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生体とヨウ素

[ 生体とヨウ素]

(Wikipedia)


体内で甲状腺ホルモンを合成するのに必要なため、ヨウ素は人にとって必須
元素である。
人体に摂取、吸収されると、ヨウ素は血液中から甲状腺に集まり、蓄積
される。


海洋の中にある日本では食生活の中で海藻などから自然にヨウ素の摂取が
行われるが、大陸の中央部ではヨウ素を摂取する機会がほとんどないので、
ヨード欠乏症による甲状腺異常が多く発生した。


アメリカではFDAの規定により食塩の中に一定量のNaIが混入させてある。

また、モンゴルでは日本からの援助で国民にヨウ素剤を服用させた結果、
甲状腺異常の患者を激減させた。
中国では食塩にヨードの添加を義務付けている。
また、日本ではヨードを含有することをうたった鶏卵が売られている。


逆にヨード制限食を必要とする際には、昆布などの摂取を控えなくてはなら
ない。


同位元素による甲状腺シンチグラムには、123-Iなどを用いる。


チェルノブイリ原子力発電所の事故では、核分裂生成物の131-Iが多量に放出
されたが、これが甲状腺に蓄積したため、住民に甲状腺ガンが多発した。

放射能汚染が起きた場合、放射性でないヨウ素の大量摂取により、あらかじめ
甲状腺をヨウ素で飽和させる防護策が必要である。

そのため、日本は国民保護法に基づく国民の保護に関する基本指針により、
核攻撃等の武力攻撃が発生した場合に、武力攻撃事態等対策本部長又は
都道府県知事が、安定ヨウ素剤を服用する時期を指示することになっている。

なお、独立行政法人放射線医学総合研究所は、たとえヨウ素を含んでいても
うがい薬や消毒剤など、内服薬でないものは「安定ヨウ素剤」の代わりに
飲んだりしないようにとしている。









ブロムワレリル尿素

[ブロムワレリル尿素]

(Wikipedia)


<自殺に用いた著名人>
自殺目的などで大量服用し急性中毒を引き起こす場合があるが、致死性は
低い。

しかし、小説家・芥川龍之介は1927年に「カルモチン」で自殺を完遂した。

服毒自殺をした詩人・金子みすゞは「カルチモン」を使用したといわれて
いる。

作家・太宰治も「カルモチン」で何度も心中未遂をしている。

漫画家・つげ義春は1962年に「ブロバリン」を用いて自殺を図ったが、
知人に見つかり未遂に終わっている。

また、愛のコリーダのモデルとなった阿部定事件でも死んだ石田吉蔵が服用
している。



<概要>
ブロムワレリル尿素は、催眠鎮静効果のある化合物のひとつ。

欧米では「ブロミソバル」などの名で用いられる。


商品名としては、
  「ブロバリン」(Brovarin、日本新薬)
  「リスロンS」(佐藤製薬)
  「カルモチン」(武田薬品工業・販売中止)
がある。

現在市販され、ブロムワレリル尿素を含有する鎮静剤には、「ウット」
(WUTT、伊丹製薬、アリルイソプロピアルアセチル尿素などとの配合剤)が
ある。


また、鎮静作用から市販の鎮痛剤にも配合される。


かつてはバルビツール酸系より中毒になり難い事などから良く用いられたが、
ベンゾジアゼピンの登場により廃れ、現在では医療用としては殆ど用いられ
ない。







金子みすゞ:小学校の国語教科書に採用

[金子みすゞ]

(Wikipedia)


<忘却と再発見>
金子みすゞの詩は長らく忘れられていたが、岩波文庫『日本童謡集』の
「大漁」を読んだ児童文学者の矢崎節夫らの努力で遺稿集が発掘され、
1984年に出版されるや、瞬く間に有名になった。

