カテゴリー : 法医学

DNA鑑定一括実施  千葉県柏市の警察庁科学警察研究所

[DNA鑑定:警察庁、一括実施 来月から運用、新施設を公開]

(毎日新聞  2011年1月21日‎)


警察庁は、都道府県警が行うDNA鑑定の負担を減らし、作業を効率化する
ため、容疑者本人の鑑定業務について同庁が一括して実施することを決めた。

千葉県柏市の警察庁科学警察研究所内に鑑定設備を設け、2月16日に運用を
開始する。


警察によるDNA鑑定は、事件現場に残された血痕や体液などを対象とする
遺留物鑑定と、容疑者本人の鑑定との2種類がある。

証拠能力が高く、いずれも2007年以降、業務が急増。
昨年の全国の遺留物鑑定は12万5,128件、容疑者鑑定は5万2,401件で、鑑定
業務にかける機材や人員が、都道府県警の負担になっている。


これまでの容疑者鑑定は、本人の同意を得て採取した口腔内粘膜を基に
都道府県警が行っていたが、新方式では各警察署が警察庁に鑑定を依頼する。
結果は1週間で警察署に通知。
同時に警察庁のDNAデータベースに登録する。


新たな鑑定設備は21日、報道陣に公開された。
増殖させた細胞からDNAを抽出する装置などで総額約7億円。
一度に80件を分析することができ、年間約6万件の処理能力がある。

【合田月美】


http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110122dde041040021000c.html
   

歯科情報のDB化目指す 災害時の身元確認に備え

[歯科情報のDB化目指す 災害時の身元確認に備え]

(中国新聞  2011年1月14日)


指紋やDNAと並んで身元の確認に有力な歯科情報をデータベース(DB)化
し身元確認の新しい制度をつくろうと、歯を鑑定する警察歯科医らが取り
組んでいる。

1995年の阪神大震災でも多くの歯科医が身元確認に奔走したが、大半が
手作業だった。

今後の大規模災害などに備え、身元確認の迅速化を目指す。


<金歯から特定>
1995年1月25日、阪神大震災発生から約1週間後の王子剣道場=神戸市
灘区。
警察歯科医だった住谷道夫(69)は12人の遺体を調べていた。
カルテやエックス線写真のない50代男性は1枚のスナップ写真が手掛かりに。
遺体の前歯に金歯を発見、写真の中で笑う男性の金歯をルーペで見て同一と
確認し同じ男性と断定した。

阪神大震災では、兵庫県警察歯科医会の歯科医延べ159人が実質約10日間で
68人の身元を明らかにした。

住谷さんは「故人の尊厳を守るのが身元確認。一刻も早く遺族に返した
かった」と振り返る。


<PCで自動照合>
1985年の日航ジャンボ機墜落事故で亡父が身元確認に尽力した群馬県
高崎市の歯科医小菅栄子は2007年、東北大の青木孝文教授(情報工学)と
協力し歯のエックス線写真を利用した身元確認システムを開発した。

同事故で全員の身元判明に要した日数は約3カ月。
大規模災害に備え手作業では膨大な時間がかかる危機感が開発の背景にある。

生前に撮影した歯のエックス線写真と遺体の写真をパソコンで自動照合する
仕組みで、現在、歯科情報をDB化する必要性を各地で訴えている。

小菅さんは「昼間に大地震が起きデパートなどが倒壊すれば、身元確認は阪神
大震災の時よりも困難。社会の財産として歯科情報の集約が必要だ」と強調
した。


<個人情報の壁>
生前の歯科情報のDB化へ向け、大きな課題は個人情報保護法の壁。
日本歯科医師会の柳川忠広常務理事は「実現には法改正が必要」とした上で
「死因究明制度も含め国民的理解が得られる形で議論したい」と話す。

警察庁の死因究明制度の在り方を検討する研究会も2010年7月の中間
とりまとめで「身元確認迅速化のため、歯科所見のDB化の実現が望ましい」
と記載、実現への機運が高まりつつある。


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201101140129.html   





無縁仏 家族へ帰したい 歯のデータ登録を模索

[無縁仏 家族へ帰したい 歯のデータ登録を模索]

