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北京のキノコ「大半に漂白処理」、小学生が突き止める

[北京のキノコ「大半に漂白処理」、小学生が突き止める]

(AFPBB News  2010年12月6日)

発信地:北京/中国

【12月6日 AFP】
北京に住む11歳の小学生がこのほど、市内で流通するキノコ類の大半が有害
化学物質で漂白されていることを実験で突き止め、一躍、消費者たちの
ヒーローとなっている。

国営中国青年報(China Youth Daily)が6日、伝えた。

一方、北京市当局はキノコの97.7%は無漂白だと反論している。


報道によると、同市在住の小学生、張皓(Zhang Hao)くん(11)は、食用
キノコの安全を疑問視する中国メディアの報道を見た母親に、キノコを食べる
ことを禁じられた。
しかし、キノコは張皓くんの大好物。

キノコの無罪を証明しようと、7月ごろからキノコのサンプルを収集し、
中国農業大学の研究生の協力を得て、顕微鏡と蛍光灯を使ってサンプルを分析
した。

その結果、張皓くんは、実験したキノコのほぼ全てで化学薬品が使われている
ことを突き止めたという。


国内報道によると、これらの漂白剤には肝臓への悪影響や肌のアレルギー、
ぜんそくなど呼吸器系の疾病といった多数の健康被害の危険性がある。


この調査結果は、メディアやインターネットで大きな評判を呼び、市当局は
急きょ、キノコ類の97.7%は無漂白で食べても安全だとの声明を発表した。
だが、インターネットのアンケートでは、市の声明に信頼を寄せたのが
たった8件だったのに対し、張皓くんの調査結果を信頼すると回答した人は
1,100件に上った。

張皓くんは「ぼくの調査結果が報道してもらえて、とてもうれしい」と語って
いる。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2778172/6554293   





消費者庁:「アレルギー患者が食べられる卵」で注意喚起

[消費者庁:アレルギー患者が食べられる卵で注意喚起]

(毎日新聞  2010年10月30日)


消費者庁は29日、「アレルギー患者が食べられる」とうたった卵について、
アレルギー症状を防ぐ科学的証明がなく、生命にかかわる可能性があると
して、専門医の指導でない限り食べないよう患者に注意喚起した。

販売業者には食品衛生法に違反する恐れがあるとして各地の保健所が指導して
おり、誇大表示をやめなければ回収命令も検討する。


「アトピーが出ない」などと宣伝した卵販売サイトは今年1月に約10件、
9月に6件確認された。
「卵アレルギーだった息子も食べられるようになった」と体験談を載せる
サイトもあった。


業者は「餌や育て方を工夫した」と主張する。
しかし卵アレルギーの原因は主要成分の卵白アルブミンなどで、消費者庁は
「主要成分のない卵はあり得ない」とする。


アレルギーの治療として卵を少量食べさせる「減感作療法」では、時に呼吸
困難を起こすこともある。
消費者庁は「医師の立ち会いのないまま卵を摂取するのは生命にかかわる
危険がある」と注意を呼びかけている。
【山田泰蔵】


http://mainichi.jp/select/science/news/20101030k0000m040011000c.html  



妊娠初期の「花粉」が、子どものアレルギーと関連

[妊娠初期の「花粉」が、子どものアレルギーと関連 フィンランド研究]

(AFPBB News  2010年10月20日)

発信地:パリ/フランス

【10月20日 AFP】
子どものアレルギーリスクは、妊娠3か月目までの季節と関係している
可能性があるという研究結果が、20日の英医学専門誌「Journal of
Epidemiology and Community Health」に発表された。


フィンランド・オウル大の研究チームは、同国南カレリア県で2001~
2006年に生まれた子ども5,920人のうち、4歳までにアレルゲン皮膚テストを
受けた961人に注目した。

陽性反応が出たのは、10~11月生まれでは10%と、6~7月生まれの2倍
だった。
10~11月生まれでは、特に牛乳と卵に対するアレルギー反応が強かった。


理由については、10~11月生まれは、胎児の成長において重要な時期である
妊娠11週目に大量のカバノキ、ハンノキの花粉にさらされたためではないかと
見ている。
これらの花粉の飛散量が1年で最も多いのは4~5月だ。