現在では代表作「わたしと小鳥とすずと」が小学校の国語教科書に採用されて
いる。

東京大学の国語の入試問題に採用された作品もある。

また、このことをきっかけに地元長門でもみすゞの再評価が行われることと
なり、みすゞの生誕100年目にあたる2003年4月11日には生家跡に金子みすゞ
記念館が開館。
みすゞが少女期を過ごした家を復元すると共に、直筆の詩作のメモなどが展示
されている。



<音楽化と詩の広まり>
2006年12月には「わたしと小鳥と鈴と」の詩に、作曲家の杉本竜一が曲を
作り、テノール歌手新垣勉がアルバム「日本を歌う」内で発表している。
この楽曲は、その年のNHK「みんなのうた」でも放送された。

数々のヒット歌謡の作曲家である浜圭介は、盟友大津あきらの墓所を訪れた
ことをきっかけにみすゞを知り、その壮大な世界観をフルオーケストラで表現
したいと、8編に作曲。
編曲・服部隆之、指揮・佐渡裕、演奏・新日本フィルハーモニー交響楽団、
テノール・佐野成宏、ソプラノ・佐藤しのぶという豪華メンバーでの
レコーディングを経て、CD「みすゞのうた―金子みすゞmeets浜圭介」
(エイベックス・クラシックス)をリリースしている。



<概略>
金子 みすゞ(1903年/明治36年4月11日〜1930年(昭和5年)3月10日)
は、大正時代末期からn昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。
本名、金子テル。

大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの
詩を綴ったとされる。


1926年(大正15年)、叔父松蔵の経営する書店・上山文英堂の番頭格の
男性と結婚し、娘を1人もうける。

しかし、夫は正祐との不仲から、次第に叔父に冷遇されるようになり、女性
問題を原因に上山文英堂を追われることとなる。
みすゞは夫に従ったものの、自暴自棄になった夫の放蕩は収まらず、後ろ
めたさからかみすゞに詩の投稿、詩人仲間との文通を禁じた。

さらにみすゞに淋病を感染させるなどした事から1930年(昭和5年)2月に
正式な離婚が決まったが、手続き上は成立していない。

みすゞは、せめて娘を手元で育てたいと要求し、夫も1度は受け入れたが、
すぐに考えを翻し、娘の親権を強硬に要求。

夫への抵抗心から同年3月10日、みすゞは、娘を自分の母に託すことを懇願
する遺書を遺し服毒自殺する。
矢崎節夫著の『金子みすヾ童謡集』によれば「カルモチン」を服用したと
される。














常染色体トリソミー

[常染色体トリソミー]

(Wikipedia)


ある常染色体にトリソミーが起きると、その染色体が担当する物質産生などが
通常の1.5倍になって致命的な影響を及ぼし、生きて生まれた場合でも知的
障害や奇形などの多くの障害を持つことになる。

常染色体の完全なトリソミーは13番染色体、18番染色体、21番染色体の
3種類以外はごくまれにしか存在しない。

この理由は、他の常染色体にはより重要な遺伝情報が多いため、トリソミーは
致死的となり早期に流産するためである。
染色体のサイズが大きい方から染色体番号は振られているので、染色体番号が
若い程重症になる。


<21トリソミー>
いわゆるダウン症候群。


<18トリソミー>
女児に多い(男児は流産する場合が多いため)。
18番染色体が過剰であるために引き起こされる重度の先天性障害。

口唇裂、口蓋裂、握ったままの手、耳の位置が低いなど多くの奇形および
重度の知的障害があり、また先天性心疾患がほぼ必発。
先天性心疾患は心室中隔欠損症、心内膜床欠損症などのほか、単心室、
総肺静脈還流異常症など、きわめて重篤な場合も少なくない。
生後1年以内に90%が死亡するが、先天性心疾患の重症度は生命予後に特に
重要な影響を及ぼす。

発見者の名前を取りエドワーズ症候群とも呼ばれる。


<13トリソミー>
女児に多い(男児は流産する場合が多いため)。
13番染色体が過剰であるために引き起こされる重度の先天性障害。

口唇裂、口蓋裂、無眼球、小眼球など多くの奇形および重度の知的障害が
あり、生後1年以内に90%が死亡。
発見者の名前を取りパトー(プット、ペイトー)症候群とも呼ばれる。

