カテゴリー : X線

放射性物質のうち、甲状腺がんの原因となるヨウ素にはヨウ素剤を

[被ばく対策―マスクや帽子必携 窓閉め、換気扇も制限]

(共同通信  2011年3月13日)


炉心溶融が起きた東京電力福島第1原発の周辺で被ばく者が出た。
放射性物質から身を守るための注意点を、専門家への取材からまとめた。


まず必要なのは、発生源からなるべく早く離れること。
避難の際は、放射性物質を吸い込むのを防ぐため、ぬれたタオルやマスクで
口や鼻をふさぎ、肌は露出せず気密性が高いカッパなどを着用、帽子も
かぶった方がいい。
風下を避け、雨は濃度が高まる恐れがあるため触れるのは厳禁だ。

避難先には、放射性物質を通しにくいコンクリート製建物が望ましい。

室内に入る前に身に着けた物を処分し、水場があれば全身を洗い「除染」
する。
すでに被ばくした場合にも有効な対策だ。
頭髪は念入りに洗いたい部位だが、爪を立てたりして皮膚を傷つけると
逆効果という。

室内に入った後は窓を閉めて不要な外出は避け、外気を取り込むエアコンや
換気扇も使わない。


発生源周辺の農作物は放射性物質が付着している可能性があり、口にしない
よう注意が必要。
周辺の水も使用しない。


1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故では、約1週間で日本に放射性
物質が届いた。
放射性物質は拡散しやすく、発生源から離れていても油断はできない。


放射性物質のうち、甲状腺がんの原因となるヨウ素は、自治体が備蓄する
ヨウ素剤を事前に飲めば発症をある程度防げるが、副作用があるため専門家の
指示があるまでは服用しない。

セシウムは白血病などを引き起こすが、被ばくを防ぐ医薬品はない。


避難や対策を効率化し、過剰反応を防ぐためにも、国や事業者の積極的な情報
提供が不可欠だ。
被ばくしたか不安な場合は、病院の放射線科などで体表の放射線量を調べて
もらえるという。


http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031301000405.html     


武田信玄も徳川家康も胃癌だった?

[Dr.中川のがんから死生をみつめる:/94 もし進行が遅ければ・・・]

(毎日新聞 2011年2月13日)


1895年にエックス線が発見され、身体の内部を見ることができるようになる
までは、がんと言えば、「乳がん」を指していました。

江戸時代には、「肺がん」や「胃がん」といった病名は存在しませんでした。
また、がんは一種の老化症状ですから、「人間50年」の昔は、がんで亡くなる
人は、今と比べて珍しかったことでしょう。


それでも、がんで亡くなったと思われる歴史上の人物は少なくありません。

たとえば、武田信玄は三方ケ原の戦いで、徳川家康を圧倒し、天下は目の前に
ありました。
しかし、一説には、このときすでに末期の胃がんに侵されていたと言われ、
この戦いの翌年、世を去っています。


一方の徳川家康は、大坂夏の陣で豊臣家を滅亡させ、天下統一を成し遂げた
翌年、亡くなりました。
死因は、信玄と同じ胃がんだったと思われます。

家康は、元祖「健康オタク」として知られます。
外国から伝来したばかりの「たばこ」を吸おうとしなかったばかりか、喫煙
禁止令まで出したほどです。
また、肥満体だった今川義元を反面教師として、粗食とタカ狩りなどの運動を
心がけたと言われます。

しかし、1616年1月21日、タカ狩りの後、「タイの天ぷら」を食べた
家康は、激しい腹痛と嘔吐に襲われました。
おそらく、胃がんが大きくなって、天ぷらが詰まってしまったのでしょう。
「天ぷらの食あたりが家康の死因」と言われることもありますが、おそらく
誤解です。
家康が死亡したのは、4月17日。
天ぷらを食べてから3カ月近くたってからです。

その前から徐々にやせてきていたこと、侍医の触診で腹部に「しこり」を
認められていたことなどから、胃がんの可能性が高いといえます。


家康のがんは、1600年の関ケ原の戦いのころには、胃の粘膜を侵し始めて
いたのだと思います。
しかし、家康の胃がんは、天下統一までの時間を与えました。

逆に、信玄の胃がんの進行がもう少し遅ければ、歴史は大きく変わっていた
かもしれません。
歴史に「もし」はありませんが。

(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

http://mainichi.jp/select/science/news/20110213ddm013070036000c.html  




妊娠中の歯科治療(こいけレディスクリニック)

[妊娠中の歯科治療]

妊娠中の治療は何かと気を使うものです。
歯科用局所麻酔を使っていいか、X線撮影は可能かどうか等、産婦人科の
先生に聞いてきてもらう必要があります。

最近来院した妊娠中の患者さんは、次のようなリーフレットを持参され
ました。
初めてのケースで、妊婦さんにも我々にとっても親切なもので、大変助かり
ました。

————————————————–

歯科の先生へ

妊娠中の歯科治療に関して次の点にご留意頂きたいと思います。
・妊娠中の顎部のX−Pですが、なるべく撮影しないにこした
 ことはありません。
 必要に応じて、腹部遮断で1〜2枚はOKです。
・抜歯等についてはキシロカインなどによる局所麻酔はOKです。
・抗生物質はペニシリン、セフェム系はOKです。
・鎮痛剤に関してはアセトアミニフェンはOKです。
 NSAIDsは不可です。

