カテゴリー : いびき・睡眠時無呼吸

いびき/1 眠気のない睡眠時無呼吸症候群も

[あなたの処方箋:/88 いびき/1 眠気のない睡眠時無呼吸症候群も]

(毎日新聞  2011年2月15日)


熊本県上天草市で2009年10月、遊漁船が岩に激突し、釣り客2人が死傷する
事故が起きた。
原因は男性船長(当時53歳)の居眠り。
国土交通省運輸安全委員会の今年1月の報告書によると、船長は睡眠中
いびきをかき、就寝後3~4時間で目が覚めることが頻繁にあった。
船長は事故後、中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された。
一方で船長は「目覚めの悪さや眠気はなかった」と証言。
安全委は本人に自覚のない慢性的な睡眠の質の低下が居眠りの誘因と結論
づけた。


いびきによって一時的に息が止まるSASは、2003年にJR山陽新幹線の
運転士が居眠り運転したトラブルをきっかけに注目を集めた。

いびきは、舌根が沈み、気道咽頭がふさがれて起きる。

その時、10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、あるいは一晩(7時間)に
30回以上でSASと診断される。


熟睡感が得られず、常に眠気が抜けないイメージが一般的だが、谷川武・
愛媛大医学部教授は「眠気の自覚がないSASの方がむしろ多く危険」と指摘
する。


2006年にトラック運転手5,287人を対象とした調査では、10%に中等度以上の
睡眠呼吸障害を確認した。
だが、眠気を聞くテストでは、重症者の76%が自覚していなかったことが
判明。
慢性的な眠気を加齢による疲れやすさと誤解し、缶飲料やたばこで紛らわす
ことが多いと考えられるという。


国内のいびき人口は推定約2,000万人。
そのうちSAS患者は200万人以上とされるが、受診者は約20万人。


谷川教授は「運転手なら事業者が精密検査を奨励し、一般の人は家族が
気付いてあげて」と早期発見の意義を強調する。

(阿部周一が担当します)=つづく



http://mainichi.jp/select/science/news/20110215ddm013100017000c.html
  

スリープスプリント「ソムノデント」米国医療保険で第1選択肢に

[SomnoMedは米国での新たな医療保険方針から恩恵を受ける見込み]

(オーストラリア市場レポート  2011年2月9日)


口腔装置医療の世界大手企業である SomnoMed Limited (ASX:SOM) は
9日、米国政府医療保険制度が閉塞性睡眠時無呼吸の有効な治療オプションと
して口腔装置による治療を認定し、米国の医療保険サービス加入患者が
口腔装置による治療に対する適用を受けられることになると発表した。

睡眠時無呼吸に対するNo. 1装置である「SomnoDent(R)MAS」を扱う
SomnoMed は、これにより CPAP 治療の「無効」を必要とすることなく
患者が SomnoDent(R)MAS を1次治療として受けることができるように
なることから、この新たな規制による恩恵を受けることとなる。


http://jp.ibtimes.com/articles/14456/20110209/656980.htm   



大きないびきなどの睡眠愁訴が心疾患リスクに関連

[大きないびきなどの睡眠愁訴が心疾患リスクに関連]

(HealthDay News  201012月1日)


大きないびき、入眠困難、すっきりしない睡眠などの睡眠愁訴が、いずれも
メタボリックシンドロームの有意な予測因子となることが、新しい研究で
明らかにされた。


メタボリックシンドロームとは、心疾患、糖尿病および脳卒中をもたらす
5つの危険因子(リスクファクター)のうち、少なくとも3つを併せもつ
状態をいう。
5つの危険因子とは、
  ・腹部肥満
  ・高トリグリセライド(中性脂肪)
  ・低HDL(高比重リポタンパク)コレステロール
  ・高血圧
  ・高血糖
である。


米国の研究グループが45~74歳の被験者812人を対象に3年間の研究を実施
した結果、大きないびきが頻繁にみられる人では、メタボリックシンドローム
を発症するリスクが正常な人の2倍以上であったほか、入眠困難のある人では
80%、すっきりしない睡眠の人では70%高いことが明らかになった。

