顔面神経麻痺:2 左半分 全く動かなくなった
- 2010年 4月 28日
- カテゴリー : ビタミンB12 . ビタミンK . 水痘・帯状疱疹ウイルス . 耳鳴り・難聴・めまい . 顔面神経麻痺
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[顔面神経麻痺:2 左半分 全く動かなくなった]
(朝日新聞 2010年4月28日)
原因不明のめまいが続いていた横浜市の本間京子さん(62)は2008年9月、
顔の左半分に違和感を持った。
左耳の周辺に発疹があり、市内の西横浜国際総合病院で「ラムゼイ・ハント
症候群」と診断された。
水疱瘡の原因となる「帯状疱疹ヘルペスウイルス」が顔面神経を侵すために
起こる病気だった。
疲れやストレスを引き金に、体内に潜んでいたウイルスが再活性化した
ようだった。
顔の麻痺、耳の周囲の帯状疱疹、めまいや耳鳴り・難聴が主症状とされるが、
3つそろわない例や発疹がわかりづらい例、症状が出るのに時間差がある例も
多く、診断は難しい。
京子さんも、顔のまひに先行してめまいが現れ、発疹は遅れて見つかった。
耳鼻咽喉科の稲葉鋭部長(3)=当時=は片目ずつつぶれるか、口をへの字に
できるかなど3項目について顔の動きを調べた。
40点中4点。
左はかろうじて目を軽く閉じられる程度で「完全麻痺」と呼ばれる状態
だった。
聴力検査をすると、左耳はほとんど聞こえなくなっていた。めまいがひどく、
京子さんは診察台に座っていることができなかった。
再びコンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴断層撮影(MRI)の検査を
し、脳卒中などのほかの病気がないことを確認した。
このウイルスの特定には約2週間かかる。
だが、結果を待っているうちに症状が進む心配があった。
増殖を抑える抗ウイルス薬の点滴と飲み薬による治療が、すぐに始まった。
通常は、神経の炎症やむくみを引かせるためにステロイドも併用する。
ただ、京子さんは不安や気持ちの落ち込みが激しく、副作用の抑うつが懸念
された。
最初はステロイドを使わず、めまいを抑える薬、代謝や血液の循環を良くする
薬、ビタミン剤などを飲んだ。
吐き気もあり、口からほとんど食べられなかったので、点滴で栄養を補給
した。
体重が10キロ近く減った。
少しでも食欲が出るように、夫の実さん(66)は毎日、京子さんの好きな
パンや果物を持って病院に来た。
顔の筋肉が固まるのを防ぐため、ベッドに寝たまま、看護師が顔をマッサージ
してくれた。
めまいが少し良くなると、車いすで、次は点滴台で体を支えて歩いて、
リハビリルームまで行き、マッサージを学んだ。
交感神経の働きを休める星状神経節ブロックや、電気刺激を受けた。
ステロイドも少し使った。
月末に退院。
通院治療に移った。
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201004280245.html