カテゴリー : 服薬情報

月経困難症とは

[月経困難症]

(gooヘルスケア)


<月経困難症はどんな病気か>
月経困難症とは、いわゆる生理痛のことです。
月経時に下腹部痛、腰痛などの疼痛を訴え、仕事や学業などの社会生活が
困難になることもあります。
器質的な異常を伴わない機能性月経困難症(原発性月経困難症)と器質的
疾患を伴う器質性月経困難症(続発性月経困難症)とに分類されます。



<原因は何か>
機能性月経困難症の原因としては、月経時に子宮内膜でつくられるプロスタ
グランジンの産生過剰などが考えられています。
プロスタグランジンは全身の平滑筋を収縮させて頭痛、嘔吐などを引き起こす
ほか、局所においては子宮の過剰収縮による疼痛を引き起こします。

器質性月経困難症は子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などによるものが
多く、子宮の奇形によることもあります。



<症状の現れ方>
症状は月経に伴う下腹部痛、腰痛、頭痛、下痢、発熱、悪心、嘔吐などです。



<検査と診断>
疼痛症状の程度を評価するにはVRSとVASの2つの方法があります。

VRSでは、痛みを5段階に分け
  0.痛みは、ほとんどない。
  1.痛みはあるが、日常生活は普通に行える。
  2.痛みのために、日常生活に差し支えることがある。
      鎮痛薬(痛み止めの薬)をのめば、仕事や学校を休むことは
      ほとんどない。
  3.痛みのために、日常生活に支障を来している。
      鎮痛薬をのんでも仕事などを休むことが多い。
  4.痛みのために動くのもつらく、1日中横になっている。
のように痛みの段階を典型化し、このなかから選びます。

最近の日本の調査では、月経がある女性のうち、VRSで0から4まで頻度は
おのおの、約22、46、27、4.2%でした。

鎮痛薬を必要とするものが全体の約3分の1程度であることがわかります。


VASではまったく痛くないものを0、考えられるかぎりの最も強い痛みを
10として、10cmのスケールで自分の痛みに相当する部分にしるしをつけて
評価します。


検査としては、内診、直腸診、超音波断層法などにより器質的疾患の有無を
調べます。
子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、子宮の奇形の診断にはMRIが有用です。
また、子宮内膜症、子宮腺筋症が疑われる場合は、補助診断として血液中の
CA125(腫瘍マーカーのひとつ)を測定することもあります。



<治療の方法>
器質的疾患が原因の場合は、その疾患の治療を行います。


機能性月経困難症では、軽度であれば鎮痛薬の投与による経過観察でよいで
しょう。
鎮痛薬としては主としてプロスタグランジンの合成阻害作用をもつ
ポンタール、ロキソニン、ボルタレンなどの非ステロイド性鎮痛薬
(NSAID)を月経前から投与します。
漢方薬が有効な場合もあります。

さらに、程度の強いものに対しては、低用量ピルの投与により、月経量が
減るのと同時に症状が改善することが多いようです。

低用量ピルは器質的疾患を伴う場合にも有効なことが多いようです。

手術療法としては、腹腔鏡を使った仙骨子宮靭帯切断により靭帯内の求心性
神経を切断する方法や、仙骨前面の神経叢を切断する方法もあります。

子宮全摘術や卵巣摘除術が必要になることもあります。



<月経困難症に気づいたらどうする>
月経困難症は若年女性にはかなりの頻度でみられますが、年齢とともに、
また、出産回数とともに減っていきます。

若年者は、市販の鎮痛薬で対処できる程度のものであれば様子をみてもよいと
思われますが、痛みの程度が強い場合や、年齢が高いにもかかわらず月経
困難が現れた場合は、産婦人科への受診が望まれます。

(執筆者:大須賀 穣)


http://health.goo.ne.jp/medical/search/10360600.html   





第1世代抗ヒスタミン薬服用の学生は落第する率が高い

[花粉症“自己流”服薬に注意 眠気・・・受験生などに影響も]