反対に、飛散量が最も少ないのは12~1月。
アレルギー反応が最も弱かったのが6~7月生まれであることと符合する。


赤ちゃんが妊娠初期に胎内で強力なアレルゲンに触れると、免疫系の発達に
影響を及ぼす可能性があるが、そのメカニズムは不明だ。

スウェーデン、日本、オランダの研究者らも、これまで、北半球の秋冬に
生まれた子は、春夏に生まれた子に比べ、湿疹やぜんそくに似た喘鳴に
かかりやすく、血中の抗原レベルも高いとする研究結果を発表している。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2767673/6348367   

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ハチに刺されたら

[ハチに刺されたら]

(朝日新聞  2010年8月19日)
高山義浩(感染症医)


日本にはミツバチ、アシナガバチ、スズメバチなどが多く生息しています。
お盆が過ぎた今あたりから秋にかけてハチは活発になり、山への行楽などで
被害を受ける方が増えてきます。
とくに藪をかきわけて進むような場所では要注意です。
ハチ刺されの予防は、こうした場所に不用意に侵入してハチの巣に遭遇しない
ことが大切です。


リスクを覚悟で藪に入るときは、軍手を着用し、帽子をかぶり、できれば
長袖のシャツを着るのがよいでしょう。
ハチは黒いモノに向かって攻撃する習性がありますから、帽子や服は明るい
色にしてください。
また、化粧品や理髪剤、制汗剤などの香りはハチを刺激することがあるので、
使用しないか、無香料のものを選んでください。
甘い匂いのするお菓子やジュースを飲み食いしながら山歩きをすると、ハチを
呼び寄せることがあります(他のムシもそうですけど・・・)。
ハチを見かけたら、バッグの中にしまいましょう。


ハチに刺されてしまうと、その部位に強い痛みを感じるので、だいたい皆さ
ん「ハチに刺された!」と自覚されますね。
最初にすべきことは、その場を離れることです。
刺された場所で騒ぐのは最悪です。
なぜなら、他のハチも連鎖して攻撃モードになっている可能性があるから
ですね。
刺された子供が泣きだしたら、抱えて現場を離脱させましょう。


さて、あとでお話しする「アナフィラキシー」の症状がなければ、ハチに
刺されたというだけで病院を受診する必要はありません。
もちろん、痛みや腫れが強ければ緩和する塗り薬を病院でもらうことができ
ます。

応急処置も特別なことは必要ありません。
腫れと発赤は1週間程度で治ります。
まあ、受傷直後であれば刺し口をイソジンなどで消毒すると化膿を予防できる
かもしれませんね(直後の1回だけでいいです)。
針が皮膚に残っている場合には、押し込まないように注意して、ピンセット
などで取り除いてください。

お年寄りなどから、「ハチ刺されにはアンモニア(ときに尿!)を塗ると
よいんだよ」って教えられることがありますが、私の知る限りにおいて
医学的な根拠はなさそうです。
ただ、高濃度でない限り、アンモニアを塗ったから悪いってこともないと
思います。
田舎でお婆ちゃんが「おやまぁ、ハチに刺されなさったね。アンモニアが
いいんだよぉ」と優しく塗ってくれようとしたら、そこは素直に塗って
もらったら良いんじゃないでしょうか?

医学的根拠がないというのは、単に効果が証明できていないというだけのこと
です。
お年寄りがよいと思っていることに、科学が追いつけていないだけかもしれ
ませんね。
そのあたりの謙虚さが(とくに医者には)必要だと私は思っています。



ハチに刺されたあとで、放置してはならず、西洋医学に頼るべきは
「アナフィラキシー」です。
以前、ハチに刺された経験のある人が再度同種のハチに刺されると、全身型の
アレルギー反応を起こす場合があります。
具体的には、15分以内に気分が悪くなったり、息苦しさを感じたりします。
逆に30分以内にそうした症状が出現しなければ、アナフィラキシーの心配は
いりません。

こうした症状を認めたときは、ひとりで座り込んで休むのではなく、周囲の
人に声をかけるなどして、必ず病院を受診するようにしてください。
放置すると、最悪の場合、死亡することもあります(日本国内で年間30名
程度)。


子供の場合は腹痛を訴えたり、ぼんやりしたり、何も言わなくなったりと様々
ですから、ハチに刺されたら注意深く見守ってあげましょう。
そして、唇が青くなったり、喘息のように「ヒューヒュー」という呼吸を
しはじめたら、本人の訴えが軽そうでも、急いで病院に連れて行きましょう。
近くに大きな病院がなければ、(開いているなら)村の診療所でも結構です。
最初の応急処置ができれば、随分違います。


