カテゴリー : 麻疹はしか

はしかワクチンの接種率低迷、国内流行ゼロ目標の道遠く

[はしか流行ゼロ、道遠く ワクチン接種は月内に]

(共同通信  2011年3月2日)


2010年度のはしかワクチンの接種率は昨年末時点で、費用が公費で賄われる
定期接種の対象年齢により、全国平均で58.8~70.9%だったと厚生労働省が
2日、発表した。

国内流行をなくすための予防接種率の目標95%には程遠い状況で、厚労省は
「対象者の定期接種は3月末までなので、早めに接種してほしい」と呼び
掛けている。


定期接種の対象は、1歳時(1期)と小学校入学前の1年間(2期)の
2回と、2008年度から5年間の時限措置として中1(3期)と高3(4期)
に相当する年齢。


2期の全国平均は70.9%で、最も高いのは福井の82.6%、最低は高知の
60.5%。

3期は全国平均が68.9%、茨城の92.6%が最高で、最低は福岡の55.5%。

4期の全国平均は58.8%で、最高は福井の81.4%、最低は神奈川の37.6%
だった。

1期は未集計。

都市部で接種率が低いのが目立ち、都道府県間の差も大きく、4期の福井と
神奈川では43.8ポイントの開きがあった。


はしかの予防には、ワクチンの2回接種が有効とされる。

国は2012年度までに、はしかの国内流行ゼロを目指しており、予防接種率
95%を目標としているが、これまで達成できた年はない。


http://www.47news.jp/news/2011/03/post_20110302195301.html   


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・「千葉血清製ワクチンの抗体獲得性の問題

・「近年日本における麻疹の流行

・「ベトナムの麻疹と視覚障害

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海外修学旅行の高2も対象 来年度、はしかの追加接種

[海外修学旅行の高2も対象 来年度、はしかの追加接種]

(共同通信  2010年11月1日)


国内ではしかの流行をゼロにする対策を話し合う厚生労働省の「麻しん対策
推進会議」は1日、来年度、高校2年の生徒が海外に修学旅行などで行く
際に、はしかの予防接種を受ける場合、費用を公費で賄う定期接種の対象に
することを決めた。


若者の免疫強化のため、2008年度から5年間の時限措置として、中学1年と
高校3年を対象にワクチンの追加接種が定期接種として実施されている。

再来年度の高2は中1で既に追加接種の対象となっているため、高2を対象と
するのは来年度だけの措置。

年間約17万人の高校生が海外に修学旅行に行き、そのうち約9割は高2だが、
旅行前に接種を受けると費用は自己負担。こ
のため、定期接種の対象にするよう要望が出ていた。


これまで日本は、はしかを“輸出”しているとして、はしかの流行をゼロにした
国から批判されてきた。
2007年5月にはカナダで修学旅行中の日本の高校生がはしかを発症、同行の
生徒らが一時ホテルに“隔離”されたケースもあった。


http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110101000893.html   



はしか予防:追加接種、目標の95%届かず 厚労省集計

[はしか予防:追加接種、目標の95%届かず 厚労省集計]

(毎日新聞  2010年8月6日)

はしか予防のための13歳と18歳を対象にしたワクチンの追加接種について、
2009年度の全国の接種率は13歳が85.9%(2008年度85.1%)、18歳が
77.0%(同77.3%)にとどまり、目標の95%に届かなかったことが厚生
労働省の集計で6日、分かった。

2007年に、はしかが若者を中心に流行したのを受け、小学校入学までの
接種が1回だった年代を対象に、免疫力を高める目的で導入した5年間の
時限措置の2年目。

厚労省は「本年度の対象者は、夏休みなど長期の休みを使い、接種して
ほしい」と呼び掛けている。

接種率は都道府県ごとの差が大きかった。
13歳で最も高かった茨城県は97.0%、最も低かった神奈川県は76.0%。
18歳は最高が山形県の91.7%、最低は神奈川県の58.6%だった。

http://mainichi.jp/select/science/news/20100807k0000m040074000c.html

近年日本における麻疹の流行

[近年における麻疹の流行]

(Wikipedia)


<2001年>
患者報告数が定点あたり11.20人(推計患者数 約27.8万人)という大流行が
あり、これを契機に予防接種率の向上や、1歳の誕生日に予防接種を行う
キャンペーン等の対策がとられた。