(産経新聞  2011年2月8日)


つらい花粉症の季節がやってきた。
予測では、今年のスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨夏の猛暑の影響で、例年の
10倍以上。
平成20年の調査では国民の3人に1人が症状を持つが、意外にも病院を受診
している人は少ない。
ただ、市販薬には眠くなるものもあり、受験シーズンの子供に影響を与える
こともある。
自己流の服薬には注意が必要だ。
(道丸摩耶)


<通院は半数以下>
「平成10年から10年間で、花粉症の患者は国民の約2割から3割に増えた。
アレルギー性鼻炎全体で見ると、3割から4割に増えているんです」と解説
するのは、鹿児島大大学院医歯学総合研究科の黒野祐一教授(耳鼻咽喉科)
だ。

もはや“国民病”ともいえる花粉症だが、きちんと病院で治療している人は
少ない。
昨年12月中旬に調査会社「アイシェア」(東京都渋谷区)が行った意識調査
(2,766人)によると、自分は花粉症であると自覚する人(1,046人)の
半数が「病院に行ったことがない」と回答。
平成15年に厚生労働省が発表した調査(3万6,506人)でも、病院を受診した
アレルギー性鼻炎患者は半数に満たなかった。

では、多くの患者は何もしていないかというと、マスクで花粉を防ぐほか、
市販の点鼻薬や目薬、飲み薬で対応しているようだ。
昨年12月の同調査では、花粉症患者の4割近くがマスクや市販薬など何らかの
対策をする予定と答えた。

「ところが、この調査では、市販薬を飲んで眠くなった経験を持つ人が7割も
いたことが分かりました」と黒野教授。
なぜ、市販薬は眠くなるのだろうか。


<子供には禁止の国も>
東京逓信病院(千代田区)薬剤部の大谷道輝副薬剤部長は「花粉症の治療には
いくつかの薬が使われるが、飲むと眠くなる薬は抗ヒスタミン薬でしょう。
眠気を感じなくても、気づかないうちに作業効率が落ちていることがあり
ます」と説明する。

これは、くしゃみや鼻づまりを改善させるという抗ヒスタミン薬の鎮静作用が
脳にも影響を与えるためだ。
その結果、話す速度が低下したり、転倒したりする危険もある。
大谷副部長によると、こうした危険を重くみて、米国では4歳未満、英国など
では6歳未満の子供に対して、抗ヒスタミン薬の使用が禁止されていると
いう。

「最近になって開発された『第2世代』といわれる抗ヒスタミン薬では、眠気
など脳への影響は抑えられるようになった。でも、市販の抗ヒスタミン薬は
『第1世代』がほとんど」と大谷副部長。

第1世代の抗ヒスタミン薬は、市販の風邪薬やせき止め薬などにも多く
みられる。

海外では、抗ヒスタミン薬を飲んだ学生の方が、鼻炎症状がある学生に比べ、
落第する率が高かったという研究結果もある。

幼児だけでなく、受験生にも影響を与える危険があるため、“自己流”での服用
には注意が必要だ。

黒野教授は「マスクなど患者自身の対策に加え、症状が少しでも出たら、
抗ヒスタミン薬は有効です。ただ、その種類や服用方法については医師や
薬剤師に相談してほしい」とアドバイスしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110208-00000123-san-soci

妊娠中の鎮痛剤服用、男児の生殖障害リスク上昇か デンマーク研究

[妊娠中の鎮痛剤服用、男児の生殖障害リスク上昇か デンマーク研究]

(AFPBB News  2010年11月12日)

発信地:パリ/フランス

【11月12日 AFP】
妊娠中に市販の鎮痛剤を飲むと、男の子が生まれた場合に生殖障害を持つ
可能性があり、そのリスクは環境ホルモンにさらされた場合よりも高いとする
研究結果が9日、欧州の医学誌「Human Reproduction(ヒトの生殖)」に
発表された。