重症だと救急車を呼ぶべきか悩むかもしれませんが、救急車でできることには
限りがあります。
すぐに動かせる車があるなら自分で連れて行った方が早いかもしれません。
この場合、後部座席で横にさせるよりは、助手席に座らせた方が呼吸状態を
維持できる可能性が高まります。


「随分」とか、「かも」とか、「可能性」といった、中途半端な言葉を重ねて
すいません。
でも、医療ってのは「絶対」というのがないんです。
より良い「可能性」を重ねることで、生存のチャンスを高めてゆくのが医療
なんだとご理解ください。



なお、アナフィラキシーになったことのある人が、次に刺されたとき再び
アナフィラキシーになる確率は約50%と言われています。
そういう人のため、アナフィラキシーに即効性のある自己注射用キット
「エピペン」というお薬があります。
登録された処方医師による説明と同意のうえ、ご自身の判断で自分に注射する
ことが可能となります。
山に入るなどハチに刺されるリスクがあるときは、これを持参するとよい
ですね。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。



https://aspara.asahi.com/blog/border/entry/FxyRR4EJqc
   

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アセトアミノフェンはティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連

[タイレノールの使用はティーンの喘息や他のアレルギー性疾患と関連]

(HealthDay News  2010年8月13日)


タイレノールとして最もよく知られる解熱鎮痛薬「アセトアミノフェン」
(*日本国内で販売されている製品は、含有量、用法・用量が国外の製品とは
異なる)を定期的に使用している世界各地のティーンでは、使用経験がない
者に比べて喘息を有する可能性が2倍以上であることが、新しい研究で
示された。
また、同薬の使用は、青年期の湿疹や鼻結膜炎、アレルギー性鼻充血(鼻閉)
のリスク増大とも関連していた。


ニュージーランド医学研究所 Medical Research Institute(ウェリントン)
内科教授のRichard Beasley博士らによる今回の研究では、「小児期における
喘息とアレルギー性疾患に関する国際研究」に参加した50カ国の13~14歳の
小児32万3,000人近くが、アセトアミノフェンの使用、喘鳴、鼻閉、再発性の
痒みを伴う発疹の既往に関する質問票に回答した。
“中頻度”使用者は前年に1回以上、“高頻度”使用者は前年に月1回以上の
同薬の服用を報告した小児とした。


研究の結果、高頻度使用者の喘息リスクは使用歴のない小児のほぼ2.5倍で、
中頻度使用者では43%高かった。

鼻結膜炎を有する可能性も高頻度使用者は2倍以上で、中頻度使用者は
リスクが 38%高かった。

湿疹は、高頻度使用者ではリスクが99%、中頻度使用者では31%増大した。

また、使用頻度と喘息症状の重症度との関連も示され、高頻度使用者では
重症の喘鳴で睡眠が妨げられ、発話能力が制限される可能性が2.75倍で
あった。


Beasley氏は「因果関係を仮定することはできないが、大きく異なる
コミュニティ、疾患や生活習慣のパターンにおいても関連がみられた。他の
すべての研究と合わせると懸念がある」と述べている。

研究結果は医学誌「呼吸器・クリティカルケア医学」オンライン版に8月13日
掲載された。
(印刷版にも掲載予定)


アセトアミノフェンと喘息との関連は、同誌に掲載されたエチオピアの小児を
対象とした別の研究でも認められたが、湿疹との関連は認められなかった。


米コロンビア大学(ニューヨーク)のMatthew Perzanowski氏は「これら
2件の研究は、アセトアミノフェンと喘息やおそらく他のアレルギー性疾患が
関連するという増加しつつあるエビデンス(科学的根拠)にさらに寄与する
ものである」という。


タイレノールを製造しているマクネイル・コンシュマーヘルスケア社は、
アセトアミノフェンと喘息の因果関係を示す前向き無作為化対照試験がない
点を指摘。

別の専門家は、それでも同薬の使用制限はおそらくよい考えであるとして
いる。


http://www.healthdayjapan.com/


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未熟児も安心、セルビアに誕生した「母乳バンク」

[未熟児も安心、セルビアに誕生した「母乳バンク」]

(AFPBB News  2010年7月28日)