メタボリックシンドロームの個別の危険因子に着目すると、大きないびきは
高血糖および低HLDコレステロールの有意な予測因子となることが判明。

入眠困難およびすっきりしない睡眠により個別の危険因子を予測することは
できなかった。


この知見は、日常の診察時に睡眠愁訴についてスクリーニングを行うことの
重要性を浮き彫りにするものであると、研究グループは述べている。

今回の研究は、医学誌「Sleep(睡眠)」12月1日号に掲載された。


「この研究は、不眠症や睡眠呼吸障害を含めた多岐にわたる睡眠症状が、
心血管疾患の重要な危険因子であるメタボリックシンドローム発症の予測
因子となることを示した初めての前向き研究である」と、研究の筆頭著者で
ある米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)助教授のWendy M. Troxel氏は
述べている。
また、「特筆すべきは、入眠障害と大きないびきによる影響の大部分は、
互いに独立したものであったことである」と同氏は付け加えている。


http://www.healthdayjapan.com/   



保護中: 猫背と咬合との関係

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子どものいびき 睡眠時の呼吸で手術判断

[子どものいびき 睡眠時の呼吸で手術判断]

(朝日新聞 2010年9月2日)


ゴー、ゴーと大人顔負けのいびきをかく子どもを見ると、かわいく思えて
つい笑ってしまう。
ところが、子どものいびきには成長に支障が出る危険が潜んでいるのだと
いう。

子どもの睡眠障害に詳しい滋賀医科大学の宮崎総一郎教授は「いびきがすべて
悪いわけではない。ただ、呼吸が苦しくていびきをかいている場合、眠りが
浅くなって頭と体が休まらず、昼の活動や成長ホルモンの分泌に影響が出る」
と言う。
子どもの睡眠障害で最も心配なのは、寝ている時に無呼吸になったり、呼吸
障害を起こしたりしている場合だ。


我が子のいびきに不安があれば、寝ている子どもをよく見てほしい。
いびきをかきながら苦しそうに呼吸したら、パジャマをはだけさせてみる。
息を吸う時に胸がへこむほど苦しそうなら、呼吸障害の恐れが高い。
その様子をビデオに撮影し、受診の際、医師に見せた方がいい。


宮崎さんによると、呼吸障害を招くいびきは、早い子どもで1歳くらいから
起こるが、小学校へ入る前後の子どもが最も多くなる。

口の奥にある口蓋扁桃や鼻の奥の咽頭扁桃が肥大し、空気の通り道が狭く
なってしまうのが原因だ。

本来、扁桃には菌の侵入を防ぐ働きがあり、この時期に大きくなるのは、
免疫をつけるための自然な発育だ。
大半の子どもが大きくなるが、成長につれて小さくなる。


「扁桃の免疫の効果より、肥大した扁桃で呼吸や睡眠に大きな障害があると
判断すれば、手術を勧める」と言うのは東京慈恵会医科大耳鼻咽喉)科の
千葉伸太郎講師。


手術をするかどうかの判断には、睡眠時の呼吸の障害の程度を調べる。
自宅で検査する場合、寝ている時に鼻の下やおなかなどにセンサーを着け、
呼吸の異常や血中の酸素濃度を測る。
子どもが寝返りをして正確に測れない場合があるので、大人の睡眠時無呼吸
症候群と同様、病院に泊まって睡眠の質を調べる終夜ポリグラフ検査をする
場合も。



扁桃を切ると、子どもの免疫機能が落ちるのでは、と不安になる。
宮崎さんは「扁桃が肥大しすぎている子どもは、中耳炎や鼻炎になりやすく、
風邪もひきやすい。術後は風邪をひきにくくなる子が多い」と言う。
術後はいびきをかかなくなるだけでなく、ぐっすり眠れるので昼間の活動も
活発になるという。


いびきの原因には扁桃肥大のほか、風邪や鼻づまり、アレルギー性鼻炎の
可能性もある。
その場合は、薬などの治療で改善すれば、手術の必要はない。
いびきが3カ月以上続くようなら、原因を突き止めるために耳鼻科の専門医に
相談した方がいい。
(宮島祐美)


http://www.asahi.com/health/tsuushinbo/TKY201009010247.html
   

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・「子どものいびきのメカニズム

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病と生きる:パパイヤ鈴木さん 「睡眠時無呼吸症候群SAS」

[病と生きる タレント パパイヤ鈴木さん(44)]

(産経新聞 2010年7月2日)