海外に30歳を超えた人が存在する。   






骨髄移植とは

[骨髄移植/骨髄バンク]

(Wikipedia)


<レシピエントの手術手順>
移植に先立って、患者の造血組織及び腫瘍化した細胞を根絶するため、
致死量を超える大量の抗がん剤投与及び放射線照射が行われる。
これを前処置といい、患者の造血機能を完全に破壊する為、その後必ず移植を
行わないと患者は死亡してしまう。

その上で、ドナーの骨髄液(造血幹細胞)を静脈から注入する。
移植といっても、外科手術的操作は行わない。

順調にいけば2週間ほどで輸注したドナーの造血幹細胞が生着し正常な血液を
造り出すようになる。



<ドナーの選出>
登録後、移植希望患者とHLA型が適合すると、ドナー候補者として選ばれた
ことを知らせる書類が骨髄移植推進財団(日本骨髄バンク)から郵送される。
登録者自身の提供意思及び家族の意向・健康状態や骨髄提供へ向けた日程
などについてのアンケートを返送後、意志・意向と提供条件が整っていれば、
病院でコーディネーターや医師と面談があり、詳しい説明と問診・採血を
行う。
検査結果に問題がない複数候補の中でもっとも提供者として適していると
患者側の主治医が判断したドナー候補が最終的なドナー候補として選ばれる。

最終的なドナー候補者に選ばれると、ドナー候補者本人とその家族および
弁護士が出席した上で最終同意の確認が行われる。
この段階まではいつでも提供を取り消すことができるが、最終同意書に同意
した後は取り消すことができなくなる。
最終同意書が締結されると、病んだ骨髄細胞をドナーの骨髄細胞に置き換える
ためにレシピエント(骨髄を受け取る側の移植受容患者)の骨髄細胞は
放射線や薬品で全て破壊されるので、最終同意後にドナーが移植を拒否
すると、移植を予定していた患者は生命を保てないためである。



<提供手術>
骨髄は、大量の骨髄があり採取しやすい腸骨(骨盤の1番大きな平たい左右
一対の骨である)から採取する。
腸骨の背中側のウエストより少し下の部分に、ボールペンの芯の太さ程度の
採取針を穿刺して骨髄液を吸引し、全身麻酔下で行われる。
採取する骨髄液の量は、レシピエントの体重キログラムあたり15ミリリットル
が目標となる。
一方でドナーから採取できる上限はドナーの体重およびヘモグロビン量などに
よって決定され、この上限を超えない範囲で出来るだけレシピエントの
希望量に近くなるようにする。
ヘモグロビンが十分ある場合、ドナーの体重1kg あたり20ml程度が上限と
なる。
このためドナーの体重は、ある程度レシピエントより少くてもよいが、
少なすぎる場合はレシピエントにとって骨髄液の量が不十分となる。
ドナー候補が複数いたとして採取量を取るか適合性を取るかといったことは
レシピエント側の判断であるが、いずれにせよ骨髄バンクを介した移植では
ドナーの安全が最優先されるので上記の採取量上限を超えることはない。

骨髄採取によりドナーが貧血に陥らないために、ドナー自身の血液を事前に
採取保存しておき、採取当日返血する。
提供のための手術は1~3時間かかり、4日~1週間程度の入院が必要に
なる。
稀ではあるが入院期間は手術の予後が不良である場合などには1週間以上に
長引く場合もある。

骨髄採取や麻酔に伴う合併症として、一過性のものとして発熱や吐き気、
頭痛、気管チューブを抜いた後ののどの痛みや、尿道カテーテルを入れた
ことによる尿道の痛み、吐き気、37~38度程度の発熱や血圧低下や不整脈
などが報告されている(いずれの場合も時間の経過と共に回復している)。