発信地:ベオグラード/セルビア

【7月28日 AFP】
イワナ・ミチッチさんは、ベオグラードの病院で未熟児を産んだ。
母乳がまだ出なかったため、ほかの母親の母乳を娘に与えた。

この母乳は、ベオグラードにある新生児学研究所の「母乳バンク」から提供
されたものだ。
セルビア初、そしてバルカン諸国初のこの母乳バンクへのドナー数は増え
続けている。
イワナさんも、感謝の念から母乳を寄付することに決めた。


母乳バンクには、初年度、同研究所が必要とする母乳量の約3分の1にあたる
2,300リットルが寄付された。
ドナーには、
  ・非喫煙者であること
  ・アルコール摂取量が1日2ユニット以下であること
      (純粋なアルコールの量で20ミリリットル)
  ・性感染症にかかっていないこと
といった条件が付されている。

現在、母乳の多くは、ベオグラードの病院で産まれた未熟児に与えられて
いるが、今後は活動範囲を広げていきたいと所長は話す。 


一方で、母乳バンクには、母乳育児率が低いという現実が立ちはだかる。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、セルビアにおける生後
6か月間の母乳育児率は15%と、世界平均を大きく下回っている。
母乳バンクには、同国で伸び悩む母乳育児率を上げたいという願いも込め
られている。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2743732/6014526

オメガ3系によるアレルギー改善

[オメガ3系によるアレルギー改善]


細胞膜は「脂質二重層」と呼ばれる構造である。
細胞膜を構成する主要な成分は「リン脂質」で頭部と尾部がある。
マッチ棒のようなイメージで、頭を外側に、軸が接するように2列に並んで
いる。

細胞膜には「アラキドン酸」や「エイコサペンタエン酸」(EPA)が存在
する。

アラキドン酸はオメガ6系(n6系)の多価不飽和脂肪酸である。
一方、EPAはオメガ3系(n3系)の多価不飽和脂肪酸である。

細胞にある刺激が加わると脂肪酸が分離し、「プロスタグランジン」や
「ロイコトリエン」などの生理活性物質が産生される。
これらの生理活性物質はホルモンに近く、日常生活ではメーリングリストの
イメージである。


EPA(魚油)から産生されるプロスタグランジン(PGE3)の方が、
アラキドン酸(植物油)から産生されるプロスタグランジン(PGE2)
よりも、血管の収縮作用が弱い。
また、血小板凝集作用が弱く、血栓ができにくい。

EPAから産生されるロイコトリエンの方が、アラキドン酸から産生される
ロイコトリエンよりも、炎症作用が弱い。


EPAを多く摂り、アラキドン酸摂取を減らすことで、炎症作用が抑制でき
アレルギー疾患も軽減されると考えられている。

アトピー性皮膚炎は「ビオチン」やその他のビタミンとの関連も指摘されて
いるが、EPAを多く摂りアラキドン酸摂取を減らすことで改善できるケースも
ある。


[参照]
ビタミンの事典:日本ビタミン学会 
よくわかる栄養学の基本としくみ:秀和システム
Wikipedia

(横山歯科医院)




ヒアルロン酸とは(国立健康・栄養研究所情報センター)

[ヒアルロン酸とは]

(国立健康・栄養研究所情報センター)


<概要>
ヒアルロン酸は、眼の硝子体成分として発見された高分子多糖であり、粘性が
高く、動物の結合組織の成分である。
皮膚、腱、筋肉、軟骨、脳、血管などの組織中にも広範に分布している。
生体内では細胞接着や細胞の移動などを制御していることが知られている。

加齢とともに減少することから関節炎などに対する効果、美肌効果などが期待
されている。

俗に「関節痛を和らげる」「美肌効果がある」といわれているが、経口摂取に
よるヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。

ただし、外用で口腔粘膜の炎症の治療に、眼内注射で白内障治療の補助剤と
して、関節内投与で骨関節炎の治療に有効性が示唆されている。

安全性については、外用および非経口で適切に使用する場合はおそらく安全と
思われるが、経口摂取の安全性については信頼できる充分なデータがない。
特に妊娠中・授乳中の使用は避けるべきである。

関節内投与の副作用としてアレルギー反応が起こることがある。



<有効性>

(1)眼科
白内障治療の補助剤として、眼内注射はおそらく有効と思われる。
ヒアルロン酸は、この用途以外にも角膜移植、レンズ挿入、緑内障の
フィルタリング手術に対する使用がFDAにより認められている。

