カテゴリー : タンパク質

脳の働き、食事で改善

[脳の働き、食事で改善]

(日本経済新聞 日経プラスワン  2010年11月20日)


<重要な脂肪、小魚おすすめ>
うつ病、認知症などの患者が増え、集中力の低下や感情のコントロールに悩む
現代人も少なくない。
この原因の1つに食習慣の問題があると考える医者や学者が目立ってきた。
脳の働きを改善するといわれる食事法についてまとめた。


脳には千数百億個の神経細胞が集まっている。
目や耳などで得た情報は、神経細胞を伝う形で脳内を駆け巡る。
脳の働きが良いとは、この細胞間の情報伝達が円滑に進むことだ。


脳の働きを良くするには、細胞が喜ぶ食物を取ることが大切だ。
理化学研究所脳科学総合研究センターの吉川武男医学博士は「神経細胞は
日々の食事で取る脂肪でつくられる」と語る。
脂肪のほか、細胞間で情報を伝える物質の主原料であるタンパク質、情報
伝達のエネルギー源となる炭水化物は、脳にとって重要な栄養素といえる。


専門家の間で脳の働きを改善するため特に重視されているのは脂肪だ。
栄養療法の権威、米国のマイケル・レッサー医学博士は、「神経細胞は主に
オメガ3脂肪酸という油で作られるが、体内では作られないため、食事で
積極的に取る必要がある」という。

体に良いとされるドコサヘキサエン酸(DHA)はオメガ3脂肪酸の一種だ。
具体的には、オメガ3脂肪酸を豊富に含む亜麻仁油や小魚などがお勧めだ。
亜麻仁油は加熱せず、サラダなどにかけて食べるとおいしい。
個人差はあるが、毎日小さじ1杯でも、健康効果が得られるという。



<大切な大豆・玄米>
また、大豆や玄米などに含まれるリン脂質のレシチンを取ることも大切だ。
プロスポーツ選手の栄養指導を行う杏林予防医学研究所の山田豊文所長は
「レシチンは神経細胞の細胞膜などを構成する物質で、IQ食品とも呼ばれて
いる」と話す。


食べ過ぎに注意したいのは、マーガリンやショートニングなどに含まれる
トランス脂肪酸という油だ。
動脈硬化を起こす恐れがあるという理由で、欧米や韓国などでは成分表示や
使用規制が課せられている。
日本でも消費者庁が成分表示の義務化に向けた検討を12月に始める。
内閣府・食品安全委員会が食品ごとの含有量を公開している。

英国ではトランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素の活動を損ねるという論文が
発表されている。
「2000年以降は類似の論文発表が多く、摂取は控えた方がよい」(九段
クリニックの阿部博幸医学博士)という見解もある。



<穀物や豆多めに>
神経細胞間の情報伝達に関係するタンパク質や炭水化物も大切だ。
積極的に取りたいタンパク質は、タコやイカに多く含まれるアミノ酸の一種、
タウリンで、集中力を高める効果がある。
「脳が興奮してくるとイライラしがちになるが、タウリンがその興奮を
抑える」(幼児教育などを手掛けるしちだ・教育研究所の七田真裕美副社長)
という。

日常的には、穀物や豆など、植物性のタンパク質を多めに取りたい。
「植物性の食品は動物性食品に比べて、神経細胞の生成に必要なビタミンや
ミネラルが多く、脳の働きの改善につながる」(阿部医師)


動物性タンパクは主に小魚から取るのが良いが、肉も必要だ。
「油の少ない良質な肉やビタミンB3を摂取すると、脳内でうつ状態などの
改善に役立つ化学物質が作られる」(阿部医師)といわれる。
食べ過ぎは体の負担になるので良くないが、週に最低100グラム程度は食べた
方がよいという。



神経伝達物質を送り出すエネルギー源になる炭水化物についても、以前は
砂糖を取ると頭の働きが良くなるとされていた。
しかし、今は「血糖値を急激に上げ下げするため脳の働きが不安定になる」
(山田所長)という見方が増えている。