採取部分の痛みは個人差があり1~7日残ったという提供者が多い。
針を刺した部分の化膿や出血があることもある。


<ドナーの後遺障害等の危険性と保障>
後遺障害の発生は確率的には低いもののゼロではない。
骨髄提供後に血腫ができたり、知覚障害や痺れ・痛みが残存するなど手術後
ドナーに後遺症が残るケースが報告されている。

また、過去に海外で3件(血縁者間2例、非血縁者間1例)、日本で1件
(血縁者間)のドナーの死亡事例が報告されている。
ただし日本の1件は骨髄バンクを介さない血縁者間で行われたものであり、
日本骨髄バンクが関与した11,997件の移植の中に死亡事例は無い(2010年
7月末現在)。

移植医療全てにいえることであるが、ドナーの協力や家族などの理解が
無ければ成り立たない医療であるのでドナーの安全は最優先に考慮されるが、
医療行為である以上リスクがないとは言いきれない。

ドナーにはレシピエントの保険料負担により加入する骨髄バンク団体障害
保険があり、適用されれば300万円~1億円の補償金あるいは入通院給付金が
支払われる。
日本骨髄バンクが関与した約1万2,000件の移植の中で、骨髄バンク団体障害
保険の適用事例(C型肝炎、神経障害、骨膜損傷、ヘルニア、咽頭肉芽腫、
腎炎、骨膜障害等々)は109件(2010年3月末現在)あるが、時間の経過と
ともにほとんどの事例が回復している。


<日本のドナー死亡例について>
日本では、骨髄バンクを介さない血縁者間で行われた移植でドナーの死亡
事例が1件あるが、原因は腰椎麻酔の合併症によるものである。
日本骨髄バンクでは骨髄採取は原則として全身麻酔下でおこなわれるので、
腰椎麻酔は原則として行われない。


<ドナー側の負担>
手術から入退院までの費用もドナーには一切かからないが、提供によって休業
しても休業補償はなく、またドナーが入院することによって発生する可能性の
ある、家族の介護、子どもの保育、家族の交通・食事等のドナー本人以外への
費用・労力発生には補助は無い。


<骨髄バンクの課題>
現状ではHLA型が適合したドナーが最終同意前に提供を断るケースが少なく
ない。
原因として、以下のことが挙げられる。
1. 家族から反対されたなど、周囲の理解が得られない
2. 仕事を休みにくく、休業補償がない
3. 後遺症が残存する可能性がある
4. 家族の介護、子どもの保育、家族の交通・食事等のドナー本人以外への
   費用や労力負担について補助が無い
5. 全身麻酔による手術を行うため、行われる処置が全身麻酔を経験した
   ことのないドナーに関しては予想以上に大がかりに感じられる。

ドナーは手術のみならず、周囲の説得や時間の調整などの負担を強いられる。
確認検査や健康診断、最終同意面談も、原則として財団指定の採取病院での
実施となり、主に平日のみの対応となる。
骨髄バンクはドナーや勤務先などに対し協力を求める姿勢をとっているが、
ドナーの負担を軽くするような検討は今のところなされていない。

原則的に、ドナーとレシピエントはそれぞれ異なる医療施設を利用する。
ドナー側の事前の各種検査および手術は、ドナーの居住地に近い医療施設にて
行われる。
採取された骨髄液は速やかにレシピエントのもとへと輸送されるが、事故に
より到着しない恐れもある。
2002年には骨髄バックの破損により、提供された骨髄液を流出させる事故が
起こった。


<個人情報の取り扱いについて>
骨髄バンクのドナー登録は、中央骨髄データセンターに対して行うもので
あり、骨髄バンクが管理しているわけではない。
したがって、ドナー登録を取り消しした場合でも、骨髄バンクが所持している
個人情報は削除されない。
また、取り消し後も提供したドナーに対して、ドナーリンパ球輸注療法
(DLI)の協力依頼や患者からの手紙が届く可能性がある。

