[妊娠中の歯肉出血が死産に関連]

(HealthDay News  2010年1月22日)


胎児死亡と母親の妊娠性歯周炎との関連性を示す初めての記録が
報告された。
患者は35歳の女性で、米カリフォルニア州サンタモニカで満期の
死産児を分娩。
妊娠中に、妊娠性歯肉炎の症状である重度の歯肉出血を経験した。
研究結果は、医学誌「Obstetrics & Gynecology(産科・
婦人科学)」2月号に掲載された。


報告者の米ケース・ウェスタン・リザーブ大学(クリーブランド)
歯学部歯周病学のYiping Han氏らは、妊娠中のホルモン変化に
よって歯肉出血が生じることは多く、妊娠女性のおよそ75%に
みられるが、歯肉出血によって口腔内の細菌が血流に入り、
免疫系によって阻止されない限り胎児に感染する可能性があると
説明している。

今回のケースでは、剖検の結果、口腔内の細菌が血流に入り、
胎盤に移動し、胎児に感染して死亡させたことが示唆された。
この女性患者は、歯周病の治療を受けた後、再度妊娠し、健康児を
出産した。

Han 氏は「子どもを1人生むたびに歯を1本失い、これは妊娠中の
基礎的な変化によるという迷信があるが、背景に別の基礎疾患が
あれば乳児の生命が危険に曝される可能性がある」と述べ、
できれば歯科医を受診し、口腔内の問題を解決してから妊娠する
よう勧めている。
また、妊娠中に歯肉出血を認めた場合は、医師に注意喚起を求める
べきであるという。

http://www.healthdayjapan.com/   

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