(沖縄タイムス  2010年12月16日)

<判明に有効も予算の壁>

「遺族の元に帰してあげたい」と、全国の歯科医の間で身元検索ができるよう
生前の歯科情報をデータベース(DB)化しようとする動きがある。

2009年までの過去15年間、身元不明のまま、無縁仏として供養された人は
県内で101人、全国では1万6,765人。
自殺や、家族と縁が切れてひっそり最期を迎えるなど、警察庁の身元不明者
リストからは1人1人の孤独が浮かび上がる。

ただ、DB化には法整備や予算が課題だ。
(平島夏実)


遺体の発見現場に駆け付けた警察官は、まず服装や所持品、身体の特徴を
各警察署に伝える。
捜索願が出ている人物に似ていれば、遺体を遺族に見てもらう。

暑い沖縄では、遺体が白骨化した状態で見つかるケースも少なくない。
指紋やDNAによる鑑定が難しい場合、「身元解明の大きなヒント」になるのが
残存率の高い歯だ。
警察官は、虫歯の治療痕や抜歯痕、入れ歯の有無なども確認。
県内の歯科医約440人に伝え、受診患者のカルテと照合してもらっている。

ただ、県歯科医師会によると、歯科情報による身元判明率は約10%と低い。
警察から提供される遺体の口腔内写真が白黒で不鮮明だったり、歯科医院に
あるカルテの保管年数が切れて破棄されたりすることが一因だという。



<事故の衝撃>
群馬県検視警察医で歯学博士の小菅栄子さん(39)=高崎市=は、歯の
エックス線画像やデンタルチャート(歯の状態を記号化したもの)のDB化を
研究してきた1人だ。

原点は、中学生のころ目の当たりにした、1985年8月の日航機墜落事故。
40度近くに達した体育館で、歯科医の父親が遺体の身元確認に奔走する姿に
衝撃を受けた。
「歯科医の相手は診察に来る患者さんだけじゃない」ことを知った。


DBは、大規模な事故や災害にも有効。
山火事が頻発する豪州のビクトリア州では人口の92%が生前の歯科情報を登録
しており、歯科情報による身元判明率は約97%に上るという。



<法的な課題>
同州の取り組みは「コロナー(検視官)制度」に基づくが、現在の日本では
法的根拠が見つからず、DB化の予算も課題だ。

だが、多くの遺体発見現場に足を運んできた県警幹部は「今後、不況といった
理由で公園生活などを強いられる人が増えれば身元解明はますます難しくなる
だろう」と危機感を募らせる。

「歯科情報は、本人と家族を結び付ける『最後の絆』。身元不明社会にしたく
ない」
歯科医たちと警察の願いだ。



<ことば>無縁仏
身元を特定できなかった遺体は、警察が事件性なしと判断した後、遺体発見
場所の市町村が無縁仏として火葬、納骨する。
遺族が引き取りを拒否した場合や、継承者が絶えてしまった墓の遺骨も
無縁仏として扱われる。
県内には旧盆や清明祭の時に慰霊祭を行う自治体もある。


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-12-16_12880/    

今市小1女児殺害事件、未解決のままあす5年

[今市小1女児殺害事件、未解決のままあす5年]

(下野新聞  2010年11月30日)


2005年12月1日−。
あの日から5年がたつ。
日光市(旧今市市)大沢小1年の吉田有希ちゃん=当時(7)=殺害事件は、
あす12月1日で発生から丸5年を迎える。

有希ちゃんは下校途中の午後2時50分ごろ、日光市木和田島の通学路の
三差路で同級生3人と別れ、その後行方不明になった。
約25時間後、茨城県常陸大宮市の山林で、遺体で見つかった。


栃木、茨城両県警の合同捜査本部はこれまで、延べ30万人超の捜査員を動員。
懸命の捜査を続けているが、犯人逮捕には至っていない。
有希ちゃんの所持品なども見つかっていない。