そこで活用したいのが、炭水化物が消化されてブドウ糖に変化するまでの
速さを示す「グリセミック指数」だ。
この数値が低い(変化まで時間がかかる)玄米や全粒粉のパン・パスタなどの
食品を取るのがお勧め。
難しければ胚芽米や普通のパスタなども良い。

消化を良くするため、これらの食品をよく噛んで食べることも大切だ。
また、どうしても不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養はサプリメント
を通じて取ってもよい。



<海藻や豆、解毒作用ある食品も>
現代社会では、日々の食材から有害な物質を無意識に取り込んでしまうことが
多い。
「農薬や水銀などは脳の健康にも当然良くない」(阿部医師)

魚介類に含まれる水銀の量は農林水産省・水産庁が公開している。
大型の魚ほど、食物連鎖により水銀の濃度が高まる。
オメガ3脂肪酸の摂取源として小魚が推奨されるのはこのためだ。

ただ、食材にこだわっても、有害物質を全く取り込まないのは難しい。
そこで知っておきたいのは、有害物質を排出する効果のある食品だ。
例えば、「海藻や豆などに含まれる亜鉛は肝臓で働く解毒酵素の材料になり、
タマネギや玄米などに含まれるセレンは水銀を無毒化する作用がある」
(山田所長)という。

http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE3EAE7E3E1E5E1E2E3EBE3E3E0E2E3E285E3E1E2E2E3;p=9694E0E4E3E0E0E2E2EBE1E3E2E3

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・「克山病(セレン欠乏症)

・「セレンレベルが高い高齢男性は糖代謝異常になりにくい

・「血糖値上げる肝臓ホルモン発見=金沢大






必須アミノ酸とは

[必須アミノ酸]


必須アミノ酸とは、その動物の体内で合成できず、栄養分として摂取しな
ければならないアミノ酸のこと。


<ヒトの必須アミノ酸>
ヒトでは、一般に次の9種類が必須アミノ酸に含まれる。

・トリプトファン
・ロイシン
・リシン(リジン)
・ヒスチジン(長らく乳幼児期のみ必須とされてきたが
       現在は成人も必須とされている)
・バリン
・スレオニン(トレオニン)
・フェニルアラニン
・メチオニン
・イソロイシン

<覚え方>
トロリーバス不明(トロリヒバスフメイ)



<準必須アミノ酸>
ヒスチジンは体内で作られるが、急速な発育をする幼児の食事に欠かせない
ことから、1985年から必要なアミノ酸として加わるようになり、合計
9種類が必須アミノ酸と呼ばれている。

アルギニンは体内でも合成され、成人では非必須アミノ酸ではあるが、成長の
早い乳幼児期では、体内での合成量が十分でなく不足しやすいため、
「準必須アミノ酸」と呼ばれる。
同様の理由から、システインとチロシンも準必須アミノ酸として扱われる
場合がある。



< アミノ酸の桶>
必須アミノ酸は全種類をバランスよく摂取しないと有効利用されない。
これについては「アミノ酸の桶」という例をあげて説明されることが多い。

9種類の必須アミノ酸のうち、1番含有量の少ないアミノ酸を1番背の低い
桶板に例えて、いくら満杯にしようとしてもそこから水が流れてしまう=
アミノ酸の含有バランスが悪い、という事になる。

必須アミノ酸をバランスよく含む食物ほどアミノ酸スコアが高いと表現
される。
食品単体ではなく、食事という視点からでは1日のうちの食品中のアミノ酸を
合計したものでバランスがとれればよい。
そのため、単体ではバランスの悪い穀物と豆も、その組み合わせでバランスが
よくなる。
なぜなら、穀物はトリプトファン、メチオニンが多く、豆はイソロイシン、
リジンが多いため互いに補いあうことができるからである。

身近な高アミノ酸スコア食品の代表は鶏卵である。


[出典・引用]Wikipedia

(横山歯科医院)




消費者庁:「アレルギー患者が食べられる卵」で注意喚起

[消費者庁:アレルギー患者が食べられる卵で注意喚起]