提供後に住所が変わってしまったために、旧住所に郵便物が届けられ、個人
情報漏洩となったケースも存在する。


<コーディネーターの対応について>
一部の心ないコーディネーターにより、ドナーやその家族とトラブルになる
ケースが発生している。

家族は、ドナーが骨髄を提供することについて快く感じないことが多く、
それらの気持ちに配慮出来ないコーディネーター側の対応が、結果として
家族の顰蹙を買い、コーディネート終了となる場合もある。

また、提供後の健康診断を受診するようにと、ドナーに対して頻繁に電話で
催促したり、場合よっては「昼休みを使って病院まで来てほしい」、「有給や
フレックスを使って時間を作れないか」などの対応がなされる場合もある。
ドナーは、仕事の都合などでなかなか時間を作れない事が多く、最終的に
術後検診を受診出来ないまま、コーディネートが打ち切られてしまうケースも
多々見受けられる。


<過去に起こった問題事例>
ヘモグロビン濃度が基準を下回るドナーが、チェックミスにより検査をすり
抜け、自己血採血を済ませ、さらに、採取直前までいったものの、最終的に
採取は中止されたといった事例があった。

骨髄提供手術のための入院の際に、院内感染によってC型肝炎を発症し、
職場復帰に数か月を要した事例があった。

2007年3月、ドナー登録者データの登録作業の際に誤って別人のHLA型を
入力するミスがあった。

2009年4月骨髄液採取キットの製造メーカー変更の際、製品仕様の違いに
よりのフィルター部分のろ過未完了の骨髄液(約400mL)を過小算出し、
その分がドナーから過量採取となった事例が1例発生した。
該当ドナーに健康被害は発生しなかったものの、同件について同月中に採取
担当医師各位宛に骨髄移植推進財団から緊急安全情報が通達された。

骨髄バンクの元総務部長が、常務理事(当時)のパワハラやセクハラを理事長
宛てに報告したところ解雇され、東京地裁に訴えをおこした。
裁判所は、元総務部長の訴えをほぼ全面的に認め、骨髄バンクに対し、解雇の
無効とその間の賃金、及び慰謝料50万円の支払いを命じた。
なお、本件については東京高等裁判所にて和解し解決している。

ドナーに対して、骨髄採取時の全身麻酔後に実施する気管挿管について、
訓練と称して救急救命士に実施させていたことが発覚した。
麻酔科医が、手術前にドナーの病室を訪れ、救命士のモルモットになるよう
ドナーに説明を行い、同意書にサインをもとめていた。
なお、本件について担当主治医や骨髄バンクは認識しておらず、ドナーからの
報告で事実が明るみに出た。
日本麻酔科学会から、「バンクドナーを対象とした、救急救命士による気管
挿管の実習は容認できない。」との回答を受け、骨髄バンクは各採取施設の
麻酔科医及び責任医師宛に通達した。





骨髄移植の問題事例

[骨髄移植の問題事例]

(Wikipedia)


<過去に起こった問題事例>
ドナーに対して、骨髄採取時の全身麻酔後に実施する気管挿管について、
訓練と称して救急救命士に実施させていたことが発覚した。
麻酔科医が、手術前にドナーの病室を訪れ、救命士のモルモットになるよう
ドナーに説明を行い、同意書にサインをもとめていた。
なお、本件について担当主治医や骨髄バンクは認識しておらず、ドナーからの
報告で事実が明るみに出た。
日本麻酔科学会から、「バンクドナーを対象とした、救急救命士による気管
挿管の実習は容認できない。」との回答を受け、骨髄バンクは各採取施設の
麻酔科医及び責任医師宛に通達した。


ヘモグロビン濃度が基準を下回るドナーが、チェックミスにより検査をすり
抜け、自己血採血を済ませ、さらに、採取直前までいったものの、最終的に
採取は中止されたといった事例があった。

