[県内市町格差1.5倍 宇都宮84万円、茂木町56万円
09年度・後期高齢者医療費]
(下野新聞 2010年11月1日)
後期高齢者医療制度で、2009年度の県内対象者(主に75歳以上)1人当たり
の平均医療費を市町別にみたところ、最高は宇都宮市の約84万1千円、最低は
茂木町の約56万9千円で1.48倍の開きがあることが、県後期高齢者医療広域
連合のまとめで分かった。
県平均は約76万4千円で、全国平均(約87万4千円)を約11万円下回り、
全国の都道府県で低い方から7番目となっている。
医療費が高い自治体は一般的に、病床数や入院日数が多い傾向にあると
される。
1人当たりの県平均が全国下位であることを受け、県医師会の太田照男会長は
「脳卒中や心筋梗塞の死亡率が本県で高いこととは直接結びつかないが、受診
する機会がもう少し増えてもいいのではないか」と話している。
医療費は入院や外来時の診療代や薬代で、自己負担分(1割または3割)と
保険給付の合計額。
県内の後期高齢者医療制度の対象者は2009年度が約21万5千人で、医療費
総額は約1,648億円だった。
県内市町別で県平均を上回ったのは宇都宮、日光、足利、上三川、壬生、
那須、さくらの7市町。
60万円台が塩谷、西方、那須烏山、市貝、那珂川の5市町で、50万円台は
茂木町だけだった。
都道府県別で1人当たりの医療費が最高なのは福岡県で約110万7千円、
最低は新潟県の約71万9千円。
80万円未満は、本県を含む15県となっている。
保険料は都道府県別に医療費の状況などに応じて設定される。
2010年度、本県の1人当たり平均保険料は4万8,886円で、全国平均(6万
3,300円)を下回り33番目となっている。
ただし保険料の上昇を抑えるため余剰金約18億円全額と、国の財政安定化基金
約12億円が投入された。
政府は後期高齢者医療制度を廃止し、2013年度をめどに年齢で区別しない
新制度の導入を目指している。
併せて国民健康保険を都道府県単位で運営する広域化も検討している。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20101101/407491