デンマークのコペンハーゲン大学病院のヘンリック・レファーズ氏率いる研究
チームは、妊娠中のデンマーク女性834人とフィンランド女性1,463人に
対して行われた健康と薬の使用に関する聞き取り調査のデータを分析した。

フィンランドのグループでは統計的に目立ったところはなかったが、
デンマークのグループでは特筆すべき2つの傾向が見られた。

妊娠中、アスピリンやパラセタモール(アセトアミノフェン)などの鎮痛剤を
2錠以上服用した女性では、停留睾丸の男児が生まれるリスクが7倍高く
なっていた。
また、妊娠第2期(13~24週)に鎮痛剤を服用した女性では、停留睾丸の
男児が生まれるリスクが2倍高くなっていた。

停留睾丸は、精液の生成に障害が出たり、後年の精巣がんの危険因子となる。


デンマークにおける停留睾丸の症例は、フィンランドの約4倍で、1960~
2001年にかけて5倍も増加した。
これは、デンマークの成人男性のリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に
関する健康)が過去50年間で悪化したという報告内容に整合する。


フランスでは、妊娠中の母体への鎮痛剤使用と生まれてくる子どもの生殖
障害の関連性を確かめるため、マウスを使った実験が行われた。
その結果、パラセタモール(アセトアミノフェン)を摂取した母親マウス
では、子宮内のテストステロンレベルが減少し、生まれてきた子どもマウスの
肛門と生殖器が近接していた。
これは、成体になった時に生殖異常が発生する可能性を示す主な指標の
ひとつである。


レファーズ氏によると、さらなる調査が必要ではあるが、鎮痛剤の服用は
1回で、フタル酸類などホルモンかく乱物質よりも多くの環境ホルモンを
胎児に浴びせかけている。
そのため、妊娠中の鎮痛剤の服用はできるだけ避け、医師の判断を仰ぐべきだ
と、同氏はアドバイスしている。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2774859/6440431   





アセトアミノフェンはティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連

[タイレノールの使用はティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連]

(HealthDay News  2010年8月13日)


タイレノールとして最もよく知られる解熱鎮痛薬「アセトアミノフェン」
(*日本国内で販売されている製品は、含有量、用法・用量が国外の製品とは
異なる)を定期的に使用している世界各地のティーンでは、使用経験がない
者に比べて喘息を有する可能性が2倍以上であることが、新しい研究で
示された。
また、同薬の使用は、青年期の湿疹や鼻結膜炎、アレルギー性鼻充血(鼻閉)
のリスク増大とも関連していた。


ニュージーランド医学研究所 Medical Research Institute(ウェリントン)
内科教授のRichard Beasley博士らによる今回の研究では、「小児期における
喘息とアレルギー性疾患に関する国際研究」に参加した50カ国の13~14歳の
小児32万3,000人近くが、アセトアミノフェンの使用、喘鳴、鼻閉、再発性の
痒みを伴う発疹の既往に関する質問票に回答した。
“中頻度”使用者は前年に1回以上、“高頻度”使用者は前年に月1回以上の
同薬の服用を報告した小児とした。


研究の結果、高頻度使用者の喘息リスクは使用歴のない小児のほぼ2.5倍で、
中頻度使用者では43%高かった。

鼻結膜炎を有する可能性も高頻度使用者は2倍以上で、中頻度使用者は
リスクが 38%高かった。

湿疹は、高頻度使用者ではリスクが99%、中頻度使用者では31%増大した。

また、使用頻度と喘息症状の重症度との関連も示され、高頻度使用者では
重症の喘鳴で睡眠が妨げられ、発話能力が制限される可能性が2.75倍で
あった。


Beasley氏は「因果関係を仮定することはできないが、大きく異なる
コミュニティ、疾患や生活習慣のパターンにおいても関連がみられた。他の
すべての研究と合わせると懸念がある」と述べている。