三差路は事件後、周囲の木が伐採され明るくなるなどした。
しかし変わらぬ風景も続いている。
児童だけが登下校する長い列は今も見られない。


http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20101129/421757   







人間の尊厳は死後でも極めて神聖なものである

[ドイツの解剖学者、人体標本のネット販売を開始]

(ロイター世界のこぼれ話  2010年10月25日)


[ベルリン 22日 ロイター]
人体標本展の開催などで知られるドイツの解剖学者グンター・フォン・
ハーゲンス氏が、人体標本のインターネット販売を開始した。
アクセサリーに加工した標本なども取り扱っており、物議を醸している。


遺体の水分や脂肪分を樹脂に置き換える「プラスティネーション」という
技術で作られた人体標本は、全身分が約7万ユーロ(約790万円)。
胴体部は5万5,644ユーロから、頭部は2万2,000ユーロ前後となって
いるが、予算が少ない場合には人体標本の一部が115ユーロから入手できる。

ただし、こうした本物の人体標本を注文できるのは、研究や教育、医療目的
での使用を証明する書類を用意できる人に限られる。


それ以外の人は、人体標本の複製品のほか、雄牛の性器標本を使った
イヤリングなどの動物標本のみを購入可能。


ドイツのプロテスタント教会とカトリック教会は、同サイトを批判する共同
声明を発表。
カトリック教会のロベルト・ツォリチュ大司教は「人間の尊厳は死後でも
極めて神聖なものであり、人体を物として扱ったり見せ物にしたりしては
ならない」と述べている。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-17820920101025

遺体引き渡し時に取り違え 栃木県警那須塩原署

[遺体引き渡し時に取り違え 栃木県警那須塩原署]

(産経新聞  2010年9月5日)


栃木県警那須塩原署は5日、署内の霊安室に安置していた遺体を遺族に引き
渡す際、誤って別人の遺体を引き渡したと発表した。


同署によると、同日午前8時10分ごろ、同県那須塩原市内の自宅で先月
21日に病死した男性=当時(65)=の遺体を遺族に引き渡した際、誤って
同じ霊安室に安置中だった同市内の40代男性の遺体を引き渡してしまったと
いう。
署員が約30分後、間違いに気づいたが、すでに遺体は火葬されていたという。


同署は、間違えた理由について「両遺体ともに腐乱が進み、見ただけでは特定
できる状態ではなかった。思いこみでうっかり間違えてしまった」と話して
いる。

遺体には名札など、個人を特定するものが付いてなかった。

同署は今後、遺体を入れる袋に名札をつけるなど、取り違え防止策を徹底
するとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100905-00000542-san-l09  

感謝状:長崎海保、県警嘱託歯科医に 第2山田丸 身元確認に尽力

[感謝状:長崎海保、県警嘱託歯科医に 第2山田丸 身元確認に尽力]

(毎日新聞  2010年8月25日)


五島列島沖で1月に底引き網漁船「第2山田丸」(113トン)が沈没した
事故で、乗組員の遺体の身元確認に尽力したとして、長崎海保は24日、県内
開業医で作る県警嘱託歯科医会(今井忠之会長)の歯科医師ら10人に感謝状を
贈呈した。

事故では乗組員10人が全員死亡。
同歯科医会は日常の仕事の傍ら、遺体発見による急な呼び出しに応じ、歯の
治療跡などの照合で、日本人4人、中国人1人の身元確認につなげた。

長崎海保の林田保宏警備救難課長は「歯科医の専門的な技術がないと身元
特定はできなかった。非常に協力してもらった」。
今井会長は「2度とあってほしくない事故だが、遺族が感謝していると海保
から伝え聞き、救われる思いです」と話していた。
【釣田祐喜】

http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100825ddlk42040630000c.html

ゴリラの食性からDNA鑑定を考える

[ゴリラがサルを食べる、証拠発見か?]

(ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト2010年3月8日)


ベジタリアンでもハンバーガーの魅力に抵抗できない時があるが、草食の
ゴリラも近縁種への強烈な食欲に屈する場合があるかもしれないという研究が
発表された。

従来、飼育下で肉を食べることがあっても、野生のゴリラはもっぱら植物や
果実を主食とし、たまに口にするとしても昆虫ぐらいだと考えられてきた。

しかし、アフリカのガボンにあるロアンゴ国立公園に生息する野生の
マウンテンゴリラの排泄物から、サルのDNAと、森林に生息する小型
レイヨウの一種、ダイカーのDNAが見つかった。
今回の発見により、腐肉をあさったり狩りを行うなどして、密かに肉食生活を
送っている可能性が浮上してきた。


研究チームの一員で、ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化
人類学研究所の霊長類学者グリット・シューベルト氏は次のように話す。
「驚くべき発見だが、もっと常識的な説明もできる。ゴリラを肉食動物として
再分類する前に、あらゆる可能性を考察する必要があるだろう」

例えば、ゴリラはアリを食べるが、アリはサルなど哺乳類の死骸や骨をあさる
ことがある。
そのようなアリを食べれば、アリの消化管に残っていた哺乳類DNAが取り
込まれて排泄される可能性がある。

また、ゴリラの排泄物に残った植物の種などをあさっていたサルやダイカーの
DNAである可能性もある。
「サルやダイカーが、ゴリラの排泄物をなめたり、においをかいだり、尿を
かけただけかもしれない」とシューベルト氏は付け加える。
「ゴリラの排泄後に、哺乳類のDNAが加わる可能性はいくらでもある。肉食の
野生ゴリラなんて、私にはどうも合点がいかない」


ゴリラが肉食だとしても、“肉を食べる初の大型類人猿”というわけではない。
チンパンジーやその類縁にあたるボノボは、サルを含めほかの哺乳類を
狩って、その肉を食べることが知られている。

研究チームの一員で同じくマックス・プランク進化人類学研究所の遺伝学者
ミヒャエル・ホフライター氏は、「たいていの場合、草食動物は肉の消化に
困ることはない。逆だとそうはいかないが」とコメントした。


今回の研究成果はオンラインジャーナル「PLoS ONE」に2月25日付で掲載
されている。

http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/life/20100308001-ng.html


http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100308001&expand&source=gnews

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「DNA調査鑑定」というものは、2検体が別の物由来であることを証明する
のには非常に優れている。

一方、2検体が同一の物由来であることを証明するのがいかに困難かという
ことが、上記記事は示している。

事件現場で採取したはずのDNAが、必ずしも事件現場由来の検体であるとは
限らないことを、上記記事は示している。

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」とは青島刑事
(青島新係長)の名セリフですが、実験室での実験を除き「DNAの混入を封鎖
できません!」

被害者と被害者とのDNAを比較すれば同一人物:
  犯人が落とした遺留品だと思ったが、被害者の持ち物だった
青島刑事と青島刑事とのDNAを比較すれば同一人物:
  犯人の物と思った毛髪が、青島刑事が落とした物だった
  犯人の遺留品を見つけたが、怪我していた青島刑事のDNAが
  付着してしまった

(横山歯科医院)

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引き取り手待つ身元不明遺体、全国で1万6,000体

[引き取り手待つ身元不明遺体、全国で1万6000体]

(朝日新聞  2009年12月22日)


自死を選んだ失職者とみられる男性、繁華街で転落死した密入国者らしい
女性・・・・・。
警察が身元不明と判断した遺体の数は科学捜査の進歩で年々減っているが、
全国ではなお約1万6,000体が引き取り手を待つ。

愛知県では、県警がホームページで情報提供を呼びかけ始めて丸1年に
なるが、有力情報はゼロ。
約700体がひっそりと「寒い冬」を迎えている。


名古屋市熱田区の県営公園で中年男性が木からベルトを下げ、首をつって
死んでいるのが見つかった。
今年初めのことだ。
清潔なワイシャツにジャンパー、スラックス姿。足元の黒革のビジネスバッグ
には、電気カミソリや毛穴パック、リップクリーム、つめ切り、毛抜き、
ハンカチ、ハンドタオルが入っていた。
所持金類は13円とテレホンカード2枚。
熱田署は周辺の聞き込みや指紋、「歯の治療跡の捜査」などを続けたが、
誰かを特定できず、身元不明遺体と判断した。
身なりや、身だしなみを整えるための持ち物から、同署は直近まで職に就いて
いたとみる。
幹部は「再就職もままならず、人生を悲観したのでは。天涯孤独の身なの
だろう」という。


