[近年における麻疹の流行]

(Wikipedia)


<2001年>
患者報告数が定点あたり11.20人(推計患者数 約27.8万人)という大流行が
あり、これを契機に予防接種率の向上や、1歳の誕生日に予防接種を行う
キャンペーン等の対策がとられた。



<2006>
春に茨城県と千葉県での地域流行が起こった。
  ・茨城県は96例
  ・千葉県は定点報告数で90例



<2007年>
南関東を中心とした地域流行が発生し、各地に飛び火した。
10歳から29歳の世代という比較的高年齢に発生が集中したのが特徴である。

成人麻疹の流行により2007年7月27日現在で高校73校、高専4校、
短大8校、大学83校が休校し、高校・高専・短大・大学のみで1,657人の
患者が発生した。

この対策の為、流行の中心地である東京都では都立学校の生徒・児童の内の
ワクチン未接種かつ未罹患者への有償での予防接種の実施、都内市区町村立
学校の児童・生徒に対する市区町村が行う措置の支援、私立学校の児童・
生徒に対しても同等の支援を行う事とした。
東京都の対策とは別に、東京都の市区においても緊急の予防接種が実施
された。


麻疹・成人麻疹の流行により麻疹ワクチン・MRワクチンの需要が急増し、
定期接種ワクチンが前年よりMRワクチンに移行された影響も重なり全国的に
ワクチン在庫が不足する事態が生じた。

麻疹ワクチン・MRワクチンは1歳~2歳未満・小学校就学前の1年間を定期
接種により優先され、それ以外の世代では緊急接種を除きワクチン接種の前に
抗体検査を行うことが推奨されたが、それにより一時的に検査試薬が不足する
事態を招いた。


10歳~29歳の麻疹・成人麻疹が多くみられた原因として、定期接種世代の
時点で使用されていたMMRワクチンの副反応の影響による接種率の低迷、
麻疹発生の減少によりブースタ効果が期待できなくなった事で抗体価が低下
し修飾麻疹が発生したことなどが考えられる。



<2008年>
  ・神奈川県:3,515件(2008年9月30日現在)
  ・北海道 :1,453件
  ・東京都 :1,148件
  ・千葉県 :1,032件
  ・福岡県 :670件
で地域的流行が発生した。

全体の35%を占める神奈川県での流行は
  ・横浜市 :1,466件(2008年10月2日現在)
  ・横須賀市:679件
が中心であった。

横浜市ではこの事態を受けて2008年3月21日より2009年3月20日の1年間の
時限措置として、「定期予防接種対象者を除く1歳~高校3年生に相当する
年齢で、麻しん予防接種を1度も受けておらず、麻しんにり患していない方」
を対象とする市費負担による予防接種(任意接種)を実施した。

同様に横須賀市では2008年2月1日より3月31日の2ヶ月間の時限措置と
して、「2歳から高校3年生(相当年齢)で、麻しん予防接種を未接種、
かつ麻しん未罹患の人(小学校入学前1年間の児童を除く)」に定期外
予防接種を実施した。