<SASにかかり、睡眠時に呼吸止まる 専用器具ですっきり爽快>

ダンサー、振付師、俳優、コンピューターミュージックの作曲家と
多才な顔を持つパパイヤ鈴木さんは毎晩、呼吸を助ける医療器具を
顔に装着して眠っている。
いびきの合間に、呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。
器具を付けたら「ぐっすり眠れ、爽快だ」と語る。

太った中年男性の居眠り病と思われがちだが、やせている人も
かかるという。
(文 牛田久美)


私はずっと時差ボケがありませんでした。
10年ほど前、ダンスを本場で習おうと渡米したときも、午前9時に
ロサンゼルスへ着いて、すぐ練習を始めることができた。
16歳の少年に師事して真剣に汗を流しました。
その後、ニューヨークへ移動して練習を再開。
日本へ帰国した日も、時計の針は午前4時を指していましたが、
仮眠して、夜まで普段通りの1日を過ごしても全く眠くありません
でした。

今思うと、SASでぐっすり眠っていなかったから、365日時差ボケ
のような状態で、時差の変化を体が感じていなかったのです。



   東京医科大学の井上雄一教授によると、眠気によってSAS
   患者が交通事故を起こす確率は、健康な人の7倍。
   重大な労働災害だけでなく、心血管障害発症などの危険が
   高まることも分かってきた。
   筑波大学大学院の佐藤誠教授の研究では、夜間に繰り
   返される覚醒と一過性の低酸素血症が、高血圧、糖尿病、
   高脂血症と強く関係するという。



ぼくはいびきをかく方でした。
最後に体重が増え始めたのは28歳。
最高で110キロあり、いつSASになったのか分かりません。
結婚して、子供が生まれ、午前1時すぎに「パパ、(いびきが)
うるさくて眠れないよ」と起こされる。それでも病という自覚は
全くありませんでした。

あるとき、友人が「SAS患者向けの器具をつけて寝たら爽快
だった」と話してくれました。
「試してみようかな」とむくむくと関心がわいた。
気軽に診断を受けて治療を受け、その後、SASが生活習慣病などに
つながる怖い病だと知りました。


大学病院では、まず2泊3日の検査を受けました。
検査といっても眠るだけ。
夜、病院へ“帰って”眠り、朝、病院から出勤する。
仕事も休まず、気軽なものです。

ところが医師に検査データを見せられ、「ここ、ここ、ここが
止まっています」と示されたときは焦りました。
1時間に20回以上、ほぼ2分おきに呼吸が止まっている。
血中酸素濃度も落ちていました。

治療に入り、器具を付けて眠ったら、爽快で、起きるときつらく
ない。
全く別の睡眠があることを知りました。


この2年間で75キロまで減量して、子供の運動会のリレーで2人も
抜きました(笑)。
眠くないから力が出たのです。
血の巡りも良くなっている。
家事もやるようになりました。
午前7時半に子供たちが登校したあと、これまでは2度寝して
いましたが、妻と語り合ったり、ウオーキングをしたり。
専用のウエアも買い、デブの出無精がよく出かけるようになり
ました。

毎晩、器具を付けて眠ります。
装着しないだるさを知っているからです。
「おれにはあいつ(器具)がついている」、なーんて。気付いて
いない人がいたら教えてあげてほしい。
一度、快適な睡眠を味わってほしい。
それが重大な疾患の予防になれば、こんな良いことはありません。


SASは太っているからなるのではありません。
やせている人もいます。
半数近くが肥満度の正常範囲内だそうです。
小児にもいると聞きます。
病気を治すことは大切です。

今、ぼくは静かにすやすやと眠っていますので、逆に「死んで
いるかと思った」と家族からよく言われます(笑)。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100702/bdy1007020810001-n1.htm  

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家族旅行で息子の症状気づく・・・睡眠時無呼吸症候群

[耳・鼻・のど 読者編:2 家族旅行で息子の症状気づく]

(朝日新聞  2010年5月19日)


<家族旅行で症状に気づいた>
現在中学1年の次男が睡眠時無呼吸症候群だと気づいたのは、2004年。
お正月の家族旅行がきっかけでした。

夜、ふと目覚め、布団をはいでいないか、と子どもたちを見ると、いつもは
大きな次男のいびきが聞こえず、呼吸が止まっていました。
1分近く止まって、ふーっと大きく息を吐く、という感じで、死んでしまう
のではないか、と不安になったほどでした。

いつもは離れた子ども部屋で寝ていることもあり、そうした異常には気づき
ませんでした。
正月明け、寝ている間に呼吸の様子を録音したテープを持って、病院に相談に
行きました。

