[ピル服用の女性、遺伝子的に合わない男性を選ぶ傾向 英研究]

(AFPBB News  2008年8月14日)

発信地:パリ/フランス



【8月14日 AFP】
全世界で数千万人の女性に服用されている経口避妊薬ピルは、女性が持つ
遺伝子的に相性の良い相手をかぎ分ける能力をだめにしてしまう――。
こうした研究結果が、13日発行の英国王立協会紀要(生命科学版、
Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。


女性には通常、自らと異なる遺伝子構造をもつ男性を本能的にかぎ分け、
魅力を感じるとされる。
これまでの研究によると、遺伝子構造があまりにも似ている場合、妊娠が
困難になる、流産の危険性が増加する、免疫システムが弱くなるなどの問題が
発生することがあるという。

主に主要組織適合性複合体(MHC)と呼ばれる遺伝子領域に含まれる約140の
遺伝子群が、皮膚細菌との相互作用によって生じるにおいの発生に重要な
役割を果たしているという。
MHCはもともと、免疫反応に関係するタンパク質を生成するものだと
される。

こうした遺伝子の働きの程度によって、われわれの魅力はにおいを通じ
無意識に決定されるという。


英ニューカッスル大学(Newcastle University)のCraig Roberts氏が率いる
研究チームは、ピルを服用することがにおいの好みに与える影響の有無に
関して実験を行った。
その結果、ピルの服用を始めた女性は、遺伝子的に似ているにおいを発する
男性に魅力を感じる傾向に変わったという。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2505912/3216160