以上です。

こいけレディスクリニック

http://www.koike-lc.jp/

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災害被害者の特定に役立つ新しい歯型照合システム

[災害被害者の特定に役立つ新しい歯型照合システム]

(HealthDay News  2007年11月27日)


大きな災害の際に、被害者の身元確認に要する時間を大幅に削減する新しい
自動特定システムが日本の研究グループにより開発され、米シカゴで開催
された北米放射線学会(RSNA)年次集会で発表された。

この方法により、地震、津波、飛行機墜落事故、テロなどの際の保健当局に
よる対応も改善できると研究グループは述べている。


今回の研究を率いた神奈川歯科大学(横須賀市)の小菅栄子氏によると、
遺体の損傷が大きく身元の確認が困難な場合、歯の治療記録が最後の手段で
あることが多いという。
しかし、被害者の数が多いと、手作業による照合では遺体の特定に膨大な
時間がかかり、誤りも格段に多くなる。

例えば、1985年の日本航空機墜落事故では、犠牲者520人中325人に歯型の
照合が必要とされ、2,800人以上の医師、歯科医師、および法医学者が3カ月
かけてすべての遺体を特定したという。


この新しい歯型照合システムは、「位相限定相関法(POC)」という技術を
利用したもので、ソフトウェアにより、歯科X線写真によくみられる歪みを
自動的に調整、補正できる。
小菅氏らは、このソフトの実用性を検討するべく、日本人の患者60人の歯科
治療前および治療後のX線写真を分析。
POCによる画像補正の後、コンピューターがそれぞれのX線写真に最も近い
画像を3点、平均3.6秒で選出。
その後、法医学の専門家らが最終的な評価を実施した。
POCによる1回目の照合では患者の87%が正確に認識され、2回目で98%、
3回目で100%に達したという。
このシステムにより、法医学的作業が 95%削減できると小菅氏らは推定して
いる。


遺族の感情面の混乱も軽減できるという。
「日本では亡くなった人を数日から1週間以内に火葬する慣習があるが、
大切な人を失っただけでなく、正式な葬儀の手順も踏むことができないと
なれば、遺族の痛みは計り知れない」と小菅氏はいう。
このシステムが採用されれば、少なくとも正式な葬儀を行うことができる。


米国の専門家もこのシステムの有用性を認めているが、歯型の照合がどの
ような場面でも役立つというわけではない点を指摘している。

2001年の同時多発テロでは、ニューヨークでの犠牲者約3,000人のうち、
歯型により身元を特定できたのは約1,500人にとどまったことを挙げ、歯も
残らないような災害ではこの方法は使えないと述べている。


http://www.healthdayjapan.com/   





保護中: パノラマX線から骨粗鬆症を発見

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保護中: 耳管開放症と耳管狭窄症

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歯科X線検査で骨粗鬆症が明らかに

[歯科X線検査で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が明らかに]

(薬事日報)
(HealthDay News 2007年3月22日)


歯科での一般X線検査が、女性の骨粗鬆症のリスクを特定する上で鍵となる
ことが、米ニューオリンズで開かれた国際歯科研究協会(IADR)年次集会で
報告された。

英国の研究チームが、新しく開発された歯科X線検査から得られた骨の情報を
分析するコンピュータプログラムを活用、この情報が体内で骨損失の生じて
いる部位を明らかにするという。

研究は、医学誌「Bone」にも掲載の予定。


骨粗鬆症は、骨がもろく、骨折しやすくなる疾患で、世界で中高年女性
4,500万人が罹患している。
健康な骨は形成と吸収のバランスが保たれているが、閉経後は、吸収が形成を
上回るようになり、骨の損失につながる。
研究によると、骨粗鬆症の罹患率は女性の年齢とともに上昇し、50代で
15%、60代22%、70代38.5%とされている。

しかし、広範なスクリーニング検査は費用を要し、実施が困難なことが現状。


新しい手法は、歯科医師に余計な費用や時間の負担をかけない。

報告者のマンチェスター大学歯学部のHugh Devlin氏は、同大映像工学・
生物医学工学部が開発したプログラムを用いて、歯科X線検査の画像を
もとに、骨の厚さや断片化など骨のパターン特性を分析した。

ヨーロッパの医療センター4施設において、平均55歳の女性651人を対象に、
まず、従来の骨密度(BMD)測定法で、被験者の大腿骨、股関節部、脊椎の
骨量を測定、さらに、歯科X線検査画像から、特定のタイプの骨を撮像した
細かな部位が分析された。
その結果、歯から入手した情報で、従来のBMD測定法と同等の骨粗鬆症
リスク予測が可能であることが明らかになった。


Devlin氏は「受診者は、X線画像と臨床情報をもとに、股関節部や脊椎に
骨粗鬆症がある可能性を告げられる。X線画像情報は、“下顎骨の皮質の幅”
から得ている」と説明している。

http://www.yakuji.co.jp/entry2666.html   

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