[コーラが女性の骨粗鬆症リスクを上昇]

(HealthDay News 2006年10月6日)


コーラは女性の骨にはあまり甘くないようだ。
米医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」10月号掲載の研究で、
コーラが女性の骨粗鬆症リスクを上昇させることが明らかになった。


米タフツ大学(マサチューセッツ州)疫学・栄養評価プログラム部長の
Katherine Tucker氏らは、フラミンガム骨粗鬆症研究の参加者約2,500人
(平均約60歳)のデータを収集し、股関節の異なる3部位と脊椎の骨ミネラル
密度を検討した。
参加した女性の炭酸飲料摂取量は週平均5杯で、うち4杯がコーラだった。

検討の結果、女性では年齢、閉経、カルシウムやビタミンDの総摂取量、
喫煙、飲酒にかかわらず、コーラ摂取が股関節3カ所すべての骨密度を低下
させていることが明らかになった。
毎日摂取する女性の骨密度は、摂取しない女性より4%低かった。

男性では骨密度とコーラ摂取に関連性は認められなかった。

ダイエットコーラでも同様な影響が認められたが、カフェイン抜きのコーラ
では影響は弱かった。


Tucker氏は、骨密度への影響の原因はカフェインにありそうだが、カフェイン
抜きのコーラでも影響は生じるとしている。

別の原因としては、コーラに含有される「リン酸」の影響が考えられている。
「リン酸」には、酸中和のためカルシウムを骨から吸出する作用がある。


米マウントサイナイ医科大学(ニューヨーク)マウントサイナイ骨プログラム
責任者のMone Zaidi博士は、女性はカフェイン摂取量を制限すべきだと
いう。
「カフェインはカルシウムの吸収を阻害し、骨形成低下の要因になる。特に
骨密度がピークに達していない若い女性では、コーラの多量摂取により、同じ
年代の女性と同レベルの骨形成ができないため、後年、閉経期でのマイナス
要因として働く」と警告している。

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