人の9割は60歳
以上の高齢者。予防のためには、薬を飲むのではなく、栄養をしっかり摂って
血管を健康に保ち、タバコや炭水化物、トランス脂肪酸などの摂取を控えて、
炎症の発生を防ぐことが大事になる。鶏肉など動物性の脂肪には、炎症を
抑える作用があり、牛肉、豚肉、そして卵をしっかり食べても問題ない。
主食を少なめに、おかずをたくさん食べることが病気を防ぐコツ」と話して
いた。


http://www.keimei.ne.jp/article/20100725n1.html    

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