(毎日新聞  2010年10月30日)


消費者庁は29日、「アレルギー患者が食べられる」とうたった卵について、
アレルギー症状を防ぐ科学的証明がなく、生命にかかわる可能性があると
して、専門医の指導でない限り食べないよう患者に注意喚起した。

販売業者には食品衛生法に違反する恐れがあるとして各地の保健所が指導して
おり、誇大表示をやめなければ回収命令も検討する。


「アトピーが出ない」などと宣伝した卵販売サイトは今年1月に約10件、
9月に6件確認された。
「卵アレルギーだった息子も食べられるようになった」と体験談を載せる
サイトもあった。


業者は「餌や育て方を工夫した」と主張する。
しかし卵アレルギーの原因は主要成分の卵白アルブミンなどで、消費者庁は
「主要成分のない卵はあり得ない」とする。


アレルギーの治療として卵を少量食べさせる「減感作療法」では、時に呼吸
困難を起こすこともある。
消費者庁は「医師の立ち会いのないまま卵を摂取するのは生命にかかわる
危険がある」と注意を呼びかけている。
【山田泰蔵】


http://mainichi.jp/select/science/news/20101030k0000m040011000c.html  



加工肉製品の摂取は膀胱がんリスクを高める、 米国立がん研究所

[加工肉製品の摂取は膀胱がんリスクを高める、 米国立がん研究所]

(AFPBB News 2010年8月3日)

「デリミートの摂取はぼうこうがんリスクを高める、 米国立がん研究所」

【8月3日 AFP】
赤身肉の摂取と心疾患やすい臓がんなどのがんリスクとの関連は、これまでも
指摘されてきたが、デリミートなど加工肉製品の摂取は膀胱がんリスクを
高めるとした米国立がん研究所による研究結果がこのほど、医学誌
「Cancer(がん)」に掲載された。

米国立がん研究所は、米国8つの州に住む50歳から71歳までの男女3万人を
8年間、追跡調査し、赤身肉に含まれる硝酸塩や亜硝酸塩などの摂取と、
がん発症率との関連を調べた。
その結果、調査期間中に854人が膀胱がんと診断されたという。

硝酸塩や亜硝酸塩の摂取が少ない対象群と比較して、肉類以外の食品からも
亜硝酸塩を摂取していた対象群とデリミートなど加工肉製品から多くの
硝酸塩を摂取していた対象群では、膀胱がんの発症リスクが28~29%も
高かった。

この結果から、研究員らはデリミートに保存料や添加物として用いられる
硝酸塩や亜硝酸塩が、リスクを高める原因と結論づけた。
硝酸塩や亜硝酸塩は、膀胱などの臓器で腫瘍の形成を誘発する「Nニトロソ
化合物」の先駆物質だからだ。

一方、ベーコンやハンバーガー、ソーセージ、ステーキなどと、膀胱がんとの
間には関連性は認められなかったという。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2745822/6040491

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[硝酸]

(Wikipedia)

硝酸は窒素のオキソ酸で、化学式 HNO3 で表される。
代表的な強酸の1つで、様々な金属と反応して塩を形成する。

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[亜硝酸]

(Wikipedia)

亜硝酸とは、窒素のオキソ酸のひとつで化学式 HNO2 で表される弱酸で
ある。

< 生体への作用>
亜硝酸自体あるいは亜硝酸塩、亜硝酸エステルは分解すると一酸化窒素を発生
するので、強い血管拡張作用を示す。

脂肪族アミン類と反応すると発癌性の高い「ニトロソアミン体」となるので
食品添加物の亜硝酸塩や(窒素肥料を過剰に与えた)根菜などに含まれる
亜硝酸の摂取に対しては注意が喚起されている。

メトヘモグロビン血症(ブルー・ベビー症候群)の原因ともなる。

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肝臓の代謝促進に欠かせないL-システイン

[肝臓の代謝促進に欠かせないL-システイン 必要量摂取、毎日心掛けて]

(産経新聞 2010年6月30日)


