[グルタミン酸ナトリウム]

(Wikipedia)


グルタミン酸ナトリウムの毒性というと、1968年に中華料理を食べた人が、
頭痛、歯痛、顔面の紅潮、体の痺れなどの症状を訴えた中華料理店症候群の
話が有名である。



<中華料理店症候群><グルタミン酸ナトリウム症候群>
中華料理店症候群あるいはグルタミン酸ナトリウム症候群とは頭痛、顔面
紅潮、発汗や顔面や唇の圧迫感などの症状から構成される症候群である。

俗にはグルタミン酸ナトリウム(MSG)が原因とされるが、一連の短期薬理
試験の結果からはMSGとは関連は否定されている。

症状のうち、稀であるが重篤なものとしては、喉の灼熱感、胸の痛み、動悸、
息切れなどがこの症候群の特徴として挙げられている。
大抵の場合は軽度の中華料理店症候群は後遺症は無く回復する。


日本では1972年に味付昆布にグルタミン酸ナトリウムを「増量剤」として
使用し、健康被害が起きた事故があった。
その症状は中華料理店症候群に似たものであった(頭痛、上半身感覚異常等)
が、問題の商品には、製品の25.92%~43.60%のグルタミン酸ナトリウムが
検出され「調味料としての一般的な使用」とは程遠いものであった。


中華料理店では、化学調味料を加える時お玉に一杯分もの量を一皿の料理に
使う場合がある。
しかし、グルタミン酸ナトリウムのうまみは耳かき一杯程度で十分感じる
ことができる。



<グルタミン酸ナトリウムと緑内障>
2002年に発表された弘前大学の大黒らの報告によると、高濃度のグルタミン
酸ナトリウムを摂取させたラットの目には障害が発生しやすいという。

大黒らによれば、このことは (グルタミン酸ナトリウムが欧米に比べて広く
使われている)アジアで緑内障が多い原因のひとつになっている可能性が
ある。

また、多量の遊離グルタミン酸を体内で処理できない特異体質者やアレルギー
・ぜんそく患者は、摂取すると体調や症状の悪化を招く恐れがあるため注意
しなければならない。