骨髄提供手術のための入院の際に、院内感染によってC型肝炎を発症し、
職場復帰に数か月を要した事例があった。

2007年3月、ドナー登録者データの登録作業の際に誤って別人のHLA型を
入力するミスがあった。

2009年4月骨髄液採取キットの製造メーカー変更の際、製品仕様の違いに
よりのフィルター部分のろ過未完了の骨髄液(約400mL)を過小算出し、
その分がドナーから過量採取となった事例が1例発生した。
該当ドナーに健康被害は発生しなかったものの、同件について同月中に採取
担当医師各位宛に骨髄移植推進財団から緊急安全情報が通達された。

骨髄バンクの元総務部長が、常務理事(当時)のパワハラやセクハラを理事長
宛てに報告したところ解雇され、東京地裁に訴えをおこした。
裁判所は、元総務部長の訴えをほぼ全面的に認め、骨髄バンクに対し、解雇の
無効とその間の賃金、及び慰謝料50万円の支払いを命じた。
なお、本件については東京高等裁判所にて和解し解決している。



<個人情報の取り扱いについて>
骨髄バンクのドナー登録は、中央骨髄データセンターに対して行うもので
あり、骨髄バンクが管理しているわけではない。
したがって、ドナー登録を取り消しした場合でも、骨髄バンクが所持している
個人情報は削除されない。
また、取り消し後も提供したドナーに対して、ドナーリンパ球輸注療法
(DLI)の協力依頼や患者からの手紙が届く可能性がある。

提供後に住所が変わってしまったために、旧住所に郵便物が届けられ、個人
情報漏洩となったケースも存在する。



<コーディネーターの対応について>
一部の心ないコーディネーターにより、ドナーやその家族とトラブルになる
ケースが発生している。

家族は、ドナーが骨髄を提供することについて快く感じないことが多く、
それらの気持ちに配慮出来ないコーディネーター側の対応が、結果として
家族の顰蹙を買い、コーディネート終了となる場合もある。

また、提供後の健康診断を受診するようにと、ドナーに対して頻繁に電話で
催促したり、場合よっては「昼休みを使って病院まで来てほしい」、「有給や
フレックスを使って時間を作れないか」などの対応がなされる場合もある。
ドナーは、仕事の都合などでなかなか時間を作れない事が多く、最終的に
術後検診を受診出来ないまま、コーディネートが打ち切られてしまうケースも
多々見受けられる。





チョコレートアレルギーと金属アレルギーとバレンタインデー症候群

[チョコレートアレルギー]

(Wikipedia)


チョコレートアレルギーとは、チョコレート(カカオ)を食べることによって
起こるアレルギー症状をいう。
チョコレートの原材料であるカカオからカカオアレルギー、カカオマス
アレルギーとも呼ばれている。

チョコレートおよびカカオ主原料食品には、チラミンと呼ばれる血管浮腫
物質が含まれており、これに起因するとされている。

また、カカオにはニッケルも含まれている為、これに対してアレルギー体質を
持つ人は症状が出る。

症状は、下痢、嘔吐、鼻血、腹痛、痙攣など様々である。
アナフィラキシーショックを起こす場合もあり、日本で死亡例も報告されて
いる。

今までチョコレートを食べても何の症状も出ていなかった人でも、ある日
突然にアレルギー症状が出ることもある。

カカオアレルギーとニッケルアレルギーは別のものであり、チョコレートを
食べてアレルギーを起こす人が必ずしもニッケルアレルギーを有するという
わけではない。

近年では、カカオの代わりにキャロブ(イナゴマメ)を用いて作った、一種の
代用チョコレートも販売されており、注目されている。

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[バレンタインデー症候群]

(Wikipedia)


2月14日のバレンタインデーの日の直後にチョコレートアレルギー症状を
持って医師の診察を受けに来る人を「バレンタインデー症候群」と呼ぶことが
ある。

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頸肩腕症候群とは

[頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)]

(Wikipedia)