毎日何となくだるい、疲れが取れないと感じている人は少なくない。
体の疲れで注目したいのが肝臓の代謝。
肝臓の代謝がうまくいかないと肌の代謝も落ちてくるため、シミやそばかすの
原因になることもある。
美肌と元気のために、肝臓の代謝を助ける栄養をしっかりとることが大切だ。
(平沢裕子)

 
<さまざまな不調も>
「健康診断を受ける女性の血液検査の結果をみると、病気かと疑うぐらい
肝機能の数値が悪い人が少なくない」
女性専門の健診施設「イーク丸の内」(東京都千代田区)の仲眞美子院長は
こう指摘し、女性の肝臓が弱っていることを心配する。

肝臓は一般的にはアルコールを分解する臓器として知られる。
しかし、仲院長は「肝臓には女性ホルモンを分解する働きもあるので、肝臓を
再生させるためのタンパク質を女性は男性以上に取る必要がある。それなのに
カロリー重視のためか食べる量が少なく、必要な栄養が取れていない女性が
多い」と話す。

こうした女性の多くは疲れや貧血、肌荒れなどさまざまな不調を感じている。
中でも「疲れ」を感じる女性は同クリニックで健診を受けた女性の半数以上に
上るという。

肝臓がしっかり働くためには肉や卵は不可欠な食材。
タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがない。
また、過剰に取ると腎臓に負担をかけることもあり、必要な分だけ毎日取る
ことが大切だ。
1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐
半丁を取るようにしたい。

 

<シミ対策にも>
また、肝臓の代謝促進に欠かせないのが「L-システイン」というアミノ酸。
L-システインを含む医薬品やサプリメントは、美肌やシミ対策に効果がある
ことをうたっているものが多いが、本来は肝臓の代謝をサポートし二日酔いや
倦怠感を取る目的で使われてきた成分だ。


料理研究家の松見早枝子さんは、L-システインが雑穀やはちみつ、柑橘類の
皮などに多く含まれていることに着目、こうした食材を使った料理を紹介して
いる。
松見さんは「内臓と顔は一緒で、内臓の調子の良しあしが顔の肌質や肌色にも
影響を与える。特にこれからの季節は、シミ対策としても肝臓の代謝機能の
促進は不可欠。美肌のためにも必要な栄養をしっかり取ることが大事」と
アドバイスしている。


レシピは、

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100630/bdy1006300759001-n1.htm

マヨネーズ:卵黄型の方がカロリーが低い

[食品表示のおいしい読み方:マヨネーズには2種類ある!?]

(毎日新聞  2010年4月8日)


「マヨネーズなんてどれも同じ」と思っている人もいるだろう。
でも知人のマヨラー(マヨネーズ愛好家)に聞くと「表示を確認しないと
買う気がしない」という。


卵と酢、油を混ぜ合わせてできるマヨネーズ。
実はJAS規格上、卵の使い方が異なる「卵黄型」と「全卵型」の2種類が
あり、原材料表示で見分けられる。
「卵」は、全卵型を意味する。

卵黄型は濃厚なうまみとコクがあり、全卵型はさっぱりとして料理になじみ
やすい。

日本食品標準成分表によると、意外にも卵黄型の方がカロリーが低い。


1925年にキユーピーが発売した初の国産マヨネーズは卵黄型。
創業者が「日本人の体格向上のため栄養価の高いものを」と作り、以来同社は
卵黄型にこだわり続けてきた。

一方、全卵型は欧米に多く、「キユーピーとは違うものを」と1968年に
生産を始めた味の素が有名だ。

卵黄型を「キユーピー型」、全卵型は「味の素型」と呼ぶこともある。


ちなみに「カロリー半分」「コレステロールを下げる」などと表示された
ものの大半はマヨネーズタイプのドレッシング。
規格外の原材料を使っているなどの理由で、マヨネーズとは名乗れません。
【山田泰蔵】


http://mainichi.jp/life/food/hyoji/archive/news/2010/20100408ddm013100108000c.html  


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