自分の歯が少ない人は心臓疾患のリスク高まる

(AFPBB News 2010年4月14日)

発信地:ストックホルム/スウェーデン

【4月14日 AFP】
自分の歯が少なくなってしまった人は、歯が多い人に比べ、心臓疾患で死亡
するリスクが大幅に高い――。
このような研究結果を、スウェーデンの研究チームが12日、歯周病学専門誌
「Journal of Periodontology」に発表した。


研究チームのアンダーシュ・ホルムルンド氏はAFPに対し、「心臓血管疾患、
とりわけ冠動脈性心疾患は、歯の本数と密接に関係している」と述べた上で、
「同じ年齢、同じ性別で比較した場合、自分の歯が10本未満しか残っていない
人が冠動脈性心疾患で死亡するリスクは、残っている自分の歯が25本を超える
人の7倍に上る」と語った。


この15年で、口腔衛生と心臓血管疾患との関連性を指摘する研究が数多く発表
されてきたが、ホルムルンド氏らによる研究は、心臓血管疾患と歯の本数との
直接的な関連性を示したものだ。


研究では、男女7,674人を平均12年にわたって調査した。
調査対象者のほとんどが歯周病にかかっていた。
調査期間中に死亡した629人の死因を調べた結果、299人の死因が心臓血管
疾患だった。


ホルムルンド氏によると、口内や歯周での感染症は体循環系に波及し、軽度の
「慢性炎症」を引き起こすため、歯の本数と心臓疾患の間に関係が出てくる
のだという。
軽度の「慢性炎症」は、心臓発作や心臓血管疾患のリスク要因として知られて
いる。
ホルムルンド氏は、自分の歯の本数はその人が生涯にどのくらい「慢性炎症」
にさらされてきたのかを示している可能性があるとしている。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2718625/5610484