もともと大きい扁桃が気道をふさぎ、呼吸が止まっているとの説明でした。
当時は身長100センチで体重は16キロほど。
以前にも扁桃が大きいと言われたことはありましたが、まさか呼吸が止まる
とは。

幼稚園を卒園した春休みに手術をしました。
小学校生活が始まると無呼吸状態はなくなり、睡眠が十分になったせいか、
あっという間に体重も増えました。
(東京都、田中弓子さん、41歳)





<いつもの歌遊びに反応なく>
4歳の娘は2009年12月、突発性難聴になりました。
朝、いつものように「元気ですか」と歌あそびで呼びかけても、娘の返事は
なく、心配になり話しかけると、全く関係のない言葉が返ってきました。
左耳が生まれつきほとんど聞こえていなかったのですが、頼りにしてきた
右耳も聞こえなくなっていたのです。

吐き気が強い薬の治療に1カ月間、親子で耐えました。
でも、聴力はもとの半分程度にしか回復せず、補聴器をつけることになり
ました。
あらゆる手続きに時間を要し、先の見えない不安と焦りでいっぱいでした。

その後、ろう学校での支援に切り替えるため、発達検査を受けると、言語の
コミュニケーション能力は2歳程度と言われました。

今は、週1回ろう学校に通っています。
信頼できる専門家にめぐりあい、娘はもちろん、私も言葉の発達を促す方法を
学ばせてもらっています。
ここに至るまで5カ月。
もっと早く、こうしたケアを受けられていたら、と今さらながら強く思い
ます。
(京都府、塔下弥生さん、41歳)

http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201005190215.html

頭が大きな幼稚園児・・・院長未病道楽

[頭が大きな幼稚園児・・・院長未病道楽]

(4歳)


当時標準的であった2年教育(2年保育)の入園時、今で言う年中児の時に、
帽子を注文した際の話である。
お袋が注文票に「55cm」と記入したところ、先生に怒られたそうだ。
「何やってるんですか、お母さん!」
「洗うと縮まるから少し大きいサイズを書いたのですが、54cmに書き直した
方が良いでか?」
「そういうことじゃありません! お母さんの頭のサイズじゃなくて、
お子さんのサイズを記入してください!」
「これ、この子のサイズなんですが・・・・・」
「・・・・・・・・・・すいません、えっ????」


同級生のお母さんや井戸端会議のおば様方は、「脳みそがいっぱい詰まって
いるんじゃないの」と異口同音のコメントで慰めてくれたそうだ。
頭の大きさと頭の善し悪しが無関係なことは、脳科学者茂木健一郎先生の
解説を聞くまでもなく、常識である。



<頭が大きいのは未病>
世の中には頭の小さな家系もあれば、頭の大きな家系もあり、それは個性の
範囲と言える。
しかし、親兄弟の中で1人だけ頭が大きいのは病気の可能性があり、
少なくとも未病である。

私の場合、親父も頭が大きいし、弟も頭が大きいので、頭の大きい家系である
ことは確かである。
けれども、親父や弟と比較しても、一回り私の方が頭が大きい。
それが証拠に、弟の入園時には冒頭のような事件は起きなかった。


「いびき症と睡眠時無呼吸症候群」の研究や「小児矯正早期治療」の研究を
統合すると、頭が大きいのは未病である可能性を示唆している。

私は物心ついた時から慢性鼻炎だった。
それでも日中「口ぽかん」ということはなく、そういう写真は1枚もない。
しかし、夜間は「口呼吸」であったし、今も時々そうである。

夜間睡眠時口呼吸の多くは、舌全体が重力で下がるので、舌根が気道を閉鎖
しやすい。
「睡眠時無呼吸」とまではいかなくても「睡眠呼吸障害」である。
睡眠呼吸障害は睡眠中に呼吸の能率が下がる「低酸素呼吸」である。


通常の血中酸素飽和度は96~99%である。
歯科の外科処置などで緊張したりすると、血中酸素飽和度が下がって
94~95%になる。
これぐらいが、歯科外来での許容範囲である。
血中酸素飽和度が90~93%位まで下がると貧血様症状が出たりする人が
いる。
ところが、睡眠時無呼吸症候群の人の血中酸素飽和度は50~70%であり、
いびき症の人でも70~85%まで下がっている。
しばしば、「酸素ボンベなしにヒマラヤ登山をするようなもの」と表現
される。