眼の外傷や網膜はく離に対してヒアルロン酸を眼内投与で用いている研究が
ある。
この効果については、さらなる科学的根拠の蓄積が必要である。


(2)関節
骨関節炎の治療に、関節内投与は有効性が示唆されている。
この用途はFDAで認められているにも関わらず、その効果にはバラツキが
ある。
主観的な関節のこわばりや痛みはヒアルロン酸治療によりやや改善されるが、
臨床的に有意でない場合もある。
長期使用による症状進行の遅延などについては不明である。

変形性膝関節症患者に対する有益性は不明である。
複数のシステマティック・レビュー(系統的な総説)からは、変形性膝関節症
患者に対するヒアルロン酸の関節内注射に、プラセボ注射を上回る有益性が
あるという明確な根拠は見出せなかった。


(3)口腔粘膜
口腔粘膜の炎症の治療に外用でおそらく有効と思われる。
この用途に対する口腔ゲルの使用は米国のFDAで認められている。


(4)皮膚
予備的な知見によると、火傷、外傷、皮膚潰瘍に対して外用で有効である
可能性があるという報告がある。
この効果については、さらなる科学的根拠の蓄積が必要である。

乾燥肌あるいは肌荒れで悩んでいる35名(試験群17名)を対象とした二重
盲検無作為化比較試験において、ヒアルロン酸を1日に120mg、4週間摂取
させたところ、血清中ヒアルロン酸濃度の上昇および肌の水分量の増加と、
顕微鏡的皮膚表面解析による肌のなめらかさやシワの改善効果が認められたと
いう報告がある。

乾燥肌傾向の成人女性38名(試験群13名、37.6±2.6歳)を対象とした二重
盲検無作為化プラセボ比較試験において、ヒアルロン酸50mg/日を8週間摂取
させたところ、角層水分量および医師による皮膚の乾燥所見に影響は認め
られなかったという報告がある。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail573.html  

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ヒアルロン酸とは(Wikipedia)

[ヒアルロン酸とは]

(Wikipedia)

ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種。


<経口摂取>
人体の水分維持に貢献しているヒアルロン酸だが、それを補うとして、
健康食品・サプリメントとしてヒアルロン酸の経口摂取を謳った商品が存在
するが、ヒアルロン酸の経口摂取によるヒトでの有効性については信頼できる
データは見当たらず、疑似科学の可能性がある。

ヒアルロン酸の基本構造はヘキスロン酸とヘキソサミンの連続であり、
それぞれのグリコシド結合はα1→3結合が大半であり、「アミラーゼ」に
よって分解される。
そのため、経口摂取によって軟骨やマトリックス組織に補充されるという
考えは生化学者の大半が否定する。
例えるなら「頭髪を食べれば毛が生え、脱毛症は治る」と言った類のもので
あり、幾多の研究が重ねられている育毛剤業界も震撼するほどの突飛な理論
展開であるとも言われている。

また、ヒアルロン酸は経口摂取の安全性についても実証されていない。



<アレルギー誘発物質>
近年ではヒアルロン酸はアレルギー物質の毒性を劇的に強めるアレルギー誘発
物質であるとする研究結果が世界各地の研究機関から一斉に発表されており、
厚生労働省もヒアルロン酸を含有したサプリメントの経口摂取のみならず、
なんらからのかたちでヒアルロン酸を取り扱い、無意識のうちに飛沫摂取を
してしまう可能性がある工場などにおいても厳重に注意するように呼びかけて
いる。



<物性>
極めて高分子量であり、分子量は100万以上になると言われている。

生体内では、関節、硝子体、皮膚、脳など広く生体内の細胞外マトリックスに
見られる。
とりわけ関節軟骨では、アグリカン、リンクタンパク質と非共有結合し
超高分子複合体を作って、軟骨の機能維持に極めて重要な役割をしている。

ある種の細菌も同様な構造を持つ糖鎖を合成している。

ヒアルロン酸は悪性胸膜中皮腫の腫瘍マーカーであり、胸水でのヒアルロン酸
の検出はこれを示唆する。
早老症において尿中ヒアルロン酸濃度が高くなる。



<生産・利用>
鶏冠、臍帯などから良質のヒアルロン酸が単離されるが、最近では乳酸菌や
連鎖球菌により大量生産される。

関節炎や角結膜上皮障害の治療薬、白内障・角膜移植手術時における前房
保持剤として利用するほか、過酸化水素水と混ぜ合わせたものをがんの放射線
治療の増感剤として用いたり、化粧品などに保湿成分として添加する。