東海地区最大の歓楽街、名古屋・栄地区。中層ビルに囲まれたコイン式駐車場
では昨年1月、若い女性が仰向けで失血死していた。
隣の6階建てビルの屋上で履いていたハイヒールの足跡が見つかり、転落死と
判断されたが、やはり身元はわからなかった。

若い女性の身元不明遺体は極めてまれだ。連絡が取れなくなるとすぐに家族や
友人が警察に届け出たり、問い合わせたりするからだ。
中署は外国人の可能性を考えて入国管理記録にも当たったが、一致する指紋は
なかった。
捜査幹部は、女性が密入国者の可能性もあるとみている。


県警によると、かつては長く路上生活をしていたとみられる人の遺体が
多かったが、近年は仕事についていたとみられる人が目立つという。

警察は2〜8週間、捜査を尽くしても身元が判明しなかった遺体は、自治体に
引き渡す。
一方で殺人罪の公訴時効の25年間、記録を保存して、遺族を探す。
自治体は遺体を火葬後、「一時預かり」の形で霊場に収める。
遺留品の一部も保管している。


警察庁と同県警によると、DNA検査を始めとする捜査手法の進歩や検視態勢の
強化を背景に、1年間で身元不明と判断された遺体の数は、全国では1999年
の1,847件から2008年は1,019件に、愛知県では2001年の68件をピークに、
2008年は37件に減った。
それでも、記録の保存期間に遺族が見つかっていない身元不明遺体はそれぞれ
1万6,622件、693件(いずれも2008年末現在)に上る。


県警は昨年12月から、身元不明遺体に関する一部情報を、ホームページ
(http://www.pref.aichi.jp/police/jiken/fumei/index.html)に掲載する
取り組みを始めた。
だが、これまで身元確認に結びついた例はない。

鑑識課は「家庭事情が複雑で、身内と思い当たっても引き取りに現れない
遺族も多いようだ」。
今年は11月末現在で身元が判明したのは3件。
のまま引き取り手が見つからなければ、今年は計37件が時効を迎え、県内
各地の公営霊園などで無縁仏になる。

(豊岡亮、角拓哉)

http://www.asahi.com/national/update/1222/NGY200912220003.html  






火葬後に本人現れ発覚、福岡県警が遺体身元取り違え

[火葬後に本人現れ発覚、福岡県警が遺体身元取り違え]

(読売新聞 2008年10月23日)


福岡県警大牟田署が今月中旬、駅で倒れて死亡した佐賀市出身の男性(58)を
同県大牟田市の男性(61)と身元を間違えて親族に伝えた。
火葬の直後、61歳の男性が生きているのが見つかり、間違いが発覚。
同署は「確認が甘かった」として、この男性や遺族らに謝罪した。


同署の説明によると、17日午前7時50分ごろ、大牟田市の西鉄大牟田駅前
スロープ付近で男性が倒れているのを通行人が発見。
病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
死因は心原性ショックで、身元を確認できる所持品はなかった。

その後、現場付近でリュックサックが見つかり、預金通帳や領収証の名義
から、同署は61歳の男性が死亡したと判断。
男性のいとこに顔写真を見せたところ、「間違いない」と認めたという。
指紋は採取したが照合していなかった。
18日に市内で告別式と火葬が行われたが、親族も間違いに気付かなかった。

ところが、火葬の約3時間後、親族がJR大牟田駅付近でこの男性を発見した。
男性は同署を訪ね、間違いを指摘。

同署が改めて指紋を調べたところ、死んだのは佐賀市出身の58歳の男性と判明
した。


2人の男性はともに西鉄大牟田駅付近で寝泊まりするホームレスだったと
いう。
顔写真で確認を求められたいとこも、61歳の男性とは8年ほど会って
いなかったという。


大牟田署の上野恵造副署長は「判断が甘かった。身元確認の指導を徹底
したい」と話している。




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