睡眠呼吸障害を少しでも解決しようとすると「人工呼吸」をする時の体位に
なる。
頭を後ろに傾け顎を突き出し、気道を確保するあの頭位である。
子どもも無意識に人工呼吸頭位をとる。
「エビ反り寝」である。
舌根が沈下しにくい「横向き寝」のこともある。
重症になると両者を組み合わせた「横向き寝でエビ反り寝」になる。


すると、頭部・顔面・頚部の筋肉バランスに歪みが生じて、頭が大きくなる
のである。
「頭蓋・顔面の骨は筋機能の影響を受けやすい」からである。


大リーグで活躍するM選手は、チームで1番頭が大きく話題となった。
メジャーリーグでは2mを超える選手も少なくないのにである。
その理由は、M選手がひどい鼻声であることから容易に想像できる。


鼻呼吸と口呼吸とを比較すると、一見口呼吸の方が大量の空気を取りこめ
そうな感じがするが、それは運動時など脳が活性している場面でのみ正しい。
夜間睡眠時、舌根沈下を予防するど脳は働いていないので、よほど重度の
鼻閉でない限り、鼻呼吸の方が血中酸素飽和度が高い。

M選手も私も、日中口呼吸でないだけ、まだマシである。


最近では、日中も口呼吸の子どもが急増していて問題となっている。

夜間睡眠時の口呼吸を治すのは困難であるが、それに比べれば日中の口呼吸を
治すのはまだ容易であろうと思う。


今、心配なのは皇族のA様である。
公開されているお写真の半分以上が口を開いている。
口腔関連筋の未発達が心配される。
一部週刊誌で噂されている言語問題も、全くの出鱈目とも言えない気がする。
数多くの御典医様がついているのだから、大きなお世話ではある。


夜間睡眠時口呼吸になるのは鼻炎だけではない。
低位舌を含む「舌癒着症(舌喉頭偏位症)」でも起こる。

乳幼児で、
  ・同じ側を向いて寝ていて、ベッドの位置を変えても治らない
  ・抱いていると眠るが、ベッドに寝かせると泣き出す
子どもは少なくないと思われる。
これらの一部は「舌癒着症」の可能性がある。
舌の構造が舌根沈下をお越しやすく気道を閉鎖しやすいのである。

舌根沈下の状態が左右均等でなければ、より気道が広い向きで寝るのは当然の
摂理である。
舌根沈下が少ない起きた状態=抱っこでは眠れるが、舌根沈下が大きい仰向け
では眠れないのも理屈に合う。



「頭頚部は筋肉が骨の成長に大きく影響する」代表例は、低位舌に伴う反対
咬合である。
「低位舌」は舌尖の位置が低く、下顎前歯の裏側を押している状態である。
本来、上顎骨の成長を助ける舌が上顎骨を前方・側方に押さないため、
上顎骨は成長不全=劣成長となって、歯列が狭窄し、また反対咬合になる。
さらに、本来押してはいけない下顎と下顎の歯を押すため、下顎の成長が
過剰になり、下顎前突が顕著になる。














弊害多い口呼吸  咽頭炎や口臭の原因

[弊害多い「口呼吸」  咽頭炎や口臭の原因]

(産経新聞 2009年3月13日)


家屋の密閉化によるほこりアレルギーなどで、風邪や花粉の季節以外でも鼻が
つまり、口で息をする人を見かける。
呼吸は鼻で行うのが正常で、口呼吸は咽頭炎や口臭の原因にもなる。
いびきとも密接なだけに、健康な睡眠を続けるためにも「鼻呼吸」をしっかり
確保したい。
(八並朋昌)


<乾燥は大敵>
「鼻腔には吸った空気に加温・加湿するエアコン機能や、粉塵を吸着する
フィルター機能がある。乾燥は大敵で、健康なときも実は左右交互に粘膜が
数時間ずつ充血して鼻閉、つまり鼻づまりを起こし気流を止めている」と
話すのは、東京・神田の山根耳鼻咽喉科院長、山根雅昭さん(61)。

両側同時または片方だけの鼻閉が続くのが病的な鼻づまり。
鼻中隔湾曲症など構造的なもの、慢性副鼻腔炎など粘膜が腫れるもの、腫瘍
など器質的なものがある。
風邪や花粉アレルギーは粘膜が腫れる鼻づまりでも季節性だが、ハウスダスト
によるアレルギー性鼻炎は通年で発症する。