研究結果は医学誌「呼吸器・クリティカルケア医学」オンライン版に8月13日
掲載された。
(印刷版にも掲載予定)


アセトアミノフェンと喘息との関連は、同誌に掲載されたエチオピアの小児を
対象とした別の研究でも認められたが、湿疹との関連は認められなかった。


米コロンビア大学(ニューヨーク)のMatthew Perzanowski氏は「これら
2件の研究は、アセトアミノフェンと喘息やおそらく他のアレルギー性疾患が
関連するという増加しつつあるエビデンス(科学的根拠)にさらに寄与する
ものである」という。


タイレノールを製造しているマクネイル・コンシュマーヘルスケア社は、
アセトアミノフェンと喘息の因果関係を示す前向き無作為化対照試験がない
点を指摘。

別の専門家は、それでも同薬の使用制限はおそらくよい考えであるとして
いる。


http://www.healthdayjapan.com/


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抗うつ薬の服用を急に中止してはいけない

[抗うつ薬の服用を急に中止してはいけない]

(HealthDay News  2010年6月10日)


抗うつ薬は、医師の指示なしに服用を中止してはいけない。
服薬を突然に中止すると、抗うつ薬中断症候群(ADS)と呼ばれる、離脱
(禁断)症状に似た状態を引き起こすことがある。

米国家庭医学会(AAFP)によると、この状態はあまり危険ではなく、多くの
場合、1週間以内には消失する。

ADSの症状には下記のようなものがある。
  ・不安感がある。
  ・悲しい気持ちになる。
  ・怒りっぽい。
  ・疲労感がある。
  ・頭痛がする。
  ・吐き気や嘔吐がある。
  ・めまいがする。


舌痛や味覚異常

[舌痛や味覚異常]

(朝日新聞 田辺功の医療よもやま話 2010年5月13日)


今回は、舌痛や味覚異常を考えてみます。

山梨県の70代男性からのご質問です。
「舌の右側面が痛みます。歯科では、噛み合わせ異常なしで、口腔外科でも
腫瘍は認められず、原因がわかりません。どの診療科にかかればいいで
しょうか。辛いものを食べると痛みが走ります」

また、神奈川県の70代男性からは、こんなお便りをいただきました。
「3カ月ほど前から口の中に苦みがあり、味覚がすべて薄味に感じます。何を
食べてもおいしくありません。原因と対策をお願いします」


症状から予想されるのは、お2人とも、典型的な「亜鉛欠乏症」だと思い
ます。
  「食事がおいしくない」
  「食べ物の味がわからない」
  「口の中が苦い」
という訴えが代表的です。
亜鉛は微量元素ですが、不足をすると、舌にある味細胞の働きが低下します。

日本大学名誉教授で現在、東京都練馬区で開業されている冨田寛先生が亜鉛
欠乏症に関する先駆者です。
診療科は耳鼻咽喉科ですが、くわしい先生は一部だと思います。


この亜鉛欠乏症が予想以上に多く、味覚異常以外の多彩な症状があることを
指摘したのは長野県の東御市立みまき温泉診療所の倉澤隆平医師らです。
7 〜8 年前に気づいたばかりで、まだまだ少数説の扱いですが、データに
説得力があり、私はいずれ定説になるのではないかと考えています。
この説によると、亜鉛欠乏症は、
  ・食欲不振や拒食
  ・舌痛
  ・かゆみなどの皮膚症状
  ・傷の治りの遅れや褥創(床ずれ)
にも大きく関わっているということです。


亜鉛欠乏症かどうかを確認するには、血液中の亜鉛量を測定します。
採血し、検査センターに頼めば、どこの医師でも可能です。
血清亜鉛の基準値は65から110 です。
倉澤さんによると、午前10時ぐらいまでの採血で80以下であれば、9 割以上は
亜鉛欠乏症と診断できるそうです。
亜鉛値はなぜか、午後になると低下するといいます。


