小さく産まれた女性、将来の妊娠糖尿病リスク6倍に
- 2011年 1月 7日
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[小さく産まれた女性、将来の妊娠糖尿病リスク6倍に]
(朝日新聞 2011年1月7日)
体重が2,500グラム未満で生まれた女性は、大人になって妊娠糖尿病になり
やすいとの調査結果を、厚生労働省研究班がまとめた。
この病気は、栄養管理をしないと子どもも将来、肥満や糖尿病になりやすく
なる。
近年、小さい赤ちゃんを産もうとダイエットをする女性も増えており、
専門医は「過剰な減量は控え、バランス良い食事と運動を心がけて欲しい」と
話している。
研究班の国立成育医療研究センター母性医療診療部の荒田尚子医長らが
2006〜2009年、センターを受診した363人を対象に妊娠糖尿病の有無と
生まれた時の体重を調べた。
この結果、生まれた時に2,500グラム未満の女性は、2,500〜4,000グラム
未満の女性より、妊娠糖尿病に約6倍なりやすかった。
遺伝による体質のほか、胎児のころの栄養不足で血糖値を調整する
インスリンを作る力が弱くなったことが原因とみられるという。
お母さんが妊娠糖尿病だと、子どもは4,000グラム以上で生まれやすく、
将来、糖尿病や肥満になる可能性が高くなるという。
もともと妊娠すると、胎盤から出るホルモンの影響で、血糖値を下げる効果の
あるインスリンが効きにくくなり、血糖値が上がりやすい。
この値が上がりすぎると、妊娠糖尿病になってしまう。
経済協力開発機構(OECD)の2009年の報告書などによると、2,500グラム
未満の赤ちゃんの割合は日本が9.7%。
31カ国で2番目に高かった。
平均体重も1980年ごろから下がり続けている。
荒田医長は「この病気は予防できるし、適切な栄養管理と運動をすれば
子どもへの影響もないので、医師に相談して欲しい」と話している。
(杉本崇)
<妊娠糖尿病>
35歳以上、肥満、糖尿病の家族がいる人がなりやすい。
日本糖尿病・妊娠学会などは昨年、ほかの先進国並みに基準を厳しくした
ため、妊婦の8%が対象になるとみられる。
血糖値が高いと、妊娠高血圧症候群にもなりやすくなり、流産や早産の危険も
高くなる。
出産後も糖尿病になりやすくなる。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201101070117.html