ブロムワレリル尿素
[ブロムワレリル尿素]
(Wikipedia)
<自殺に用いた著名人>
自殺目的などで大量服用し急性中毒を引き起こす場合があるが、致死性は
低い。
しかし、小説家・芥川龍之介は1927年に「カルモチン」で自殺を完遂した。
服毒自殺をした詩人・金子みすゞは「カルチモン」を使用したといわれて
いる。
作家・太宰治も「カルモチン」で何度も心中未遂をしている。
漫画家・つげ義春は1962年に「ブロバリン」を用いて自殺を図ったが、
知人に見つかり未遂に終わっている。
また、愛のコリーダのモデルとなった阿部定事件でも死んだ石田吉蔵が服用
している。
<概要>
ブロムワレリル尿素は、催眠鎮静効果のある化合物のひとつ。
欧米では「ブロミソバル」などの名で用いられる。
商品名としては、
「ブロバリン」(Brovarin、日本新薬)
「リスロンS」(佐藤製薬)
「カルモチン」(武田薬品工業・販売中止)
がある。
現在市販され、ブロムワレリル尿素を含有する鎮静剤には、「ウット」
(WUTT、伊丹製薬、アリルイソプロピアルアセチル尿素などとの配合剤)が
ある。
また、鎮静作用から市販の鎮痛剤にも配合される。
かつてはバルビツール酸系より中毒になり難い事などから良く用いられたが、
ベンゾジアゼピンの登場により廃れ、現在では医療用としては殆ど用いられ
ない。