目の痛みや疲れ、風邪や花粉症などによる鼻の異常、虫歯や歯周病などが、
引き金になったり症状を増長させたりすることもある。



広義の頸肩腕症候群は、首(頸部)から肩・腕・背部などにかけての痛み・
異常感覚(しびれ感など)を訴える全ての症例を含む。

この中で、他の整形外科的疾患(たとえば変形性頸椎症、頸椎椎間板
ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除外した、検査などで病因が確定できない
ものを(狭義の)頸肩腕症候群と呼ぶ。

狭義の頸肩腕症候群は座業労働やストレスを原因とする場合が多い。
かつてキーパンチャー病と呼ばれたものもこの一種であり、現在OA病
あるいはパソコン症候群と呼ばれる一連の症状もこの範疇に入る。
若年層から起こり、男性より女性のほうがかかりやすいとされている。



頸肩腕症候群首筋は、肩腕症候群、頸腕症候群などともいう。




アラキドン酸とは

[アラキドン酸]

(Wikipedia)

アラキドン酸は、不飽和脂肪酸のひとつ。
ω-6脂肪酸に分類される。

細胞膜中のリン脂質として存在し、なかでも脳に多く含まれる。


アラキドン酸はほとんどの哺乳類にとって必須脂肪酸であると考えられて
いる。
アラキドン酸は植物にはほとんど含まれない。
主に肉、卵、魚、母乳などに含まれており、欧米など諸外国では乳児用調製乳
にも添加されている。

アラキドン酸はリノール酸を原料として体内で合成されるが、種によっては
この機能が十分でないため必要な量を生産することができないか、あるいは
全く生産する機能を持たない。
自ら十分な量を生産できない動物(ネコなど)は他の動物の捕食によって摂取
する必要がある。


アラキドン酸はホスホリパーゼA2によってリン脂質から遊離し、ここから
  ・プロスタグランジン
  ・トロンボキサン
  ・ロイコトリエン
など、一連のエイコサノイドがつくられる。
また細胞間のシグナル伝達におけるセカンドメッセンジャーとして働く。
これらの生合成過程や体内での作用はアラキドン酸カスケードと呼ばれる。





ペストとは

[ペスト]

(Wikipedia)


ペストは、人間の体にペスト菌が入ることにより発症する病気。
日本では感染症法により1類感染症に指定されている。

ペストは元々齧歯類(特にクマネズミ)に流行する病気で、人間に先立って
ネズミなどの間に流行が見られることが多い。
菌を保有したネズミの血を吸ったノミ(特にケオプスネズミノミ)に人が血を
吸われた時にその刺し口から菌が侵入したり、感染者の血痰などに含まれる
菌を吸い込む事で感染する。
人間、齧歯類以外に猿、兎、猫などにも感染する。

かつては高い致死性を持っていた事や罹患すると皮膚が黒くなる事から
「黒死病」と呼ばれ、恐れられた。
14世紀のヨーロッパではペストの大流行により、全人口の3割が命を
落とした。



<ペストと魔女狩りの関係>
中世ヨーロッパでは、魔女狩りによって、魔女の手先だとされていた猫を大量
虐殺した。
そのためにネズミが大発生し、ネズミによって運ばれたペスト菌によって
ペストが大流行してしまったという説がある。
しかし、これは誤りである。
魔女狩りは、中世ではなく、近世17世紀の事件である。

これは伝統的に避妊、堕胎、嬰児殺しの専門的知識を有し、民衆に対して
実践していた産婆を徹底弾圧することを狙いとし、彼女たちを魔女として
排斥しようとした、とするものである。[要出典]



<北里柴三郎>
北里柴三郎は1894年(明治27年)に、ペストの蔓延していた香港に、
政府より派遣され、病原菌であるペスト菌を発見した。


2004年に英国で出版された「黒死病の再来」という本によると、当時の
黒死病は腺ペストではなく出血熱ウイルス(エボラのような)だったという。
北里柴三郎の研究により抗血清でペスト等を治す方法はできたがエボラは
有効な治し方は無くいまだに脅威があるといえる。


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