鼻づまりで口呼吸になると、口の中が乾燥する。
すると、粘膜保護作用が低下して、ちょっと硬い食べ物でも傷付き、病原菌も
増殖して、咽頭炎になりやすい。
古い粘膜層が唾液で洗い流されず、カビが生じたり舌苔(ぜったい)が増え
たりして口臭の原因にもなる。


睡眠時の口呼吸は、鼻づまりや鼻咽頭閉鎖、舌根の落ち込みによるいびきが
原因だ。
鼻とのどを仕切る鼻咽頭が加齢や飲酒でたるむと、あおむけに寝たときに
鼻側をふさいでしまう。
二重あごの人は舌根が落ち込んで気道をふさぎがち。



<テープやスプレーも>
粘膜の腫れに多いのが、鼻腔内の気流を調節する下鼻甲介という軟骨を覆う
粘膜が、腫れたままになる肥厚性鼻炎。
治療はこの粘膜を焼いたり切除したりする。
「私はラジオ波で焼く方法で、効果は1年半ほど続く」と山根さん。
費用は片方で3割負担なら2,700円。
抗アレルギー薬を処方する場合もある。


市販の点鼻スプレーも粘膜の充血を鎮める即効性があるが、長期間使うと
粘膜が肥厚化することもあるので、注意が必要。

同じく鼻孔拡張テープは呼吸が楽になったと自覚できる効果はある。
不織布のテープにはさんだプラスチック板の反発力で外側から小鼻を広げる
もので、「ブリーズライト」などがある。
とくに寝入りばなに、いびきをかく人には効果的。
粘膜の腫れがひどい人は、薬を服用したうえでテープを張るといい・



<筋トレで抑止>
鼻咽頭閉鎖や舌根落ち込みを抑止する簡単な筋肉トレーニングもある。
鼻咽頭は、軟口蓋つまり口の天井の奥を上と横に思い切り広げることで周囲の
筋肉を鍛えられる。
舌根はのど仏の上の舌骨についた筋肉を鍛える。
舌を突き出して上下左右に動かしたり、左右にねじったりする。気が付いた
とき1、2分行えばいいという。


口呼吸は咽頭炎、口臭、いびきのほか、口の半開きによる表情のたるみ、
集中力が続かない、などの弊害も指摘されるだけに、山根さんは「しっかり
した対策や治療を」と呼びかける。

http://gourmet.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/231267/  

睡眠時無呼吸が脳を消耗させ、脳卒中リスク高める

[睡眠時無呼吸が脳を消耗させ、脳卒中リスク高める]

(HealthDayJapan  2009年1月15日)


睡眠時無呼吸患者では、脳内の血圧や血流が増減を繰り返すため、睡眠中に
脳卒中や死亡が起こりやすいことが、新しい研究によって示された。


米エール大学医学部(コネチカット州)の今回の研究では、閉塞型睡眠時
無呼吸(OSA)により、エピソード(症状発現)時に、脳への血流が減少する
ことが判明。

症状が発生すると、臓器の血圧が上昇する。
これが繰り返されると、最終的に、そのような状態での脳自身の保護能力も
低下してしまうという。


米国では1,800万人以上が睡眠時無呼吸と診断されている。
睡眠時無呼吸は、気道上部が閉塞するために呼吸が妨げられたり、止まったり
する状態。
この状態では血中酸素レベルが低下し、血圧が上昇するが、目を覚ますと元に
戻る。
このサイクルが夜間に繰り返される。


同チームは初期研究で、睡眠時無呼吸患者は、呼吸障害のない同様の健康
状態の人に比べて、脳卒中や死亡の発症率が3倍高いことを明かにしている。


今回は、睡眠時無呼吸患者はそうでない人に比べて、睡眠中の脳血流速度が
遅く、血中酸素量が著しく少ないことが判明。
また、血圧低下が回復し、脳への血流が正常な状態に戻るまでの時間が
長かった。
研究者らは、これは脳が必要に応じて血流を調節する脳の自己調節機能
(オートレギュレーション)の問題であるという。

研究結果は、医学誌「Journal of Applied Physiology(応用生理学)」
2008年12月号に掲載された。


http://www.healthdayjapan.com/  


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