長野県の各地域で測定をしたところ、1 割から2 割もの住民に欠乏症の疑いが
ある、という結果だったそうです。

「何となく食欲がなく、元気がない」というお年寄りの方はひょっとしたら、
と考えて検査を依頼してみてはいかがでしょうか。


亜鉛欠乏症は、カキなどの貝類、牛肉、カニなど亜鉛を多く含む食品を
食べると改善しますが、倉澤さんらは、プロマック(ゼリア新薬工業)と
いう、亜鉛を含む胃潰瘍治療薬を処方しているそうです。


https://aspara.asahi.com/column/yomoyama/entry/5Ek9enOESe   





鼻の中にポリープ「好酸球性副鼻腔炎」

[鼻の中にポリープ「好酸球性副鼻腔炎」 悪化防止 術後も毎日ケア]

(北海道新聞  2010年3月10日)


鼻づまりなど不快な症状に悩まされる副鼻腔炎。

近年、手術を行ってもしばしば再発する「好酸球性副鼻腔炎」の患者が増えて
いる。
ぜんそくの持病を持つ人に多く、症状をコントロールするための日々のケアが
大切だ。
(西村章)


<洗浄しステロイド点鼻薬><放置すればぜんそく誘発>
副鼻腔は鼻の周辺の骨の中にある空洞で、
  ・前頭洞
  ・篩骨洞
  ・蝶形骨洞
  ・上顎洞
の4つで構成される=図=。

よく知られている一般的な副鼻腔炎(慢性副鼻腔炎)は、細菌感染による
炎症で副鼻腔にうみがたまる病気。

マクロライド系と呼ばれる種類の抗生物質の長期服用や手術で、症状はかなり
改善されるようになってきた。


一方、好酸球性副鼻腔炎は、炎症によって鼻の中と副鼻腔に鼻茸という
ポリープがびっしりとできる難治性の病気。
鼻呼吸ができないため苦しい、においを感じられないなどの症状が表れる。

一般的なぜんそくだけでなく、非ステロイド系の抗炎症薬で引き起こされる
アスピリンぜんそくに合併している人もいる。


北大病院耳鼻咽喉科の中丸裕爾講師によると、患者は大人に多く、ぜんそく
患者の増加とともに増えているという。


大量にできた鼻茸は内視鏡手術で取り除くが、厄介なのは、放置しておくと
ほとんどが再発してしまうこと。
それだけに手術だけでなく、日々のケアを長期にわたって続けることが
重要だ。

具体的には、まず鼻の中を洗うこと。
この病気では、松ヤニのような粘っこい鼻水が出るが、この中には炎症の
原因となる物質がたくさん含まれているので、1日2回程度、生理食塩水で
洗い流す。

その後で炎症を抑えるステロイド点鼻薬を使う。
ステロイドの使用をためらう人もいるが、中丸講師は「点鼻薬なら
ステロイドはごく微量で、鼻の中で大部分が分解されてしまうので、
副作用の心配は少ない」と語る。


ただ、症状のコントロールに努めても、人によっては再発してしまうことが
ある。
ぜんそくと同様に、体調が悪くなると再発しやすい。

だが中丸講師は「ほうっておく場合と比べれば、かなり長い期間、楽に
過ごせる。3年前に手術してから現在まで再発していない人もいる」と、
ケアの必要性を強調する。


この病気は放置するとぜんそくにも悪影響を及ぼす。
鼻は呼吸で体内に入る空気の温度を調節しているが、鼻づまりで口呼吸に
なれば、冷たい空気が直接気道に入り、ぜんそくを誘発しやすくなる。

また、鼻茸はぜんそく発作を引き起こす「ロイコトリエン」という物質を
たくさん作り出すので、ぜんそくを悪化させる。

中丸講師は「手術で鼻茸を除去し、きちんと症状をコントロールすることは、
ぜんそくにもいい影響を及ぼす。悩んでいる人は耳鼻科の専門医に相談を」と
アドバイスしている。