また、ヒアルロン酸入り化粧水を利用したシャボン玉液がある。
これはヒアルロン酸の保水力や粘性の大きさに着目したもので、割れにくい
シャボン玉になる。
毛糸の手袋や軍手を使用すると、弾ませることができる。






歯科治療で血管炎「ヘノッホ・シェーンライン紫斑病」が治癒

[歯科治療で血管炎「ヘノッホ・シェーンライン紫斑病」が治癒]

(共同通信 2008年10月28日)
「歯科治療で血管炎が治癒 鼻炎も重要、病巣感染背景」



<小児期からのケアを>
小児の血管炎の一種で、再発や腎炎への進行が問題になる「ヘノッホ・
シェーンライン紫斑病」の多くのケースが、虫歯や根尖性歯周炎など歯科の
病気や、副鼻腔炎など耳鼻科の病気の治療によって治るとする研究結果が
まとまった。

背景には、細菌やウイルスによる炎症が離れたところに影響を及ぼす「病巣
感染」があるといい、病気を慢性化させないケアが小さいうちから重要な
ことを示している。
 


<アジアで高頻度>
研究の中心となった仙台赤十字病院(仙台市太白区)の永野千代子小児科
部長によると、「ヘノッホ・シェーンライン紫斑病」はアレルギーが絡んだ
原因不明の病気とされ、5〜6歳が発症のピーク。
患者には隆起した出血斑がみられるほか、関節の痛みや腹痛、腎炎を合併する
場合もある。
日本を含むアジアで頻度が高いという。


永野さんが病巣感染との関連に興味を持ったきっかけは、1999年に担当した
当時11歳の男児。
「血尿などがあり感染性の腎炎を疑ったが、虫歯だらけで口内の衛生状態が
非常に悪いことに気付き、歯科に診察を依頼した」という。
永久歯のうち13本が、歯髄にまで虫歯が及んで起きる根尖性歯周炎だと
分かり、抗生物質による腎炎の治療と並行して虫歯を治療した結果、血尿
などは治まった。
ところが、14歳の時に再び虫歯ができると、男児は血尿やタンパク尿も再発
した。
 


<70%で歯の病気>
そこで永野さんらは1999年以降、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病と診断
した40人について、歯科や耳鼻科と協力して背景に潜む病巣を検討した。
70%に当たる28人には虫歯や根尖性歯周炎があり、うち16人は副鼻腔炎や
中耳炎、扁桃炎なども合併していた。
一方、歯の病気はなかったものの副鼻腔炎だったのは5人で、うち1人は
扁桃炎を合併していた。

「虫歯や副鼻腔炎で細菌などの抗原に慢性的にさらされると、病巣感染の
主体と考えられる扁桃に障害が起き、免疫機能に異常が生じる。ヘノッホ・
シェーンライン紫斑病などはこうして発病したのでは」と永野さん。

治療は抗生物質を基本に、腹痛や関節痛のある患者にはステロイド剤も投与。
根尖性歯周炎は、乳歯の場合は抜歯することが多いが、永久歯に影響が及び
そうな場合などは抜かずに治療した。
このほか、患者全員と家族で口の中の洗浄や歯磨き、食事指導も実施した。
 


<早期に積極治療>
この結果、40人中31人で紫斑病はそのまま治癒。
9人は数カ月後に再発するなどしたが、扁桃の摘出やアデノイドの除去手術で
完治し、その後は1人も再発していないという。

「従来の紫斑病治療は安静を基本に、腹痛や関節痛がひどい場合は薬を
投与し、腎炎に至らないようにする保存的なもの。しかし、早期から病巣を
積極的に治療すれば病状は大きく改善する」
(永野さん)。

仙台赤十字病院の治療成績は腎炎発症率、再発率とも8%。諸外国はそれぞれ
40〜54%と15〜35%だといい、その差は大きい。


永野さんは「子どもの虫歯や副鼻腔炎などの感染症は大人に比べ治りはいい。
日本でも治療や予防に力を注ぎ、病巣感染を“上流”で食い止める努力をする
べきだ」と話している。
(共同通信 江頭建彦)

http://www.47news.jp/feature/medical/news/081028honki.html

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