[未熟児も安心、セルビアに誕生した「母乳バンク」]

(AFPBB News  2010年7月28日)

発信地:ベオグラード/セルビア

【7月28日 AFP】
イワナ・ミチッチさんは、ベオグラードの病院で未熟児を産んだ。
母乳がまだ出なかったため、ほかの母親の母乳を娘に与えた。

この母乳は、ベオグラードにある新生児学研究所の「母乳バンク」から提供
されたものだ。
セルビア初、そしてバルカン諸国初のこの母乳バンクへのドナー数は増え
続けている。
イワナさんも、感謝の念から母乳を寄付することに決めた。


母乳バンクには、初年度、同研究所が必要とする母乳量の約3分の1にあたる
2,300リットルが寄付された。
ドナーには、
  ・非喫煙者であること
  ・アルコール摂取量が1日2ユニット以下であること
      (純粋なアルコールの量で20ミリリットル)
  ・性感染症にかかっていないこと
といった条件が付されている。

現在、母乳の多くは、ベオグラードの病院で産まれた未熟児に与えられて
いるが、今後は活動範囲を広げていきたいと所長は話す。 


一方で、母乳バンクには、母乳育児率が低いという現実が立ちはだかる。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、セルビアにおける生後
6か月間の母乳育児率は15%と、世界平均を大きく下回っている。
母乳バンクには、同国で伸び悩む母乳育児率を上げたいという願いも込め
られている。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2743732/6014526