図は、
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/health_news_tokushukiji/86027.html   






妊娠中の鎮痛剤使用について(済生会宇都宮病院産婦人科)

[妊娠中の鎮痛剤使用]


済生会宇都宮病院産婦人科の先生によると、妊娠初期であろうと、妊娠末期で
あろうとアセトアミニフェンであれば全く問題なく使用して良いとのお話
です。


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抗凝固薬(ワルファリン)との上手な付き合い方

[抗凝固薬(ワルファリン)との上手な付き合い方]

(毎日新聞  2008年9月4日)


脳血栓や心筋梗塞など、最近は日本でも血液の固まり(血栓)が詰まる病気が
増えています。
こうした血栓ができるのを防ぐのがワルファリンという抗凝固薬です。
しかし、抗凝固薬は両刃の剣。
血液を固まりにくくするため、逆に脳出血などを起こす危険もあります。
ワルファリンを使いこなすには、こうしたリスクをどう考えればよいのか、
東海大学医学部内科教授の後藤信哉さんに聞きました。



<ワルファリンで脳梗塞予防>
ワルファリンは、1943年に合成されて以来、世界中で使われている抗凝固薬
です。
それだけ、血液を固まりにくくする効果も高いのですが、血液を固まりにくく
するということは、出血を起こしやすくするということでもあります。

「出血は起こる場所により意味が全く違います。皮下出血、関節出血ならば
その後の人生に与える影響は小さいですが、脳出血などを起こすと大変です。
ワルファリンは脳梗塞、心筋梗塞などを予防するという”得”を得るために
行うわけですが、出血の”損”についても十分に理解して、損得のバランスを
踏まえて決める必要があります」と後藤さんは語っています。

ワルファリンは、いろいろな病気で血栓症予防に使われていますが、代表的
なのが心臓の弁を人工弁に置き換えた人や、僧房弁狭窄症という血栓塞栓症を
起こし易い弁膜症などです。
いずれも、血栓が極めてできやすく、これが脳に詰まれば重い脳梗塞を起こす
危険が相当高いため、「この場合は、もともとの血栓症のリスクがかなり高い
ので出血の”損”を踏まえても、割合納得してワルファリンを服用できると思い
ます」と後藤さんは話しています。

同じように血栓症のリスクが高いのが、エコノミークラス症候群。
正しくは、深部静脈血栓症です。
この場合は、長時間の座位などを引き金に脚の静脈に血栓ができ、これが肺の
動脈に詰まると肺塞栓症を起こします。
肺塞栓症は、時に突然死を起こすこともあります。
一度肺塞栓症を起こした人の中で再発の危険が高い人は、予防のために
ワルファリンを服用することが多いのです。


しかし、今、実際にワルファリンを服用している人で、「おそらく病気として
1番多いでしょう」と後藤さんが言うのが、心房細動という不整脈の人です。
心房細動は心房が本来のリズムがなくなり収縮しなくなります。
そのために、心房で血液がよどんで血栓ができやすくなります。
その血栓が脳に詰まると脳梗塞(脳塞栓)、心臓を養う冠動脈に詰まると心筋
梗塞を起こすのです。
特に脳塞栓は、脳梗塞の中でも重症になりやすいことが知られています。

後藤さんによると「心房細動は65歳以上の高齢者では人口の5パーセント
ぐらいにある病気です。年をとるほど心房細動になる可能性は高くなります」
と言います。
つまり、割合頻度の高い不整脈で、特に高齢者に多いのが特徴です。
ことに最近は、著名人が心房細動から重症の脳梗塞を起こしたと報道された
こともあり、心房細動は重症の脳梗塞を起こすというイメージが広がって
いると言います。



<脳梗塞のリスクと出血のリスク>
では、心房細動の場合、ワルファリンを使うことの損得はどう考えればよい
のでしょうか。
後藤さんによると、「心房細動があると、脳梗塞になる率は同世代の心房
細動のない人の5~10倍高くなる」そうです。
ワルファリンを飲めば、その6~7割は予防できます。
それならば、ワルファリンを飲んで脳梗塞のリスクを低下させようというのも
1つの考え方です。

