母乳・人工乳とむし歯との関係
[母乳・人工乳とむし歯との関係]
母乳・人工乳との間でむし歯のできやすさにあまり差がない。
むし歯のできやすさに関係があったのは「卒乳の遅さ」である。
卒乳が遅いとトータル授乳回数が多くなり、トータル授乳回数が多い程
カリエスリスクが高いと言える。
平均すれば、母乳の方が卒乳が遅い傾向であるので、結果的には母乳の方が
カリエスリスクが高い。
母乳&卒乳が遅い場合には、間食が多い傾向にあり、さらにカリエスリスクが
高い。
子どものむし歯の観点から考えれば、12〜18か月の卒乳が最もカリエス
リスクが低い。
これは、母乳にも人工乳にもどちらにも当てはまる傾向である。
卒乳が遅れる理由としては、
・子どもが欲しがるから
・母乳が出るから
・寝ぐずるから
などもっともらしい理由が並ぶ。
しかし、圧倒的に第1子に卒乳が遅い子が多く、第2子以降で卒乳が遅い子は
極端に少なくなることから、信念や理屈があって故意に授乳期間を長くして
いる母親は少ないと言える。
(日本小児歯科学会2008より)
————————————————–
・アレルギー体質予防
・口呼吸予防
・口呼吸に伴う歯列不正予防
等の観点から考えれば卒乳は遅い方が良いことになります。
3〜4まで授乳した方が良いという考え方をする先生も少なくありません。
小さなむし歯が数本できるのと、アレルギー体質悪化や、口呼吸に伴う歯列
不正とを比較した場合、前者を選ぶ方がまだマシだと考える人が多いと
思いますし、私もそう思います。
信念を持って卒乳を遅くする場合には、それ相応の歯磨きが重要になります。
(横山歯科医院)
————————————————–
<妊娠婦歯科キーワード目次>
<食事と機能キーワード目次>