<2006>
春に茨城県と千葉県での地域流行が起こった。
  ・茨城県は96例
  ・千葉県は定点報告数で90例



<2007年>
南関東を中心とした地域流行が発生し、各地に飛び火した。
10歳から29歳の世代という比較的高年齢に発生が集中したのが特徴である。

成人麻疹の流行により2007年7月27日現在で高校73校、高専4校、
短大8校、大学83校が休校し、高校・高専・短大・大学のみで1,657人の
患者が発生した。

この対策の為、流行の中心地である東京都では都立学校の生徒・児童の内の
ワクチン未接種かつ未罹患者への有償での予防接種の実施、都内市区町村立
学校の児童・生徒に対する市区町村が行う措置の支援、私立学校の児童・
生徒に対しても同等の支援を行う事とした。
東京都の対策とは別に、東京都の市区においても緊急の予防接種が実施
された。


麻疹・成人麻疹の流行により麻疹ワクチン・MRワクチンの需要が急増し、
定期接種ワクチンが前年よりMRワクチンに移行された影響も重なり全国的に
ワクチン在庫が不足する事態が生じた。

麻疹ワクチン・MRワクチンは1歳~2歳未満・小学校就学前の1年間を定期
接種により優先され、それ以外の世代では緊急接種を除きワクチン接種の前に
抗体検査を行うことが推奨されたが、それにより一時的に検査試薬が不足する
事態を招いた。


10歳~29歳の麻疹・成人麻疹が多くみられた原因として、定期接種世代の
時点で使用されていたMMRワクチンの副反応の影響による接種率の低迷、
麻疹発生の減少によりブースタ効果が期待できなくなった事で抗体価が低下
し修飾麻疹が発生したことなどが考えられる。



<2008年>
  ・神奈川県:3,515件(2008年9月30日現在)
  ・北海道 :1,453件
  ・東京都 :1,148件
  ・千葉県 :1,032件
  ・福岡県 :670件
で地域的流行が発生した。

全体の35%を占める神奈川県での流行は
  ・横浜市 :1,466件(2008年10月2日現在)
  ・横須賀市:679件
が中心であった。

横浜市ではこの事態を受けて2008年3月21日より2009年3月20日の1年間の
時限措置として、「定期予防接種対象者を除く1歳~高校3年生に相当する
年齢で、麻しん予防接種を1度も受けておらず、麻しんにり患していない方」
を対象とする市費負担による予防接種(任意接種)を実施した。

同様に横須賀市では2008年2月1日より3月31日の2ヶ月間の時限措置と
して、「2歳から高校3年生(相当年齢)で、麻しん予防接種を未接種、
かつ麻しん未罹患の人(小学校入学前1年間の児童を除く)」に定期外
予防接種を実施した。







千葉血清製ワクチンの抗体獲得性の問題

[千葉血清製ワクチンの抗体獲得性の問題]

(Wikipedia)


2001年に沖縄県中部地区で千葉県血清研究所(千葉血清)製ワクチン既接種者を
千葉血清が検査した結果、136検体中111検体に麻しん抗体が認められた
(抗体保有率82%)。

同一の検体を沖縄県中部地区医師会が別の検査機関に依頼した所、141検体中
19検体に麻しん抗体保有が認められた(抗体保有率13%)。



 (1)沖縄本島での3歳児健康診査にて2,866名の接種歴と麻しん罹患
    状況を調査した所、沖縄県中部地区のみワクチンの有効性が低いと
    いう結果が得られている。

 (2)2006年の茨城県内での麻しん発生での調査において、患者の多くが
    千葉血清製ワクチン既接種者であったが。
    これについて茨城県竜ヶ崎保健所は、「免疫のつき方が弱かったか、
    1度ついた免疫が次第に弱まってきた可能性が考えられる」として
    いる。

 (3)2008年の川崎市内の麻疹発生において、千葉血清製ワクチンを
    接種した世代に麻疹が特異的に発生した。







ベトナムの麻疹と視覚障害

[ベトナムの麻疹と視覚障害]

(Wikipedia)


ベトナムは麻疹の発生が多く、視覚障害者60万人のうち95%が薬や病気が
原因で、麻疹が主な原因である。

そのため日本は「麻疹抑制計画」に対する無償資金協力をしている。








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