ところが、ワルファリンは効きやすい人、効きにくい人、効果に波がある人
など、効果に個人差があります。
これは、飲んでみないと分からないので、「特に飲み始めに出血を起こして
しまうことがあるので十分な注意が必要です」と後藤さん。

どのくらいのリスクで出血が起こるのか、正確なデータはないのですが、
1年間に1%近い人が重篤な出血性合併症を起こすと言われているそうです。
年をとるほど出血のリスクは高くなります。

つまり、心房細動があると脳梗塞のリスクは心房細動ではない同世代の人の
10倍近くも高くなりますが、ワルファリンを飲めば、そのリスクを6~7割は
防ぐことができるという得がある一方、ワルファリンを飲むことによって
起こる脳出血などの出血性合併症も増えてしまう、というのが現実なのです。

ワルファリンは、体全体の血液を固まりにくくするので、服用すれば血の塊が
できなくなって血栓症にはなりにくくなりますが、出血のリスクが高まる
ことは免れないのです。
しかも、心房細動によって起こる脳梗塞も、ワルファリンを服用したことに
よって起こる脳出血も、ともに重症になりやすいことが分かっています。
ここに、後藤さんが「きわめて難しい選択」と語る理由があるのです。

「医療介入はよい結果を求めて行うわけですが、かえって悪い結果を招く
こともありうるのです。血液が固まりやすい体のままで生きて行くか、薬を
飲んで血液を固まりにくい体にするか。その損得バランスをよく考えて選択
することが非常に重要です」と後藤さんは話しています。



<再発予防にはワルファリン>
心筋梗塞や脳梗塞をすでに起こした人の再発予防となると、考え方もまた違い
ます。
心筋梗塞を起こした人も、ワルファリンを飲むと再発率は低下するそうです。
しかし、心筋梗塞の場合には一般的にアスピリンが使われます。
アスピリンは、抗血小板薬といって、血小板の作用を抑えて血液を固まり
にくくします。
後藤さんによると「心筋梗塞の再発予防効果は、ワルファリンとほとんど
変わらないのですが、出血は年に約0.2%しか増やさない」のだそうです。

それなら、心房細動による脳梗塞のリスクもアスピリンで下げればよいと思い
ますが、心房細動からくる脳梗塞の予防にはワルファリンのほうが効果は
高いのです。
「すでに脳梗塞の発作を起こしている場合には、2回目の発作を起こす
リスクがありますから、脳出血など出血のリスクが高まっても、割合納得して
ワルファリンを飲めるのではないでしょうか?」と後藤さんは話しています。

つまり、心房細動があり脳梗塞をすでに発症したことのある人は、脳梗塞の
再発リスクが高いので、出血リスクが高まることを考慮に入れても
ワルファリンを飲んだ方が良いと考えることができるのです。

ところが、心房細動はあるが脳梗塞を起こしたことのない人は、確かに
リスクは10倍も高くなりますが、将来必ず脳梗塞を起こすわけではありま
せん。
それでも、出血のリスクをおかしてワルファリンを飲むべきか?と考えると
その選択はとても難しいと思います。

後藤さんは心房細動の患者さんに「100本の籤(くじ)があってあなたは毎年
その籤をひかなくてはなりません。その中に黒い当たり籤が5本あります。
(5本かどうかは個々の患者さんの条件によって変わるのですが、たとえ話と
して5本とお話しています) ワルファリンを飲むとその黒い当たり籤の数は
2本に減りますが、代わりに赤い当たり籤が1~2本増えることになります」
と説明しているそうです。
説明には時間をかけていますが、結論が出ないまま時間が過ぎてしまう患者
さんも多いと言います。
実際に自分が心房細動になったとしても「ワルファリンを飲むと決断するか、
飲まないと決断するかは今の時点ではわからない」と後藤さんは言います。


米国の場合は、ガイドライン中心に合理的な決め方をしているそうです。
「CHADS2スコア」が有名です。
心不全、高血圧、年齢が75歳以上、糖尿病があれば各1点、脳梗塞の既往が
あれば2点と数えます。
合計2~3点になったらワルファリンを服用しても良いのではというもの
です。


後藤さんは「日本の医師は職人的なところがあり、経験や患者さんの状態か
ら、細かく判断をしています。どちらがよいかはわかりませんが、日本
はそれで高い治療成績をあげている面もあるので必ずしも米国流の考え方を
採用する必要があるとは言えない」と説明しています。

やはり、最終的には担当の医師と患者が十分に話し合って、患者さんが納得
できる選択をすることが重要なのです。
まさにインフォームドコンセントですね。



<ワルファリン服用時の注意点>
ワルファリンの場合、どのぐらい血液を固まりにくくするかが肝心なところ
です。
日本では、検査(INR)で血液が固まるまでの時間を 1.5~2.5倍に持っていく
のが、目安とされています。
後藤さんによると「少数の日本人の患者さんのデータですが、1.6ぐらい
ならば梗塞が低下し、 2.5くらいまでならばそれほど出血も増えないと出て
いる」からだそうです。
日本人の患者さんに対する数値データベースは欧米人に比較して圧倒的に
少ないですし、数値が絶対ではないことを理解することも重要です。
実際には、医師が患者さんの状態や経験に基づいて細かく調整しているといい
ます。
これも、職人的な日本の医師の腕とも言えるのです。


食物や他の薬の影響を受けやすいのも特徴です。
ワルファリンはビタミンK還元酵素複合体に作用して、血液凝固に作用する
因子の働きを阻害します。
したがって、ビタミンKを多く含む食品をとりすぎると、血液を固まりにくく
する作用が低下してしまうのです。
「ワルファリンを飲んでいる人は、納豆を食べてはいけない」というのも、
納豆には多量のビタミンKが含まれ、納豆菌が体内でビタミンK合成を行う
からです。
また、市販薬などさまざまな薬でもワルファリンの作用は影響されます。

後藤さんは「服用すると決めたら、納豆だけはやめて、あとは定期的に病院で
血液検査をして服用量を調整してもらえばよいのです。あまり、神経質に
ならないようにしてください」と語っています。



服用するかしないかは慎重に考え、あとは信頼できる医師に調整してもらう。
それが、ワルファリンとうまく付き合うコツといえそうです。
「ワルファリンは古いけれども効果の確実性の高い薬。ていねいに調整して
使っていれば、十分にその欠点は補えると思います」と後藤さんは語って
います。

(取材・文 祢津加奈子)

http://mainichi.jp/life/health/mailife/meii/news/20080904org00m100002000c.html   

妊娠中の歯科治療(こいけレディスクリニック)

[妊娠中の歯科治療]

妊娠中の治療は何かと気を使うものです。
歯科用局所麻酔を使っていいか、X線撮影は可能かどうか等、産婦人科の
先生に聞いてきてもらう必要があります。

最近来院した妊娠中の患者さんは、次のようなリーフレットを持参され
ました。
初めてのケースで、妊婦さんにも我々にとっても親切なもので、大変助かり
ました。

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歯科の先生へ

妊娠中の歯科治療に関して次の点にご留意頂きたいと思います。
・妊娠中の顎部のX−Pですが、なるべく撮影しないにこした
 ことはありません。
 必要に応じて、腹部遮断で1〜2枚はOKです。
・抜歯等についてはキシロカインなどによる局所麻酔はOKです。
・抗生物質はペニシリン、セフェム系はOKです。
・鎮痛剤に関してはアセトアミニフェンはOKです。
 NSAIDsは不可です。

以上です。

こいけレディスクリニック

http://www.koike-lc.jp/

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